全国でゴルフ場の倒産が急増し、今年4月時点で既に13件に上り、リーマン・ショックがあった2008年を上回るペースだといいます。
背景には若者のゴルフ離れによる利用者数の低迷があるほか、施設整備などのため会員がゴルフ場に預けた 「預託金」の償還に対応できず廃業を選ぶケースも多いようです。
ゴルフ人口が減退した最大の要因は、若年層に裾野が広がらなかったことによる愛好家の高齢化です。
初心者用でも道具一式そろえれば5万円前後はかかる上、プレー費用も他のスポーツに比べ高額です。
加えて、道具を積んで郊外のゴルフ場に向かうのに欠かせないクルマを持たない若者も多いときています。
「企業の接待交際費が減ったことが大きい」と指摘する人もいて、かつては仕事の付き合いでゴルフを始める人も多かったようですが、「接待ゴルフ」が減り、週末は取引先とゴルフにいそしむ光景も少なくなりました。
また、ゴルフ場経営者には預託金問題も重くのしかかり、施設整備などのため会員がゴルフ場に預けていた金で期限が来れば返還を求められるものですが、資金不足から多くのゴルフ場で先延ばしとなり、一部で訴訟も起きています。
そういう中で、バブル期に整備されたゴルフ場の多くが設備の更新時期にさしかかっておりその費用もかさんでいます。
今までは倒産しても別の運営会社に引き継がれゴルフ場として再スタートを切ることが多かったのですが、近年はそのまま閉業し太陽光発電など別事業の用地になることもあります。
ゴルフ場の減少がさらなるゴルフ人口の減少につながる悪循環に陥っています。
2018年05月31日
2018年05月30日
ウィスキーが投資の対象
サントリーが、『白州12年』と『響17年』の販売を休止すると発表しました。
『白州12年』であれば、原酒を樽で12年以上熟成させたものを使っていますが、その原酒が足りない状況にあります。
今から12年前の2006年は、ウイスキーの人気がなく、需要の低迷が続いているさなかでした。
そのため、将来の需要も大きくは期待できないだろうと、各メーカーとも原酒の生産量を減らしていたといいます。
ところがその後、10年前に大手メーカーがハイボールの販売に力を入れたことをきっかけに需要が回復し、
2014年には、連続テレビ小説『マッサン』の放送が始まり、需要を後押ししました。
さらに、国産の銘柄が世界的な賞を受賞したことも追い風となって、ウイスキー・ブームが拡大していったようです。
需要が大きく伸びた今、熟成期間が10年以上の原酒の不足が表面化しました。
インターネットの通販サイトでは今、「白州12年」と「響17年」の価格が軒並み高騰し、希望小売価格8,500円の「白州12年」は9万7,200円に、1万2,000円の「響17年」も8万5,000円の値が付いています。
年代物で希少性が高いもの、終売になるものは定価を超える買い取りになってきてい、“金”とか“骨董”であるとか、付加価値の高いものに移りつつあります。
“飲むもの”ではなく、“取り引きされるもの”に変わりつつあるようです。
高値に化ける日本産ウイスキーをかき集めようと、この数年、バイヤーも次々来るようになっています。
これまではジュエリーを中心に扱ってきましたが、大きな利益が出ると聞いて、去年から日本産ウイスキーの買い付けに乗り出したと言います。
サントリーによると、需要の回復を受けて、その後、原酒の生産量を増やしているということですが、熟成には年単位の時間がかかるので、現時点で販売再開の見通しはたっていないということです。
国産ウィスキーがいいですよね。
これから手が届かないところに行ってしまいそうです。
『白州12年』であれば、原酒を樽で12年以上熟成させたものを使っていますが、その原酒が足りない状況にあります。
今から12年前の2006年は、ウイスキーの人気がなく、需要の低迷が続いているさなかでした。
そのため、将来の需要も大きくは期待できないだろうと、各メーカーとも原酒の生産量を減らしていたといいます。
ところがその後、10年前に大手メーカーがハイボールの販売に力を入れたことをきっかけに需要が回復し、
2014年には、連続テレビ小説『マッサン』の放送が始まり、需要を後押ししました。
