昭和54年に建設省に入省した同期の会、“ひつじの会”の年に一度の会合が昨日、東京の赤坂で行われ、参加しました。
昨年、幹事さんの要請で久しぶりに出席しましたが、出張の用事もあって今回は2年連続の参加となりました。
今日早速、その時の写真が送られてきましたが、髪の毛が白くなったりなくなったりしている姿をあらためて拝見すると、月日の流れを感じます。
我々の年代は出世したものが多く、事務次官が2人、技監が1人、局長クラスも多く出ています。
そして、参院議員が1人、今度県知事に出るのもいて、なかなかの活躍ぶりです。
蛇足ですが、国会議員選に出て敗れたのが私も含めて2人ということです。
この会はなぜ“ひつじの会”かという疑問が多く寄せられましたが、スタートしたのがひつじの年だったようです。
現役であれば、我々修士を出たものが午年、学部卒が申年なのになぜかということだったようです。
2時間の会があっという間に過ぎ、次回も元気で会おうということで散開になりました。
東京は、街の片隅には雪がまだ残っていて、都市機能がマヒしたあの先日の大雪の名残が残っていました。
2018年01月30日
2018年01月28日
航空ビジネスの進化
佐賀空港は、オスプレイの導入に対して県としての方向がまだ見いだされていないようですが、私が担当していた時と比べて羽田便の増便、成田便の就航、LCCの発着と活気が出てきました。
伸びている九州のインバウンドに佐賀空港が貢献していることは間違いありません。
後は、那覇空港への貨物便の就航が実現して、那覇ハブ機能を利用したアジアへの展開が図られると農業県佐賀の強みが発揮されそうです。
今後の航空ビジネスをにらんだ佐賀空港の在り方の中で、オスプレイを考えてほしいものです。
海外では、プライベートジェットを使って空港の混雑回避や、次世代の超音速旅客機の開発も進んでいるようで、航空ビジネスが進化しています。
アメリカでは、テロ対策が厳しいようで、保安検査が結構大変で、靴を脱がされたりして時間がかかると言われています。
さらに最近は景気回復の影響もあり混雑が激しく、乗客の不満も高まっていましたが、そうした中、少しでも早く目的地に着きたいという人々のニーズをとらえたビジネスが動き出しています。
カリフォルニア州のハリウッド近くの空港で、格納庫にあるプライベートジェットを利用し、待合室から機体まではわずかな距離で、15分前までに到着すれば出発に間に合います。
煩雑な搭乗手続きがなく、出発直前に乗り込めるのが魅力で、運賃は大手航空会社のエコノミークラスと同じ程度です。
なぜそんなことが実現できるのかというと、普段、待機していることが多いプライベートジェットを使うことで、運賃を抑えることができるといいます。
もう一つの話題は、もっと早く目的地に着くことができないかということで、超音速旅客機の開発に取り組むベンチャー企業があります。
日本航空も出資したことで一気に注目が集まっています。
目標とする巡航速度はマッハ2.2(時速2,335キロメートル)で、実用化すれば11時間かかる東京―サンフランシスコ間のフライトが5時間半に短縮され、それでいて、運賃は今のビジネスクラス程度に抑えるといいます。
航空ビジネスも大きく変わりそうです。
伸びている九州のインバウンドに佐賀空港が貢献していることは間違いありません。
後は、那覇空港への貨物便の就航が実現して、那覇ハブ機能を利用したアジアへの展開が図られると農業県佐賀の強みが発揮されそうです。
今後の航空ビジネスをにらんだ佐賀空港の在り方の中で、オスプレイを考えてほしいものです。
海外では、プライベートジェットを使って空港の混雑回避や、次世代の超音速旅客機の開発も進んでいるようで、航空ビジネスが進化しています。
アメリカでは、テロ対策が厳しいようで、保安検査が結構大変で、靴を脱がされたりして時間がかかると言われています。
さらに最近は景気回復の影響もあり混雑が激しく、乗客の不満も高まっていましたが、そうした中、少しでも早く目的地に着きたいという人々のニーズをとらえたビジネスが動き出しています。
カリフォルニア州のハリウッド近くの空港で、格納庫にあるプライベートジェットを利用し、待合室から機体まではわずかな距離で、15分前までに到着すれば出発に間に合います。
煩雑な搭乗手続きがなく、出発直前に乗り込めるのが魅力で、運賃は大手航空会社のエコノミークラスと同じ程度です。
なぜそんなことが実現できるのかというと、普段、待機していることが多いプライベートジェットを使うことで、運賃を抑えることができるといいます。
もう一つの話題は、もっと早く目的地に着くことができないかということで、超音速旅客機の開発に取り組むベンチャー企業があります。
日本航空も出資したことで一気に注目が集まっています。
目標とする巡航速度はマッハ2.2(時速2,335キロメートル)で、実用化すれば11時間かかる東京―サンフランシスコ間のフライトが5時間半に短縮され、それでいて、運賃は今のビジネスクラス程度に抑えるといいます。
航空ビジネスも大きく変わりそうです。
2018年01月27日
権力の集中
中国は14年ぶりに憲法を改正し、「習近平思想」を書き込むといいます。
中国では共産党が事実上の一党独裁体制を敷き、国家のあり方も決めます。
まず共産党大会で「習近平思想」を党規約に盛り込みましたから、後に改憲に動くのはこのためです。
共産党規約に続き憲法にも個人名が入るのは、建国の指導者の毛沢東、「改革・開放」政策で経済成長に導いたケ小平に続き3人目です。
最近、中国発のニュースで伝えられる人工知能(AI)やインターネットを駆使した監視システム天網工程には、驚きを超えて恐ろしさを感じます。
14億人の身分証などを中心としたデータベースと、全国各地の2千万台もの街頭カメラがその根幹をなしています。
人を識別する機能で、信号無視といった違反の取り締まりや犯罪者の摘発に威力を発揮するそうで、それだけでなく、スマートフォンの位置情報や買い物の履歴から、市民の日常もつかめるようになるようです。
国民は共産党の監視の中に置かれ、空恐ろしくなります。
習近平国家主席の思想を憲法に書き込む方針と合わせて考えると、この事態は表向きの理由と正反対のように感じます。
政権にたてつく人物や予備軍をマークする目的が見え隠れします。
ネットでの検閲対象語「敏感詞」も増加の一途といいます。
世界第2位の経済大国で習近平国家主席への権力集中が一段と進む中国のこの事態が、アジアと世界にどのような影響を及ぼすのか心配です。
中国では共産党が事実上の一党独裁体制を敷き、国家のあり方も決めます。
まず共産党大会で「習近平思想」を党規約に盛り込みましたから、後に改憲に動くのはこのためです。
共産党規約に続き憲法にも個人名が入るのは、建国の指導者の毛沢東、「改革・開放」政策で経済成長に導いたケ小平に続き3人目です。
最近、中国発のニュースで伝えられる人工知能(AI)やインターネットを駆使した監視システム天網工程には、驚きを超えて恐ろしさを感じます。
14億人の身分証などを中心としたデータベースと、全国各地の2千万台もの街頭カメラがその根幹をなしています。
人を識別する機能で、信号無視といった違反の取り締まりや犯罪者の摘発に威力を発揮するそうで、それだけでなく、スマートフォンの位置情報や買い物の履歴から、市民の日常もつかめるようになるようです。
国民は共産党の監視の中に置かれ、空恐ろしくなります。
習近平国家主席の思想を憲法に書き込む方針と合わせて考えると、この事態は表向きの理由と正反対のように感じます。
政権にたてつく人物や予備軍をマークする目的が見え隠れします。
ネットでの検閲対象語「敏感詞」も増加の一途といいます。
世界第2位の経済大国で習近平国家主席への権力集中が一段と進む中国のこの事態が、アジアと世界にどのような影響を及ぼすのか心配です。
2018年01月26日
大寒波、インフラ凍る
今朝のニュースで、首都高速道路会社の社長の会見映像が流れていました。
何か不祥事が起きたのかと目を凝らしていると、通行止めや山手トンネルでの長時間の立ち往生で、対応の不備に対する謝罪でした。
路肩が狭く雪を寄せられないという首都高特有の構造的な問題があって除雪作業が遅れたようですが、一時は7割が通行止めとなり、首都圏の生活をマヒさせたようです。
今週、都心に約4年ぶりの大雪警報が出るなど、日本列島を襲った寒波は生活に欠かせないインフラをも凍らせました。
この首都高のトラブルに加えて、電力も寒波対応に追われたようです。
寒波襲来による電力需給のひっ迫を受け、東京電力が「ネガワット取引」という新手を繰り出しました。
これは、コストを抑制しつつ、ピーク時の電力需給を安定させる仕組みとして政府の肝いりで準備してきたもので、東電としては初めての取り組みです。
ネガワット取引とは、東電が必要と判断した段階で電力使用を減らしてもらう契約を事前に工場などの需要家と結んでいて、非常事態対応を受け入れることに対する基本料金と、実際に節電した場合の謝礼の2段階で対
価を払うものです。
ネガワットは欧州では活用が広がっているようで、日本では昨秋の九州電力での発動に加えて、東電が今回初めて行ったということです。
今年一番の寒気は、インフラの機能にいろいろと影響を与えたようです。
何か不祥事が起きたのかと目を凝らしていると、通行止めや山手トンネルでの長時間の立ち往生で、対応の不備に対する謝罪でした。
路肩が狭く雪を寄せられないという首都高特有の構造的な問題があって除雪作業が遅れたようですが、一時は7割が通行止めとなり、首都圏の生活をマヒさせたようです。
今週、都心に約4年ぶりの大雪警報が出るなど、日本列島を襲った寒波は生活に欠かせないインフラをも凍らせました。
この首都高のトラブルに加えて、電力も寒波対応に追われたようです。
寒波襲来による電力需給のひっ迫を受け、東京電力が「ネガワット取引」という新手を繰り出しました。
これは、コストを抑制しつつ、ピーク時の電力需給を安定させる仕組みとして政府の肝いりで準備してきたもので、東電としては初めての取り組みです。
ネガワット取引とは、東電が必要と判断した段階で電力使用を減らしてもらう契約を事前に工場などの需要家と結んでいて、非常事態対応を受け入れることに対する基本料金と、実際に節電した場合の謝礼の2段階で対
価を払うものです。
ネガワットは欧州では活用が広がっているようで、日本では昨秋の九州電力での発動に加えて、東電が今回初めて行ったということです。
今年一番の寒気は、インフラの機能にいろいろと影響を与えたようです。
2018年01月25日
不便益
『スマホを忘れると、番号を思い出せず電話できない』『家電の機能が多すぎて使いこなせない』、便利になるのはいいけど、私たちの暮らし、本当に豊かになっているのかなあと疑問に思うことがあります。
こうした中で登場してきたのが、あえて不便にすることでメリットを生み出すという『不便益』です。
今、この『不便益』が、さまざまな現場で実践されているという話題がテレビで紹介されていました。
今や街を歩けば、スマホ、スマホ、スマホ。
しかし、ある会社では社員の半分近くがガラケーで、スマホを持っていないと、月5,000の奨励金がもらえるといいます。
ちょっと変わった制度を始めたこの会社の社長は、「デジタルの時代だからこそ、アナログ的な能力をどう維持するか。それを真剣に考えなければいけない。これを何とかしたい。」といいます。
きっかけは、社員どうしの会話が少なくなったことです。
以前、ほとんどの社員は仕事が空いた時間にスマホばかり見て顔を合わせた会話が少なくなって、社員どうしの関係が希薄になっていったことに社長は危機感を覚えました。
おかげで社員どうしのコミュニケーションも活発になり、製品のアイデアなどが次々と生まれるようになり、会社の業績もアップしたといいます。
介護の現場でも「不便益」の考え方が取り入れられています。
介護施設は、バリアフリーが普通ですけど、ある介護施設には「手すり」がありません。
この施設では、お年寄りたちが手すりに頼らず歩いていて、さらに、2階に行くには急な階段が待っています。
あえて不便にすることで、日々の生活の中でリハビリになるようにしているといいます。
でも、症状が重い人はスタッフがサポートしてくれるので、心配はいりません。
体の機能が回復するお年寄りもでてきて、全国的に注目を集めているようです。
『不便』というと、手間や時間がかかって悪いイメージがありますが、いいこともあるということです。
こうした中で登場してきたのが、あえて不便にすることでメリットを生み出すという『不便益』です。
今、この『不便益』が、さまざまな現場で実践されているという話題がテレビで紹介されていました。
今や街を歩けば、スマホ、スマホ、スマホ。
しかし、ある会社では社員の半分近くがガラケーで、スマホを持っていないと、月5,000の奨励金がもらえるといいます。
ちょっと変わった制度を始めたこの会社の社長は、「デジタルの時代だからこそ、アナログ的な能力をどう維持するか。それを真剣に考えなければいけない。これを何とかしたい。」といいます。
きっかけは、社員どうしの会話が少なくなったことです。
以前、ほとんどの社員は仕事が空いた時間にスマホばかり見て顔を合わせた会話が少なくなって、社員どうしの関係が希薄になっていったことに社長は危機感を覚えました。
おかげで社員どうしのコミュニケーションも活発になり、製品のアイデアなどが次々と生まれるようになり、会社の業績もアップしたといいます。
介護の現場でも「不便益」の考え方が取り入れられています。
介護施設は、バリアフリーが普通ですけど、ある介護施設には「手すり」がありません。
この施設では、お年寄りたちが手すりに頼らず歩いていて、さらに、2階に行くには急な階段が待っています。
あえて不便にすることで、日々の生活の中でリハビリになるようにしているといいます。
でも、症状が重い人はスタッフがサポートしてくれるので、心配はいりません。
体の機能が回復するお年寄りもでてきて、全国的に注目を集めているようです。
『不便』というと、手間や時間がかかって悪いイメージがありますが、いいこともあるということです。
2018年01月24日
涙括
感動的な映像などを見て、涙を流すことでストレス解消につなげる“涙活”。
ここ数年、20代から50代までの働く世代の間で広がっています。
“涙活”は5年前、都内にあるイベント会社がはじめました。
企画したイベントプランナーは、当時、“離婚式”なるものを手がけていて、式で思いっきり泣いた人ほどすっきりしている姿を見て、「涙にはストレス解消の効果がある」と考えたといいます。
実際、専門家に話を聞くと、「涙を流すことで副交感神経が刺激され、深い睡眠をとった時と同じような脳がリラックスした状態になる」というのです。
「泣くことがストレス解消に効くんですよ」といわれたら、ビックリする人も多いかもしれません。
「笑う」ならともかく「泣く」という行為にはネガティブなイメージがつきまとい、今以上に気分が落ち込んでしまいそうにも思えます。
でも実は、笑うよりも泣くほうがストレス解消には役立つということが、多くの実験で立証されていて、明日に向かって前向きなやる気を引き出すには「笑う」ほうが効果的ですが、ストレス解消という意味では、「泣
く」ほうが効き目があるそうです
“涙活”では、スクリーンに映し出された感動する映像に涙を流したあとの座談会もセットで行います。
ふだん見せない姿をさらしたあとだと、不思議と素直に悩みを打ち明けられるそうです。
女性の社会進出が進み、企業も働き方改革に取り組むなど、いま、日本の働く環境が大きく変化しています。“涙活”に人が集まるのは、そうした背景があるのかもしれません。
ここ数年、20代から50代までの働く世代の間で広がっています。
“涙活”は5年前、都内にあるイベント会社がはじめました。
企画したイベントプランナーは、当時、“離婚式”なるものを手がけていて、式で思いっきり泣いた人ほどすっきりしている姿を見て、「涙にはストレス解消の効果がある」と考えたといいます。
実際、専門家に話を聞くと、「涙を流すことで副交感神経が刺激され、深い睡眠をとった時と同じような脳がリラックスした状態になる」というのです。
「泣くことがストレス解消に効くんですよ」といわれたら、ビックリする人も多いかもしれません。
「笑う」ならともかく「泣く」という行為にはネガティブなイメージがつきまとい、今以上に気分が落ち込んでしまいそうにも思えます。
でも実は、笑うよりも泣くほうがストレス解消には役立つということが、多くの実験で立証されていて、明日に向かって前向きなやる気を引き出すには「笑う」ほうが効果的ですが、ストレス解消という意味では、「泣
く」ほうが効き目があるそうです
“涙活”では、スクリーンに映し出された感動する映像に涙を流したあとの座談会もセットで行います。
ふだん見せない姿をさらしたあとだと、不思議と素直に悩みを打ち明けられるそうです。
女性の社会進出が進み、企業も働き方改革に取り組むなど、いま、日本の働く環境が大きく変化しています。“涙活”に人が集まるのは、そうした背景があるのかもしれません。
2018年01月22日
縮む地方インフラ
人口減少が進む市町村で、インフラ、公共施設を縮小する動きが始まっています。
高度経済成長期につくられたインフラの老朽化が進む中、財政難で維持費もままならず、施設を取り壊す自治体も出てきたということです。
京都府南部に位置する和束町は、住民の要望に基づく道路の新設では「原則、用地の提供を求める」という異例の方針を打ち出しました。
インフラ維持が難しくなる中、対策として都市部の自治体が進めるのが、公共施設や居住地を街中に集約するコンパクトシティ化です。
ただ、街の集約は費用と時間がかかります。
人口減少の影響は今後5〜10年で深刻になるとみる市町村が多く、それに備えた身の丈に合ったインフラや公共サービスの検討は待ったなしの状況にあることは確かです。
インフラの主担当省庁である国土交通省によると、2017年12月時点で全国の道路橋のうち23%が建設後50年を経過し、2033年には6割を超える見込みです。
このため、維持管理・更新費用は加速度的に増え、財政負担が大きな課題となっています。
2033年の維持管理・更新費は2013年度比で最大5割強増えるということです。
これからのインフラ整備は、財政問題に過度に縛られるのはいかがなものか思いますが、限られた財源の中で新規と維持管理・更新を適切に行わざるを得ず、これまでのような進め方のままでよいわけがありません。
事業者と国民の意識の変革が求められます。
高度経済成長期につくられたインフラの老朽化が進む中、財政難で維持費もままならず、施設を取り壊す自治体も出てきたということです。