さらに、国産の銘柄が世界的な賞を受賞したことも追い風となって、ウイスキー・ブームが拡大していったようです。
需要が大きく伸びた今、熟成期間が10年以上の原酒の不足が表面化しました。
インターネットの通販サイトでは今、「白州12年」と「響17年」の価格が軒並み高騰し、希望小売価格8,500円の「白州12年」は9万7,200円に、1万2,000円の「響17年」も8万5,000円の値が付いています。
年代物で希少性が高いもの、終売になるものは定価を超える買い取りになってきてい、“金”とか“骨董”であるとか、付加価値の高いものに移りつつあります。
“飲むもの”ではなく、“取り引きされるもの”に変わりつつあるようです。
高値に化ける日本産ウイスキーをかき集めようと、この数年、バイヤーも次々来るようになっています。
これまではジュエリーを中心に扱ってきましたが、大きな利益が出ると聞いて、去年から日本産ウイスキーの買い付けに乗り出したと言います。
サントリーによると、需要の回復を受けて、その後、原酒の生産量を増やしているということですが、熟成には年単位の時間がかかるので、現時点で販売再開の見通しはたっていないということです。
国産ウィスキーがいいですよね。
これから手が届かないところに行ってしまいそうです。
2018年05月29日
諌干和解協議が決裂
国営諫早湾干拓事業を巡る福岡高裁の和解協議がまたまた決裂しました。
原告、被告の双方の主張の隔たりは大きく、基金の受け入れに関係漁協が賛同したとしても当事者ではなく、この裁判は行きつくところまで行きそうです。
福岡高裁は漁業者側勝訴の一審佐賀地裁判決の請求異議訴訟を取り消す意向を示唆しており、国側の逆転勝訴になれば、開門を命じた2010年12月の福岡高裁確定判決が事実上無効とされる異例の事態となります。
弁護団長は、「我々はこの裁判(請求異議訴訟一審判決)で負けてもいい。代わりに農業関係の裁判が拡大し、大乱戦になる。解決策は開門しかない」と開門に向けての徹底抗戦の構えです。
そして、干拓営農地でカモによる食害を受けた農業者などの別の訴訟を提起するということです。
そういえば、2010年の福岡高裁確定判決後に弁護団長が有明海再生機構にお見えになった時に、「私は、有明海を争いの海にしたい」、そして「次の裁判を考えており、ノリが不作で困っている漁業者を原告に予定している」という強烈なことを言われたことを思い出します。
その時、我々は争いではなく、有明海を穏やかな海にしたい、有明海再生に向けて取り組みたいと申し上げました。
原告団の最終ゴールは諌干事業を全面否定して、潮受け堤防の撤去しかないようですが、そのプロセスにおいて、いくつもの裁判を起こしては多くの原告の人たちを巻き込んで、最終的にどういう最終形を担保してくれるのでしょうか。
この訴訟で国側が勝訴した場合、2014年6月から始まった制裁金の支払いが止まる見通しで、国はこれまで漁業者側に11億4840万円を支払っていますが、この取り扱いがどうなるか、返済となると原告の方々はどうするのでしょうか。
この手の裁判はとかく長くなりがちであり、原告の方々が疲弊される姿をよく見かけられます。
いずれにしても、当時の菅首相の判断ひとつで判決が決まり、長い年月のプロセスを経て今回の結末を迎えようとしています。
このことに対して、当時からも問題視されていましたが、菅氏は事の重大性をどれほど認識されているのでしょうか。
アセスの結果を待って、最高裁の判断を仰いでもよかったのに、ご本人のライフワークで培った信条かどうか知りませんが一国の宰相としての判断としては当時、多くの人が疑問に持ったものでした。
冷静な判断のもとに、一部の思いに振り回されるのではなく、弱者の方にとって一番良い早い解決を願います。
原告、被告の双方の主張の隔たりは大きく、基金の受け入れに関係漁協が賛同したとしても当事者ではなく、この裁判は行きつくところまで行きそうです。
福岡高裁は漁業者側勝訴の一審佐賀地裁判決の請求異議訴訟を取り消す意向を示唆しており、国側の逆転勝訴になれば、開門を命じた2010年12月の福岡高裁確定判決が事実上無効とされる異例の事態となります。