京都府南部に位置する和束町は、住民の要望に基づく道路の新設では「原則、用地の提供を求める」という異例の方針を打ち出しました。
インフラ維持が難しくなる中、対策として都市部の自治体が進めるのが、公共施設や居住地を街中に集約するコンパクトシティ化です。
ただ、街の集約は費用と時間がかかります。
人口減少の影響は今後5〜10年で深刻になるとみる市町村が多く、それに備えた身の丈に合ったインフラや公共サービスの検討は待ったなしの状況にあることは確かです。
インフラの主担当省庁である国土交通省によると、2017年12月時点で全国の道路橋のうち23%が建設後50年を経過し、2033年には6割を超える見込みです。
このため、維持管理・更新費用は加速度的に増え、財政負担が大きな課題となっています。
2033年の維持管理・更新費は2013年度比で最大5割強増えるということです。
これからのインフラ整備は、財政問題に過度に縛られるのはいかがなものか思いますが、限られた財源の中で新規と維持管理・更新を適切に行わざるを得ず、これまでのような進め方のままでよいわけがありません。
事業者と国民の意識の変革が求められます。
2018年01月21日
野菜の高騰
冬のこの時期は、鍋物やおでんの材料となる野菜が広く出回り、野菜を楽しむ季節でもあります。
今日の夕食は鍋でしたが、鍋の材料となる野菜は高くなっています。
白菜、ネギなど平年よりかなり高くなっていて、おでんの一番人気の大根は平年の倍以上になっています。
そのほかに、レタス、キャベツ、ホウレンソウ等、露地モノは軒並みに高くなっています。
スーパーなどでは、袋詰めの野菜を小分けにしたり、バラにして客が買いやすいように工夫したりしていますが、野菜の生育が遅れており、出荷量が少ない状況はしばらく続くだろうとされています。
原因は、去年10月の台風と11月の寒さの影響です。
産地では、種を蒔いたり苗を植えたりした直後で、これらが水に浸かったりして、大きな被害を受けました。
農家では改めて、種をまき直したりしましたが、11月中旬からは強い寒気が南下して、平均気温が平年より1度から2度低い状況が続きました。
鍋のシーズンにダイコンやハクサイが高値なのは残念ですが、今は価格が比較的落ち着いているハウス栽培のキュウリやナスなどを料理に上手に使うことを専門家は勧めています。
そもそも野菜自体が天気によって出来不出来が大きく変わり、しかも保存が効かないため、供給量によって価格が大きく変動する仕方ないところはあります。
それ以外で気になるのが農家の高齢化です。
野菜は農産物の中でも栽培に特に手間が掛かり、植え付けや収穫も、多くは人頼みです。人手不足の中、重量の大きな大根や白菜などは生産量も減り、野菜の生産量は実は昭和60年から30%減少しているといいます。
これからは、大規模温室による安定生産と、野菜栽培の機械化が必要と言いますが、投資との関係でそれを行う農家がどれだけいるか問題です。
今日の夕食は鍋でしたが、鍋の材料となる野菜は高くなっています。
白菜、ネギなど平年よりかなり高くなっていて、おでんの一番人気の大根は平年の倍以上になっています。
そのほかに、レタス、キャベツ、ホウレンソウ等、露地モノは軒並みに高くなっています。
スーパーなどでは、袋詰めの野菜を小分けにしたり、バラにして客が買いやすいように工夫したりしていますが、野菜の生育が遅れており、出荷量が少ない状況はしばらく続くだろうとされています。
原因は、去年10月の台風と11月の寒さの影響です。
産地では、種を蒔いたり苗を植えたりした直後で、これらが水に浸かったりして、大きな被害を受けました。
農家では改めて、種をまき直したりしましたが、11月中旬からは強い寒気が南下して、平均気温が平年より1度から2度低い状況が続きました。
鍋のシーズンにダイコンやハクサイが高値なのは残念ですが、今は価格が比較的落ち着いているハウス栽培のキュウリやナスなどを料理に上手に使うことを専門家は勧めています。
そもそも野菜自体が天気によって出来不出来が大きく変わり、しかも保存が効かないため、供給量によって価格が大きく変動する仕方ないところはあります。
それ以外で気になるのが農家の高齢化です。
野菜は農産物の中でも栽培に特に手間が掛かり、植え付けや収穫も、多くは人頼みです。人手不足の中、重量の大きな大根や白菜などは生産量も減り、野菜の生産量は実は昭和60年から30%減少しているといいます。
これからは、大規模温室による安定生産と、野菜栽培の機械化が必要と言いますが、投資との関係でそれを行う農家がどれだけいるか問題です。
2018年01月20日
世界を脅かす二人の指導者
トランプ氏は大統領に就任して、今日で1年が経過しました。
過激な発言は相変わらずですが、言動ほど政策は突飛な感じはしないものの、それでも世界を驚かす動きが数々ありました。
今日のニュースでNAFTAの動向が取り上げられていました。
米国とカナダ、メキシコの担当閣僚が29日に協議し、閉幕後に共同声明を出すといいますが、協議は難航が予想されています。
NAFTA再交渉では、米国が自国製自動車部品の利用拡大措置などを要求し、他の2カ国が反発し、トランプ米大統領はNAFTA離脱も辞さない構えを示しています。
アメリカンファーストを提唱していますが、この秋の中間選挙も絡んでどうもトランプ支持者ファーストになっているようです。
自動車加工業者は現在の無関税であるがゆえにメキシコから安価な部品が手に入れることができますが、NAFTA離脱で関税かかかると自国の高い部品を買わなければなりません。
NAFTAを前提にメキシコへ進出している日本の中小企業も離脱となると大打撃を受け、トランプ氏の動向にかたずをのんで見守っています。
トランプ氏には、アメリカ全体、そして世界全体を見たかじ取りを期待したいものです。
北朝鮮の指導者も気になるところです。
韓国と北朝鮮による南北対話が急進展しています。
元日に北朝鮮の金正恩委員長が平昌五輪(2月9日開幕)への協力を表明してからわずか10日足らずで、北朝鮮の五輪参加が本決まりとなりました。
韓国側のリクエストに応える形で、北朝鮮が選手団のみならず高官級代表団、応援団、芸術団やテコンドー演武団まで平昌五輪に派遣すると表明しました。
南北対話の動きを受け、五輪後の平昌パラリンピック期間中に実施予定だった米韓合同軍事演習も延期になりました。
政治的意図があると言われていますが、北朝鮮は昨日、芸術団派遣に当たって現地を事前視察する代表団を
今日から2日間の日程で訪韓させると通知しましたが、突然、中止すると韓国側に連絡しました。
政治的駆け引きをしていることは明白で、したたかな金正恩委員長に対して南北対話に前のめりになっている文在寅大統領の動きが気になります。
いずれにしても、今年も世界の問題児のトランプ、金正恩両指導者の行動に目が離せません。
過激な発言は相変わらずですが、言動ほど政策は突飛な感じはしないものの、それでも世界を驚かす動きが数々ありました。
今日のニュースでNAFTAの動向が取り上げられていました。
米国とカナダ、メキシコの担当閣僚が29日に協議し、閉幕後に共同声明を出すといいますが、協議は難航が予想されています。
NAFTA再交渉では、米国が自国製自動車部品の利用拡大措置などを要求し、他の2カ国が反発し、トランプ米大統領はNAFTA離脱も辞さない構えを示しています。
アメリカンファーストを提唱していますが、この秋の中間選挙も絡んでどうもトランプ支持者ファーストになっているようです。
自動車加工業者は現在の無関税であるがゆえにメキシコから安価な部品が手に入れることができますが、NAFTA離脱で関税かかかると自国の高い部品を買わなければなりません。
NAFTAを前提にメキシコへ進出している日本の中小企業も離脱となると大打撃を受け、トランプ氏の動向にかたずをのんで見守っています。
トランプ氏には、アメリカ全体、そして世界全体を見たかじ取りを期待したいものです。
北朝鮮の指導者も気になるところです。
韓国と北朝鮮による南北対話が急進展しています。
元日に北朝鮮の金正恩委員長が平昌五輪(2月9日開幕)への協力を表明してからわずか10日足らずで、北朝鮮の五輪参加が本決まりとなりました。
韓国側のリクエストに応える形で、北朝鮮が選手団のみならず高官級代表団、応援団、芸術団やテコンドー演武団まで平昌五輪に派遣すると表明しました。
南北対話の動きを受け、五輪後の平昌パラリンピック期間中に実施予定だった米韓合同軍事演習も延期になりました。
政治的意図があると言われていますが、北朝鮮は昨日、芸術団派遣に当たって現地を事前視察する代表団を
今日から2日間の日程で訪韓させると通知しましたが、突然、中止すると韓国側に連絡しました。
政治的駆け引きをしていることは明白で、したたかな金正恩委員長に対して南北対話に前のめりになっている文在寅大統領の動きが気になります。
いずれにしても、今年も世界の問題児のトランプ、金正恩両指導者の行動に目が離せません。
2018年01月19日
大相撲の危機
大相撲の横綱稀勢の里が初場所6日目の19日から休場することになりました。
休場は昨年5月の夏場所から5場所連続です。
稽古量に自信を持って臨んだ今場所でしたが、初日に新小結貴景勝に敗れると、3日目からいずれも平幕の逸ノ城、琴奨菊、嘉風に続けて苦杯を喫し、昨日の取り組みも含めて負けっぷりが横綱としては屈辱的でした。
左腕に大けがを負いながら逆転優勝した昨年春場所がピークでしたか、それからまもなく10カ月がたちますが、武器だった左おっつけに力強さは戻らず、左足首にも痛みを抱えています。
場所後の横綱審議委員会で厳しい意見が出れば、来場所は進退問題に発展する可能性が出てきました。
琴奨菊もそうでした。
初優勝した時が絶頂で、そのご精彩を欠いていますが、横綱ですから陥落することはないもののプレッシャーは相当きついようで、ふてぶてしい様相とは別にナイーブな面を持っていますから立ち直りは厳しいかもしれません。
一方、場所前からお騒がせをしていた白鵬ですが、自身への視線が厳しくなる中で負傷し、白鵬も心身両面で追い込まれ休場に至りました。
日本人横綱稀勢の里と看板横綱白鵬の二人を欠いて、初場所の盛り上がりに暗雲が立ち込めてきましたが、鶴竜が一人横綱で頑張っているのが救いとなっています。
年末から日馬富士の暴力事件、それに関連した貴乃花親方の理事としての資質問題、式守伊之助のセクハラ問題と続いていた大相撲協会の不祥事ですが、ファンの大相撲離れにつながらないといいのですが。
休場は昨年5月の夏場所から5場所連続です。
稽古量に自信を持って臨んだ今場所でしたが、初日に新小結貴景勝に敗れると、3日目からいずれも平幕の逸ノ城、琴奨菊、嘉風に続けて苦杯を喫し、昨日の取り組みも含めて負けっぷりが横綱としては屈辱的でした。
左腕に大けがを負いながら逆転優勝した昨年春場所がピークでしたか、それからまもなく10カ月がたちますが、武器だった左おっつけに力強さは戻らず、左足首にも痛みを抱えています。
場所後の横綱審議委員会で厳しい意見が出れば、来場所は進退問題に発展する可能性が出てきました。
琴奨菊もそうでした。
初優勝した時が絶頂で、そのご精彩を欠いていますが、横綱ですから陥落することはないもののプレッシャーは相当きついようで、ふてぶてしい様相とは別にナイーブな面を持っていますから立ち直りは厳しいかもしれません。
一方、場所前からお騒がせをしていた白鵬ですが、自身への視線が厳しくなる中で負傷し、白鵬も心身両面で追い込まれ休場に至りました。
日本人横綱稀勢の里と看板横綱白鵬の二人を欠いて、初場所の盛り上がりに暗雲が立ち込めてきましたが、鶴竜が一人横綱で頑張っているのが救いとなっています。
年末から日馬富士の暴力事件、それに関連した貴乃花親方の理事としての資質問題、式守伊之助のセクハラ問題と続いていた大相撲協会の不祥事ですが、ファンの大相撲離れにつながらないといいのですが。
2018年01月18日
副業元年
働き方改革の一環として政府が、「原則、副業・兼業を認める方向で普及促進を図る」と旗を振っています。
それで、平成30年は、「副業元年」になるとも言われています。
年明け早々には副業や兼業の促進についてガイドラインをまとめるほか、多くの企業が参考にする「モデル就業規則」の改定が行われます。
すでに動き始めている企業もあります。
競合他社で働くことや、労働時間が多くなることなど本業に影響を与えないことが条件ですが、狙いはいずれも「副業で得た知識やノウハウを本業に生かす」ことです。
トヨタ自動車やパナソニック、NTTグループなど大手企業の若手社員などでつくる団体、「OneJAPAN」というのがあります。
彼らの意識調査によると、現在、副業や兼業をしている人は6%に満たなかった一方で、「興味がある」と答えた人がおよそ75%に上りました。
その理由としては「収入を得たい」よりも「スキルアップ」を求める傾向が強かったということです。
国家公務員は認められていなかったように思いますが、大学の教員は兼業制度が認められていて、実態は収入の確保に力点が置かれていて「スキルアップ」ではなかったようです。
「OneJAPAN」の担当者は「本業で担当している仕事がいつなくなってもおかしくない、という『不確実性』が高い時代で、若手や中堅の社員は、武者修行をして本業でイノベーションを起こしたいという気持ちが強いと見ています。
また、本業では管理職になるまでまだ年数を要するが、副業のベンチャー企業などでチームリーダーとしての経験を身につけて、将来、本業に生かす『仮想管理職』を求める傾向もあるのではないか」と分析しています。
しかし一方で、経団連幹部は、「副業・兼業は社員の能力開発というポジティブな側面もあるが、一方で、パフォーマンスの低下や情報漏えいのリスク、両方を合わせた総労働時間の管理のしかたなど課題が多い」として、推奨できないという考え方を示しているといいます。
現時点では、“副業元年”の言葉どおり、まさに「元年」としてスタートラインに立ったばかりでこれからのように思います。
それで、平成30年は、「副業元年」になるとも言われています。
年明け早々には副業や兼業の促進についてガイドラインをまとめるほか、多くの企業が参考にする「モデル就業規則」の改定が行われます。
すでに動き始めている企業もあります。
競合他社で働くことや、労働時間が多くなることなど本業に影響を与えないことが条件ですが、狙いはいずれも「副業で得た知識やノウハウを本業に生かす」ことです。
トヨタ自動車やパナソニック、NTTグループなど大手企業の若手社員などでつくる団体、「OneJAPAN」というのがあります。
彼らの意識調査によると、現在、副業や兼業をしている人は6%に満たなかった一方で、「興味がある」と答えた人がおよそ75%に上りました。
その理由としては「収入を得たい」よりも「スキルアップ」を求める傾向が強かったということです。
国家公務員は認められていなかったように思いますが、大学の教員は兼業制度が認められていて、実態は収入の確保に力点が置かれていて「スキルアップ」ではなかったようです。
「OneJAPAN」の担当者は「本業で担当している仕事がいつなくなってもおかしくない、という『不確実性』が高い時代で、若手や中堅の社員は、武者修行をして本業でイノベーションを起こしたいという気持ちが強いと見ています。
また、本業では管理職になるまでまだ年数を要するが、副業のベンチャー企業などでチームリーダーとしての経験を身につけて、将来、本業に生かす『仮想管理職』を求める傾向もあるのではないか」と分析しています。
しかし一方で、経団連幹部は、「副業・兼業は社員の能力開発というポジティブな側面もあるが、一方で、パフォーマンスの低下や情報漏えいのリスク、両方を合わせた総労働時間の管理のしかたなど課題が多い」として、推奨できないという考え方を示しているといいます。
現時点では、“副業元年”の言葉どおり、まさに「元年」としてスタートラインに立ったばかりでこれからのように思います。
2018年01月17日
意味不明の統一会派
民進党は今日、両院議員総会を党本部で開き、希望の党との統一会派結成に関する結論を見送った模様です。
大塚耕平代表ら執行部は安倍政権への対抗勢力結集を掲げ、了承を得る構えでしたが、理念や基本政策が違うとの反対意見が続出しました。
双方の内部に異論が出ていましたから、双方の執行部ともに一定程度の反発が出るのは織り込み済みだったと思いますが、ここまで反対が強いとは執行部も考えていなかったようです。
しかし、民進党には去年の衆議院選挙で希望に参加せずに、無所属で当選した議員や、立憲民主党を支援した参議院議員もいますから、当然といえば当然です。
一方の希望の方ですが、小池東京都知事の呼びかけで、結党に参加したメンバーの多くは民進党を見限る形で、希望に入りました。
そもそも、統一会派が結成されれば、単に出戻るだけと厳しい世論が待っていたはずですが、何がその方向に向かわせるのでしょうか。
まずは、現状を打開したいという思いからでしょう。
NHKの今月の世論調査で民進党も希望も支持率は1%台です。
このままでは次の選挙は戦えないということでしょうが、立憲民主党はおろか、共産党にも水をあけられている状況で、足しても2%あまりですから、統一会派になっても厳しいと言えば厳しいままです。
それにもう1つは衆議院側の事情で、立憲民主党を上回り、統一会派を組めば、野党第一会派になります。
こちらは大きくて、第一会派は各委員会の筆頭理事を出し、また与野党折衝を担当することになり、存在感がまったく違います。
いずれにしても、旧民主党勢力の再結集には国民に冷ややかな視線があることは確かで、今後、統一会派の大義名分を示せるかですが、今のままでは国民が期待できる先の展望は見出すことはできないように思います。
大塚耕平代表ら執行部は安倍政権への対抗勢力結集を掲げ、了承を得る構えでしたが、理念や基本政策が違うとの反対意見が続出しました。
双方の内部に異論が出ていましたから、双方の執行部ともに一定程度の反発が出るのは織り込み済みだったと思いますが、ここまで反対が強いとは執行部も考えていなかったようです。
しかし、民進党には去年の衆議院選挙で希望に参加せずに、無所属で当選した議員や、立憲民主党を支援した参議院議員もいますから、当然といえば当然です。
一方の希望の方ですが、小池東京都知事の呼びかけで、結党に参加したメンバーの多くは民進党を見限る形で、希望に入りました。
そもそも、統一会派が結成されれば、単に出戻るだけと厳しい世論が待っていたはずですが、何がその方向に向かわせるのでしょうか。
まずは、現状を打開したいという思いからでしょう。
NHKの今月の世論調査で民進党も希望も支持率は1%台です。
このままでは次の選挙は戦えないということでしょうが、立憲民主党はおろか、共産党にも水をあけられている状況で、足しても2%あまりですから、統一会派になっても厳しいと言えば厳しいままです。
それにもう1つは衆議院側の事情で、立憲民主党を上回り、統一会派を組めば、野党第一会派になります。
こちらは大きくて、第一会派は各委員会の筆頭理事を出し、また与野党折衝を担当することになり、存在感がまったく違います。
いずれにしても、旧民主党勢力の再結集には国民に冷ややかな視線があることは確かで、今後、統一会派の大義名分を示せるかですが、今のままでは国民が期待できる先の展望は見出すことはできないように思います。
2018年01月16日
イベントイヤーの経済効果
2012年12月に始まった景気回復は6年目に突入し、戦後2番目の長さとなったと言われています。
しかし、国民の感覚からするとその実感が伴わないのは、これまでと異なって消費の伸びの鈍さにあります。
民間シンクタンクの試算では、2018年は一連のイベントが個人消費を2兆9千億円押し上げるとしています。
内訳は、テレビなどの耐久財が1兆円、旅行や外食などのサービスが1兆9千億円となっています。
カラーテレビの平均耐用年数がおよそ9.3年で、リーマンショック後の需要喚起策として2009年に家電エコポイントが始まり、この時に買ったテレビを使用している家庭では買い替えの時期に来ます。
試算では、冬季五輪やサッカーW杯・ロシア大会をきっかけに、選手の速い動きをクリアに追うことができるという高性能テレビに買い替えが進みそうだと推定しています。
また、老若男女問わず、人気が高い東京ディスにーランドが4月に開業35周年を迎え、節目のイベントを続々と繰り出してくると予想され、訪日客を含めた旅行需要や関連グッズの販売が伸びそうだとしています。
そのほかにも、2019年の天皇陛下の退位、皇太子さまの即位を控え、新しい元号も決まります。
その元号にちなんで思わぬ観光需要が生まれ、派生したコト消費の広がりは予測できない広がりも期待されるとしています。
そういうわけで、今年はイベント効果が期待できるということです。
春季労使交渉で大幅な賃上げが実現も加わり、イベント需要が消費を押し上げデフレ脱却の本格的な流れを作り出してほしいものです。
しかし、国民の感覚からするとその実感が伴わないのは、これまでと異なって消費の伸びの鈍さにあります。
民間シンクタンクの試算では、2018年は一連のイベントが個人消費を2兆9千億円押し上げるとしています。
内訳は、テレビなどの耐久財が1兆円、旅行や外食などのサービスが1兆9千億円となっています。
カラーテレビの平均耐用年数がおよそ9.3年で、リーマンショック後の需要喚起策として2009年に家電エコポイントが始まり、この時に買ったテレビを使用している家庭では買い替えの時期に来ます。
試算では、冬季五輪やサッカーW杯・ロシア大会をきっかけに、選手の速い動きをクリアに追うことができるという高性能テレビに買い替えが進みそうだと推定しています。
また、老若男女問わず、人気が高い東京ディスにーランドが4月に開業35周年を迎え、節目のイベントを続々と繰り出してくると予想され、訪日客を含めた旅行需要や関連グッズの販売が伸びそうだとしています。
そのほかにも、2019年の天皇陛下の退位、皇太子さまの即位を控え、新しい元号も決まります。
その元号にちなんで思わぬ観光需要が生まれ、派生したコト消費の広がりは予測できない広がりも期待されるとしています。
そういうわけで、今年はイベント効果が期待できるということです。
春季労使交渉で大幅な賃上げが実現も加わり、イベント需要が消費を押し上げデフレ脱却の本格的な流れを作り出してほしいものです。
2018年01月14日
冷え込む日本列島
最強の寒気が日本列島を襲い、北陸では大雪となり、各地でその影響を受けました。
新潟県三条市ではJRの列車が約15時間立ち往生しました。
午後7時ごろでしたから、列車は帰宅の乗客ですし詰め状態の満員だったようです。
幸い暖房は効いていましたが、大勢の人が立ったままで一夜を過ごすことになりました。
また、昨日から今日にかけて大学のセンター試験が行われ、新潟をはじめ多くの試験会場で雪の影響は受験生にも及びました。
開始時刻を遅らせたり、踏切事故の影響により列車で試験会場に向かえなくなった受験生をパトカーで移送したりと、関係者の尽力で何とか試験への影響を最小限に食い止めることができたようでよかったと思います。
北部九州でも週末にかけて寒い日が続きましたが、平野部での積雪には至りませんでした。
最近は、積雪を見ることはなくなりましたし、そういえばツララも見ることがなくなりました。
ところで、積雪でスキー場だけが潤うということになりますが、スキー人口はバブル期に比べ4割の水準にまで落ち込んでいるようです。
ただ、ここ数年は横ばいで推移し、14年ぶりに新設スキー場が兵庫県神河町で開業するなど明るいきざしも見えてきました。
追い風の一つがインバウンドがあるようですが、スキー場でもゲレ食(ゲレンデの食堂・食事)に雄大な景色を見ながらイタリア料理を食べられるようにするなど、趣向を凝らしています。
昔は、野沢菜漬けでビールを飲み、カレーやラーメンを食べて、また時間を惜しむようにして滑ったものでした。
あれから30年以上たちますが、怖いもの知らずで滑っていたあの頃が懐かしく思い出されます。
新潟県三条市ではJRの列車が約15時間立ち往生しました。
午後7時ごろでしたから、列車は帰宅の乗客ですし詰め状態の満員だったようです。
幸い暖房は効いていましたが、大勢の人が立ったままで一夜を過ごすことになりました。
また、昨日から今日にかけて大学のセンター試験が行われ、新潟をはじめ多くの試験会場で雪の影響は受験生にも及びました。
開始時刻を遅らせたり、踏切事故の影響により列車で試験会場に向かえなくなった受験生をパトカーで移送したりと、関係者の尽力で何とか試験への影響を最小限に食い止めることができたようでよかったと思います。
北部九州でも週末にかけて寒い日が続きましたが、平野部での積雪には至りませんでした。
最近は、積雪を見ることはなくなりましたし、そういえばツララも見ることがなくなりました。
ところで、積雪でスキー場だけが潤うということになりますが、スキー人口はバブル期に比べ4割の水準にまで落ち込んでいるようです。
ただ、ここ数年は横ばいで推移し、14年ぶりに新設スキー場が兵庫県神河町で開業するなど明るいきざしも見えてきました。
追い風の一つがインバウンドがあるようですが、スキー場でもゲレ食(ゲレンデの食堂・食事)に雄大な景色を見ながらイタリア料理を食べられるようにするなど、趣向を凝らしています。
昔は、野沢菜漬けでビールを飲み、カレーやラーメンを食べて、また時間を惜しむようにして滑ったものでした。
あれから30年以上たちますが、怖いもの知らずで滑っていたあの頃が懐かしく思い出されます。
2018年01月13日
スーパードライ
苦味の強い「ラガー」全盛の時代に常識を覆す辛口で支持を広げたスーパードライでしたが、国内販売量が年々減ってきて、1億ケースをわりこんだようです。
大学生になって、粋がって飲んでいたのがキリンラガービルでした。
それから社会人になって登場したのが辛口でちょっとアルコール度数が高かったスーパードライで、のど口すっきりでこのビールのファンになりました。
夏のゴルフ帰りの一杯は最高でした。
いつもこのビールを飲んでましたから、物心がついた息子がアサヒビールの看板を見かけると、パパのビールと叫んでいたことが懐かしく思い出されます。
消費者のビール離れが進み、2000年をピークにスーパードライはほぼ半減しています。
人口減や消費者の好みの多様化といった逆風をもろに受けた格好です。
アサヒはこれまでは膨大な販売促進費をかけてこのドライの販売量を死守してきたようですが、これからは無理をせず高級化にかじを切り、稼ぐ力に磨きをかけるそうです。
チェコの「ピルスナーウルケル」、イタリアの「ペローニ」を新たな柱に、高級ビールの国際展開をするといいます。
ちなみに私は今、プレミアムモルツを愛飲しています
大学生になって、粋がって飲んでいたのがキリンラガービルでした。
それから社会人になって登場したのが辛口でちょっとアルコール度数が高かったスーパードライで、のど口すっきりでこのビールのファンになりました。
夏のゴルフ帰りの一杯は最高でした。
いつもこのビールを飲んでましたから、物心がついた息子がアサヒビールの看板を見かけると、パパのビールと叫んでいたことが懐かしく思い出されます。
消費者のビール離れが進み、2000年をピークにスーパードライはほぼ半減しています。
人口減や消費者の好みの多様化といった逆風をもろに受けた格好です。
アサヒはこれまでは膨大な販売促進費をかけてこのドライの販売量を死守してきたようですが、これからは無理をせず高級化にかじを切り、稼ぐ力に磨きをかけるそうです。
チェコの「ピルスナーウルケル」、イタリアの「ペローニ」を新たな柱に、高級ビールの国際展開をするといいます。
ちなみに私は今、プレミアムモルツを愛飲しています
2018年01月11日
寒い夜
今日、明日は今年一番の寒気が流れこんできて、北部九州も大雪かという気象予報に身構えて佐賀にやってきました。
途中、基山付近から雪化粧となり、鳥栖から神埼にかけてはすっかり雪に覆われていました。

今日は、久しぶりに有明海ぐるりんネットの定例会合に出席しました。
卓話の講師は佐賀市在住の画家の服部大次郎氏で我々とは異分野の方で楽しみにして参加しましたが、期待通りお話でした。
有明海やその反対の干拓農地を描いた風景画は、まさに佐賀らしい風景を服部さんならでは色合いとタッチで描かれていました。
そして、戦後から高度経済成長期の懐かしい生活を漫画の世界でも描かれていて、子ども目線で当時の遊びや食べ物を臨場感たっぷりに、50年以上タイムスリップした感覚になりました。
その後は、今日の目的でもある懇親会です。
いつものように、割烹ふるかわで美味しい食事の佐賀の酒を堪能させていただきました。
久しぶりに、馴染みの店というか、存続の危機にある店というか、いずれにしても気にかかっている店に行って、今年初めてカラオケ三昧をしてきました。
帰りの夜道は、やはりさすがに寒かったですね。
明日は、雪が積もっていますかね。
途中、基山付近から雪化粧となり、鳥栖から神埼にかけてはすっかり雪に覆われていました。

今日は、久しぶりに有明海ぐるりんネットの定例会合に出席しました。
卓話の講師は佐賀市在住の画家の服部大次郎氏で我々とは異分野の方で楽しみにして参加しましたが、期待通りお話でした。
有明海やその反対の干拓農地を描いた風景画は、まさに佐賀らしい風景を服部さんならでは色合いとタッチで描かれていました。
そして、戦後から高度経済成長期の懐かしい生活を漫画の世界でも描かれていて、子ども目線で当時の遊びや食べ物を臨場感たっぷりに、50年以上タイムスリップした感覚になりました。
その後は、今日の目的でもある懇親会です。
いつものように、割烹ふるかわで美味しい食事の佐賀の酒を堪能させていただきました。
久しぶりに、馴染みの店というか、存続の危機にある店というか、いずれにしても気にかかっている店に行って、今年初めてカラオケ三昧をしてきました。
帰りの夜道は、やはりさすがに寒かったですね。
明日は、雪が積もっていますかね。
2018年01月10日
南北協議
「南北協議」は、朝鮮半島情勢の安定化などについて韓国と北朝鮮が進めている会議で、1970年に韓国側が朝鮮戦争の混乱などで離ればなれになった離散家族の捜索を提唱したのがきっかけとなり進められてきました。
離散家族の再会に加えて、経済、スポーツ分野での交流促進をめざし多くの会談が開かれましたが、中断や決裂も多くあったようです。
昨日、約2年ぶりとなる閣僚級会談を軍事境界線のある板門店で開き、北朝鮮が2月の平昌冬季五輪に参加することで合意した模様です。
そのほかにも、緊張を緩和し偶発的な衝突を避けることを目的に軍事当局者会談を開くことでも合意しましたが、韓国が要求した非核化に向けた対話の再開には取り合ってもらえませんでした。
会議は終始北朝鮮ペースで進められた模様です。
会議冒頭で北朝鮮側の首席代表の李善権祖国平和統一委員長が「大きく期待しているわが民族に、新年初の贈り物として価値ある結果を差し上げるのではいかがでしょう」と切り出し、韓国が今一番期待している平昌冬季五輪の参加の手土産を誇らしげに示しました。
北朝鮮に五輪参加を呼び掛けながら無視され続けた文在寅大統領への贈り物を協調した形です。
五輪期間中の米韓軍事演習の延期され、北朝鮮から見れば格好の時間稼ぎとなります。
今後、「五輪成功」の対価として、韓国に制裁緩和などの要求を突きつけることも十分に考えられます。
これまで、北朝鮮が最も望んでいた米国との直接対話は接点がうまく見いだせなかったものですから、今回は融和姿勢を見せている韓国をうまく利用した形になっています。
共同報道文に「問題は民族で解決」と謳ったように、北朝鮮の米韓分離作戦がまずは成功ということかもしれません。
慰安婦問題で新方針を出すなど、国内問題と外交問題の挟間で揺れる文政権の不安定さに今後の南北協議の行方が気になるところです。
離散家族の再会に加えて、経済、スポーツ分野での交流促進をめざし多くの会談が開かれましたが、中断や決裂も多くあったようです。
昨日、約2年ぶりとなる閣僚級会談を軍事境界線のある板門店で開き、北朝鮮が2月の平昌冬季五輪に参加することで合意した模様です。
そのほかにも、緊張を緩和し偶発的な衝突を避けることを目的に軍事当局者会談を開くことでも合意しましたが、韓国が要求した非核化に向けた対話の再開には取り合ってもらえませんでした。
会議は終始北朝鮮ペースで進められた模様です。
会議冒頭で北朝鮮側の首席代表の李善権祖国平和統一委員長が「大きく期待しているわが民族に、新年初の贈り物として価値ある結果を差し上げるのではいかがでしょう」と切り出し、韓国が今一番期待している平昌冬季五輪の参加の手土産を誇らしげに示しました。
北朝鮮に五輪参加を呼び掛けながら無視され続けた文在寅大統領への贈り物を協調した形です。
五輪期間中の米韓軍事演習の延期され、北朝鮮から見れば格好の時間稼ぎとなります。
今後、「五輪成功」の対価として、韓国に制裁緩和などの要求を突きつけることも十分に考えられます。
これまで、北朝鮮が最も望んでいた米国との直接対話は接点がうまく見いだせなかったものですから、今回は融和姿勢を見せている韓国をうまく利用した形になっています。
共同報道文に「問題は民族で解決」と謳ったように、北朝鮮の米韓分離作戦がまずは成功ということかもしれません。
慰安婦問題で新方針を出すなど、国内問題と外交問題の挟間で揺れる文政権の不安定さに今後の南北協議の行方が気になるところです。
2018年01月09日
明治150年
年が明けて、ことし=平成30年は、明治元年から150年の節目の年にあたるようです。
これを記念して、ことしは、明治に関連した様々な事業が企画されています。
政府も、内閣官房に「明治150年」関連施策推進室という専門部局を設置して、様々な記念事業を実施しています。
今年、実施される関連事業の数ですが、現時点のまとめでは、国が主催するものが147。都道府県など自治体が主催するものが1018にのぼります。
佐賀でも、“肥前さが幕末維新博覧会”が開催されます。
どんな事業があるかというと、明治時代の資料の企画展示や講演会が多く、例えば、外務省が主催する事業で、「明治150年記念展示 国書・親書にみる明治の日本外交」というのがあります。
大がかりな事業としては、明治記念大磯邸園の設置というのがあります。
これは、初代の内閣総理大臣を務めた伊藤博文の旧邸宅などがある神奈川県大磯町のおよそ6万平方メートルのエリアを公園として整備し、一般公開するというものです。国土交通省が所管する事業で、去年11月に閣議決定されました。
具体的に公園として整備されるのは、「滄浪閣」と呼ばれる、伊藤博文の旧邸宅、旧大隈重信邸、旧西園寺公望邸、それに、旧陸奥宗光邸といった建物群があるエリアです。
明治150年でいろいろな事業をやっているのはわかりましたが、政府がここまで力を入れるのはなぜなんでしょうか。
政府としては、この機会に、明治の精神にならって、更に国家として飛躍する機運を盛り上げたいというところでしょうし、自治体としては、地域にゆかりのある人物や出来事をPRすることで、観光を盛り上げたいという狙いもあるかもしれません。
ちなみに、今から50年前の昭和43年、明治100年の記念式典が開催されています。
その当時の首相が佐藤栄作氏で、明治150年を迎えた今の安倍総理も、山口県の出身、維新の原動力となった、かつての長州藩のあった地方の出身で力が入るのが合点が行きました。
そういえば、NHKの大河ドラマも「西郷どん」です。
言うまでもなく、明治維新の立役者、西郷隆盛を主人公にしたドラマですから、明治150年記念事業的な色合いがあるのかもしれません。
ただ、こうした中で、明治の意義を再認識するのは良いことですが、過剰に美化するのはいかがなものかと考えたりもします。
しかし、明治150年の今年は、私たち日本人が歩んできた道とこれから歩む未来に思いを巡らせる絶好の機会になるのは確かで、地方のイベントも今後の地方創生のヒントをつかむきっかけとしてほしいものです。
これを記念して、ことしは、明治に関連した様々な事業が企画されています。
政府も、内閣官房に「明治150年」関連施策推進室という専門部局を設置して、様々な記念事業を実施しています。
今年、実施される関連事業の数ですが、現時点のまとめでは、国が主催するものが147。都道府県など自治体が主催するものが1018にのぼります。
佐賀でも、“肥前さが幕末維新博覧会”が開催されます。
どんな事業があるかというと、明治時代の資料の企画展示や講演会が多く、例えば、外務省が主催する事業で、「明治150年記念展示 国書・親書にみる明治の日本外交」というのがあります。
大がかりな事業としては、明治記念大磯邸園の設置というのがあります。
これは、初代の内閣総理大臣を務めた伊藤博文の旧邸宅などがある神奈川県大磯町のおよそ6万平方メートルのエリアを公園として整備し、一般公開するというものです。国土交通省が所管する事業で、去年11月に閣議決定されました。
具体的に公園として整備されるのは、「滄浪閣」と呼ばれる、伊藤博文の旧邸宅、旧大隈重信邸、旧西園寺公望邸、それに、旧陸奥宗光邸といった建物群があるエリアです。
明治150年でいろいろな事業をやっているのはわかりましたが、政府がここまで力を入れるのはなぜなんでしょうか。
政府としては、この機会に、明治の精神にならって、更に国家として飛躍する機運を盛り上げたいというところでしょうし、自治体としては、地域にゆかりのある人物や出来事をPRすることで、観光を盛り上げたいという狙いもあるかもしれません。
ちなみに、今から50年前の昭和43年、明治100年の記念式典が開催されています。
その当時の首相が佐藤栄作氏で、明治150年を迎えた今の安倍総理も、山口県の出身、維新の原動力となった、かつての長州藩のあった地方の出身で力が入るのが合点が行きました。
そういえば、NHKの大河ドラマも「西郷どん」です。
言うまでもなく、明治維新の立役者、西郷隆盛を主人公にしたドラマですから、明治150年記念事業的な色合いがあるのかもしれません。
ただ、こうした中で、明治の意義を再認識するのは良いことですが、過剰に美化するのはいかがなものかと考えたりもします。
しかし、明治150年の今年は、私たち日本人が歩んできた道とこれから歩む未来に思いを巡らせる絶好の機会になるのは確かで、地方のイベントも今後の地方創生のヒントをつかむきっかけとしてほしいものです。
2018年01月08日
同窓会
昨日は、年に1回の総会を兼ねた福岡高校の同窓会で、久しぶりに参加しました。
25回生ということもあって、会の名称は“ニコニコ会”です。
場所は、福岡市天神スカイホール(西日本新聞主会館16F)で、同窓生が社長していることもあって数年前からこの会場で開催されているようでした。
昨日は、いつもよりも多い53名が参加し、恩師も2人元気な姿を見せていただきました。
最初に、昨年亡くなられた方に黙とうをしましたが、これまで10クラス中、6名の担当の先生がなくなられたということで、また同級生も22名が物故者の一覧に記載されていました。
63歳、多くの人が男女問わず初老という感じを漂わせる外見になりました。
年金生活に入っているものもいて、さすがに見た目わかるような外見だけでなく雰囲気を漂わせていて、昨日の出席者の中に現職が1名、マスコミで頑張っている者がいて、彼だけは歳を感じさせないものを持っていました。
やはり、元気に仕事をしていかないと老いるのが早くなると、同窓会出席者メンバーを見ていて強く感じた次第です。
クラスごとに、近況など2分スピーチが回ってきましたが、私からは九州重粒子線治療のお話をしました。
年齢が年齢ですから、皆さんの食いつきもよく、熱心に耳を傾けてくれました。
その際に、2月26日にJR九州ホールで行われる“重粒子線がん治療を語る”講演会の紹介をさせていただきました。
会も楽しい雰囲気の中で進み、最後に皆で校歌、応援歌、博多祝い目出度を歌い、博多一本締めで締めて、“博多っ子純情らしい” 福高の同窓会のお開きとなりました。
25回生ということもあって、会の名称は“ニコニコ会”です。
場所は、福岡市天神スカイホール(西日本新聞主会館16F)で、同窓生が社長していることもあって数年前からこの会場で開催されているようでした。
昨日は、いつもよりも多い53名が参加し、恩師も2人元気な姿を見せていただきました。
最初に、昨年亡くなられた方に黙とうをしましたが、これまで10クラス中、6名の担当の先生がなくなられたということで、また同級生も22名が物故者の一覧に記載されていました。
63歳、多くの人が男女問わず初老という感じを漂わせる外見になりました。
年金生活に入っているものもいて、さすがに見た目わかるような外見だけでなく雰囲気を漂わせていて、昨日の出席者の中に現職が1名、マスコミで頑張っている者がいて、彼だけは歳を感じさせないものを持っていました。
やはり、元気に仕事をしていかないと老いるのが早くなると、同窓会出席者メンバーを見ていて強く感じた次第です。
クラスごとに、近況など2分スピーチが回ってきましたが、私からは九州重粒子線治療のお話をしました。
年齢が年齢ですから、皆さんの食いつきもよく、熱心に耳を傾けてくれました。
その際に、2月26日にJR九州ホールで行われる“重粒子線がん治療を語る”講演会の紹介をさせていただきました。
会も楽しい雰囲気の中で進み、最後に皆で校歌、応援歌、博多祝い目出度を歌い、博多一本締めで締めて、“博多っ子純情らしい” 福高の同窓会のお開きとなりました。
2018年01月06日
龍のキセキ
新進気鋭の墨絵アーティスト・西元 祐貴氏の初個展「龍のキセキ 福岡展」が、今日から2福岡アジア美術館で開催されていて、妻と行ってきました。
西元氏は、世界的な注目を集める日本を代表する墨絵アーティストです。
伝統的な技法に捕われず、大胆さと繊細さを持ち合わせたタッチで「躍動感」「力強さ」を追求した作品ばかりです。
龍や侍などの古典的なモチーフから、スポーツ選手やミュージシャンなどの斬新なモチーフも描いています。

最大の目玉作品は、約30mを超える「龍」で、福岡!ヤフオクドームで約8割を制作済みで、会場の福岡アジア美術館で筆入れをし、完成させたといいます。
2016年2月には制作の拠点となる福井県に、日本国内では初めてとなる「西元祐貴 陶墨画ギャラリー」がオープンし、国内は勿論の事、海外からも連日ファンが殺到しているとのことです。
このほか、ヨーロッパ、アメリカ、中国など海外での個展やライブパフォーマンス、CGや動画、様々な分野とのコラボレーションなど、型に嵌らない活動スタイルで世界を舞台に活躍中ということでこの個展は一見に値すると思います。
ぜひ、ご覧を!

西元氏は、世界的な注目を集める日本を代表する墨絵アーティストです。
伝統的な技法に捕われず、大胆さと繊細さを持ち合わせたタッチで「躍動感」「力強さ」を追求した作品ばかりです。
龍や侍などの古典的なモチーフから、スポーツ選手やミュージシャンなどの斬新なモチーフも描いています。

最大の目玉作品は、約30mを超える「龍」で、福岡!ヤフオクドームで約8割を制作済みで、会場の福岡アジア美術館で筆入れをし、完成させたといいます。
2016年2月には制作の拠点となる福井県に、日本国内では初めてとなる「西元祐貴 陶墨画ギャラリー」がオープンし、国内は勿論の事、海外からも連日ファンが殺到しているとのことです。
このほか、ヨーロッパ、アメリカ、中国など海外での個展やライブパフォーマンス、CGや動画、様々な分野とのコラボレーションなど、型に嵌らない活動スタイルで世界を舞台に活躍中ということでこの個展は一見に値すると思います。
ぜひ、ご覧を!


2018年01月05日
相撲協会の一連の騒動
年末から年始にわたって、貴乃花親方の処分の話題で持ちきりでした。
日本相撲協会は昨日、臨時評議員会を開き、理事会が貴乃花親方に対して出していた解任決議を審議し全会一致で承認しました。
評議員会の終了後に会見した議長の池坊保子氏は、「公益法人の役員としておおよそ考えられない行為」と貴乃花親方の行動を断罪しました。
その上で、「上司であり先輩でもある八角理事長が何度も携帯電話に電話してもまったく応答がなく折り返しの電話もしなかった。著しく礼を欠いていた」と、その貴乃花親方の協会に対する態度や対応を解任理由に付け加えました。
これらの最終処分と、池坊議長の「礼を欠いた」という発言を巡ってツイッターやSNS、コメント欄などネット上で話題となっているようです。
「礼を欠いた」という発言そのものを疑問視する声だけでなく評議員会が承認した処分に対する反対意見や貴乃花親方の処分の他にもっと重要な論点があることを訴える意見もネット上に並んだといいます。
例えば、「貴乃花が礼を欠いていたのはその通りかも知れないけど、協会側は著しく常識を欠いてるよね」
「一番礼を欠いていたのは、一部の力士たちであり、それを隠ぺいしようとした相撲協会じゃないの?」
「最後の理屈は被害者親方が電話に出なかったことだって?それが暴行事件そのものより重大なの?」
「被害者が加害者より処罰が重いという不可解な話」などです。
今回の元横綱・日馬富士が起こした暴力事件が本来の案件でした。
評議会としては、貴乃花親方の「礼を欠いた」ことを問題にするよりも協会のガバナンスの欠如を問題にすべきだったはずです。
そもそも元横綱の日馬富士の暴力を使った貴ノ岩への“制裁”や、その背景にある“かわいがり”や“絶対服従”の相撲界の改善されていない体質にこそ社会秩序の欠如がなかったかということです。
モンゴル人力士の問題や、事件の発端を作りながら、暴力行為を見過ごして止めもしなかった白鵬の処分が報酬減額で被害者サイドの貴乃花親方が、それよりも重い「降格処分」では、やはり不公平感が際立つというわけです。
確かに、貴乃花親方の対応にはだれもが疑問を持ちましたが、協会のガバナンスの問題、相撲界のしきたり、モンゴル力士の振舞いなど、今回の事件を契機に根本的なところにメスを入れないといけないと強く感じます。
日本相撲協会は昨日、臨時評議員会を開き、理事会が貴乃花親方に対して出していた解任決議を審議し全会一致で承認しました。
評議員会の終了後に会見した議長の池坊保子氏は、「公益法人の役員としておおよそ考えられない行為」と貴乃花親方の行動を断罪しました。
その上で、「上司であり先輩でもある八角理事長が何度も携帯電話に電話してもまったく応答がなく折り返しの電話もしなかった。著しく礼を欠いていた」と、その貴乃花親方の協会に対する態度や対応を解任理由に付け加えました。
これらの最終処分と、池坊議長の「礼を欠いた」という発言を巡ってツイッターやSNS、コメント欄などネット上で話題となっているようです。
「礼を欠いた」という発言そのものを疑問視する声だけでなく評議員会が承認した処分に対する反対意見や貴乃花親方の処分の他にもっと重要な論点があることを訴える意見もネット上に並んだといいます。
例えば、「貴乃花が礼を欠いていたのはその通りかも知れないけど、協会側は著しく常識を欠いてるよね」
「一番礼を欠いていたのは、一部の力士たちであり、それを隠ぺいしようとした相撲協会じゃないの?」
「最後の理屈は被害者親方が電話に出なかったことだって?それが暴行事件そのものより重大なの?」
「被害者が加害者より処罰が重いという不可解な話」などです。
今回の元横綱・日馬富士が起こした暴力事件が本来の案件でした。
評議会としては、貴乃花親方の「礼を欠いた」ことを問題にするよりも協会のガバナンスの欠如を問題にすべきだったはずです。
そもそも元横綱の日馬富士の暴力を使った貴ノ岩への“制裁”や、その背景にある“かわいがり”や“絶対服従”の相撲界の改善されていない体質にこそ社会秩序の欠如がなかったかということです。
モンゴル人力士の問題や、事件の発端を作りながら、暴力行為を見過ごして止めもしなかった白鵬の処分が報酬減額で被害者サイドの貴乃花親方が、それよりも重い「降格処分」では、やはり不公平感が際立つというわけです。
確かに、貴乃花親方の対応にはだれもが疑問を持ちましたが、協会のガバナンスの問題、相撲界のしきたり、モンゴル力士の振舞いなど、今回の事件を契機に根本的なところにメスを入れないといけないと強く感じます。
2018年01月04日
御用始め
今日は2018年の業務開始の日、御用始めです。
それぞれの組織においてトップの年頭のあいさつで始まり、主要都市では一堂に会して年始の挨拶をする賀
詞交歓会が行われました。
私も午後から福岡市で行われた西日本シティ銀行主催の賀詞交歓会に顔を出してきました。
ホテル日航の大広間に所狭しと福岡市を中心とする企業の面々が集まりました。
頭取の年頭の挨拶に始まり、頭取、会長との名刺交換会が行われまた。
限られた時間ではありましたが、終始、長蛇の列ができていたものの多少待って、私も何とか会長に挨拶ができました。
そのほか、九経連の会長に挨拶し、しばらくの間、重粒子線治療の話をさせていただきました。
今年は出席者の皆さんの笑顔の多さを感じましたし、また新年の初売りも好調だったようですし、多少は社会に景気が良く元気なムードが広がっているように思います。
明日は、鳥栖の商工会議所主催の賀詞交歓会に行ってきます。
それぞれの組織においてトップの年頭のあいさつで始まり、主要都市では一堂に会して年始の挨拶をする賀
詞交歓会が行われました。
私も午後から福岡市で行われた西日本シティ銀行主催の賀詞交歓会に顔を出してきました。
ホテル日航の大広間に所狭しと福岡市を中心とする企業の面々が集まりました。
頭取の年頭の挨拶に始まり、頭取、会長との名刺交換会が行われまた。
限られた時間ではありましたが、終始、長蛇の列ができていたものの多少待って、私も何とか会長に挨拶ができました。
そのほか、九経連の会長に挨拶し、しばらくの間、重粒子線治療の話をさせていただきました。
今年は出席者の皆さんの笑顔の多さを感じましたし、また新年の初売りも好調だったようですし、多少は社会に景気が良く元気なムードが広がっているように思います。
明日は、鳥栖の商工会議所主催の賀詞交歓会に行ってきます。
2018年01月02日
初売り
国のデパートはじめ多くの商業施設で、今日は初売りで賑わいを見せたようです。
ウォーキングもかねて天神に足を延ばし、大丸を覗いてみました。
9時30分オープンで、その10分前についたのですが、嵐が去った静けさというか、お目当ての福袋をゲットして一段落して次の買い物をどうしようかという感じでした。
たぶん、長蛇の列ができて早めにオープンした模様でした。
テレビでその状況を報道していましたが、客の中には遠くからそれも朝早くからきて並んだという人や広告等を見て事前に狙いを定めている人も多くみられました。
就いた時にも、まだ長蛇の列ができている売り場も数多くあって、聞いてみると人気のコーナーで毎年のことのようでした。
ほとんどの方が、特にご婦人方が満足そうに大きな福袋をいっぱい下げて変えられる姿はほほえましく、こちらも福をいただいたような気分になれます。
この調子で消費が進んで、景気が良くなるという実感が持てる1年となることを祈念したいと思います。

2018年01月01日
謹賀新年
明けましておめでとうございます。
2018年の幕開けですが、新年を迎え、目標に向けて決意を新たにした方も多いと思います。
私も心新たにして、これまでの引きずってきた流れの見直しをし、整理するものは整理して、今後の新たな目標に対してやりがいを見出そうと考えています。
平成30 年、天皇陛下の退位を控え、平成がまる1年続く最後の年であることを考え、それぞれ記念に残る年にしたものです。

今日の福岡市では、日の出の時間帯は厚い雲に隠れていましたが、雲の隙間から太陽の光が漏れ、光明を与えてくれましたし、それをバックとして飛行機が飛び立つ姿を目にして、今年1年、希望を失わずに前向きに取り組まないといけないと肝に銘じました。
2018年の幕開けですが、新年を迎え、目標に向けて決意を新たにした方も多いと思います。
私も心新たにして、これまでの引きずってきた流れの見直しをし、整理するものは整理して、今後の新たな目標に対してやりがいを見出そうと考えています。
平成30 年、天皇陛下の退位を控え、平成がまる1年続く最後の年であることを考え、それぞれ記念に残る年にしたものです。
今日の福岡市では、日の出の時間帯は厚い雲に隠れていましたが、雲の隙間から太陽の光が漏れ、光明を与えてくれましたし、それをバックとして飛行機が飛び立つ姿を目にして、今年1年、希望を失わずに前向きに取り組まないといけないと肝に銘じました。
大晦日
今年、2017年も今日で終わりです。
毎年感じますが、1年が過ぎるのが早いということです。
今年1年振り返ってみると、私がかかわっている有明海問題ですが、混迷を極める中でこれまで、何とかしようという雰囲気が地域社会にありましたし、私自身にも強くありました。
開門調査を巡って、何のために行うか本質的な議論がないまま佐賀県と長崎県のそれぞれの立場での主張があり、それなりにマスコミも取り上げて世間を賑わしていましたが、それもなくなってきて関心がなくなってきました。
それとは別のオスプレイの話題と取り上げられた格好で、何とも寂しい状況になってきました。
社会問題として認識されないほど逆に活動しにくくなっており、有明海再生機構の役割も考え直さないといけない時期に来たかもしれません。
そのほか社会全般的にもいろいろありました。
「森友学園問題」「加古学園」と安倍総理の関与の有無が問題になり、『忖度』という言葉が流行しました。
安倍政権が支持率を下げ、小池ブームもあって、政局化し政権交代の可能性を秘めた衆院選となりましたが、結果は自民党の一人勝ち、民進党が分裂し野党自滅の結果となりました。
スポーツでは、ホークスの日本一、稀勢の里が19年ぶりに日本人横綱となる明るい話題もありました。
何といっても一番の話題は、一番の話題はトランプ米国大統領のアメリカンファースト施策や北朝鮮の核開発や弾道ミサイルに世界中が振り回されたことかもしれません。
そして最後に忘れては入れないのが、九州北部豪雨でした。
現地を見ると、自然の猛威に対して人間はなすべくもないということです。
一日も早い復旧・復興を願うばかりです。

今日、我が家の恒例行事となりました、厄八幡(正式には若八幡)神社に参拝に行ってきました。
毎年感じますが、1年が過ぎるのが早いということです。
今年1年振り返ってみると、私がかかわっている有明海問題ですが、混迷を極める中でこれまで、何とかしようという雰囲気が地域社会にありましたし、私自身にも強くありました。
開門調査を巡って、何のために行うか本質的な議論がないまま佐賀県と長崎県のそれぞれの立場での主張があり、それなりにマスコミも取り上げて世間を賑わしていましたが、それもなくなってきて関心がなくなってきました。
それとは別のオスプレイの話題と取り上げられた格好で、何とも寂しい状況になってきました。
社会問題として認識されないほど逆に活動しにくくなっており、有明海再生機構の役割も考え直さないといけない時期に来たかもしれません。
そのほか社会全般的にもいろいろありました。
「森友学園問題」「加古学園」と安倍総理の関与の有無が問題になり、『忖度』という言葉が流行しました。
安倍政権が支持率を下げ、小池ブームもあって、政局化し政権交代の可能性を秘めた衆院選となりましたが、結果は自民党の一人勝ち、民進党が分裂し野党自滅の結果となりました。
スポーツでは、ホークスの日本一、稀勢の里が19年ぶりに日本人横綱となる明るい話題もありました。
何といっても一番の話題は、一番の話題はトランプ米国大統領のアメリカンファースト施策や北朝鮮の核開発や弾道ミサイルに世界中が振り回されたことかもしれません。
そして最後に忘れては入れないのが、九州北部豪雨でした。
現地を見ると、自然の猛威に対して人間はなすべくもないということです。
一日も早い復旧・復興を願うばかりです。

今日、我が家の恒例行事となりました、厄八幡(正式には若八幡)神社に参拝に行ってきました。