弁護団長は、「我々はこの裁判(請求異議訴訟一審判決)で負けてもいい。代わりに農業関係の裁判が拡大し、大乱戦になる。解決策は開門しかない」と開門に向けての徹底抗戦の構えです。
そして、干拓営農地でカモによる食害を受けた農業者などの別の訴訟を提起するということです。
そういえば、2010年の福岡高裁確定判決後に弁護団長が有明海再生機構にお見えになった時に、「私は、有明海を争いの海にしたい」、そして「次の裁判を考えており、ノリが不作で困っている漁業者を原告に予定している」という強烈なことを言われたことを思い出します。
その時、我々は争いではなく、有明海を穏やかな海にしたい、有明海再生に向けて取り組みたいと申し上げました。
原告団の最終ゴールは諌干事業を全面否定して、潮受け堤防の撤去しかないようですが、そのプロセスにおいて、いくつもの裁判を起こしては多くの原告の人たちを巻き込んで、最終的にどういう最終形を担保してくれるのでしょうか。
この訴訟で国側が勝訴した場合、2014年6月から始まった制裁金の支払いが止まる見通しで、国はこれまで漁業者側に11億4840万円を支払っていますが、この取り扱いがどうなるか、返済となると原告の方々はどうするのでしょうか。
この手の裁判はとかく長くなりがちであり、原告の方々が疲弊される姿をよく見かけられます。
いずれにしても、当時の菅首相の判断ひとつで判決が決まり、長い年月のプロセスを経て今回の結末を迎えようとしています。
このことに対して、当時からも問題視されていましたが、菅氏は事の重大性をどれほど認識されているのでしょうか。
アセスの結果を待って、最高裁の判断を仰いでもよかったのに、ご本人のライフワークで培った信条かどうか知りませんが一国の宰相としての判断としては当時、多くの人が疑問に持ったものでした。
冷静な判断のもとに、一部の思いに振り回されるのではなく、弱者の方にとって一番良い早い解決を願います。
2018年05月28日
大変だった週末
先週の週末は、葬儀関係が集中しました。
金曜日から近い親戚の通夜、翌日の葬儀、火葬、初七日の法事と続き、ただ出席するだけですが意外と疲れるものです。
昨日は、近所の方の通夜に出席と続き、ずっと喪服を着ている感じでした。
今の時期は比較的なくなられる方が少ないのでしょうか、火葬の件数が多いときの半分ぐらいだと聞きました。
寒いとき、暑いときに集中するのでしょうか。
高齢化が進み、団塊の世代がお世話になるときは、近代的で大規模な福岡市の火葬場でも処理できなくなることもありうるかもしれません。
多少、疲れていたからでしょうか、昨日から腸炎で痛みと戦うことにもなりました。
何があたったのかわかりませんが、昨晩はその痛みでよく眠れませんでした。
ちょうど一年前も、同様な症状に見舞われ、その時は夫婦で腸炎と格闘しました。
その時はアサリが原因だったようですが、二人でベトナム旅行に行く前でしたから、治すのに大変でした。
このベトナム旅行は、九大バレー部有志の夫婦同伴ツアーで、初日は二人だけで夕食は日本から持ってきたカップラーメンという別メニューで過ごすということになりました。
翌日はゴルフでしたが、それまで2、3日まともに食べていませんでしたから、ふらふらだったのを懐かし思いだしています。
金曜日から近い親戚の通夜、翌日の葬儀、火葬、初七日の法事と続き、ただ出席するだけですが意外と疲れるものです。
昨日は、近所の方の通夜に出席と続き、ずっと喪服を着ている感じでした。
今の時期は比較的なくなられる方が少ないのでしょうか、火葬の件数が多いときの半分ぐらいだと聞きました。
寒いとき、暑いときに集中するのでしょうか。
高齢化が進み、団塊の世代がお世話になるときは、近代的で大規模な福岡市の火葬場でも処理できなくなることもありうるかもしれません。
多少、疲れていたからでしょうか、昨日から腸炎で痛みと戦うことにもなりました。
何があたったのかわかりませんが、昨晩はその痛みでよく眠れませんでした。
ちょうど一年前も、同様な症状に見舞われ、その時は夫婦で腸炎と格闘しました。
その時はアサリが原因だったようですが、二人でベトナム旅行に行く前でしたから、治すのに大変でした。
このベトナム旅行は、九大バレー部有志の夫婦同伴ツアーで、初日は二人だけで夕食は日本から持ってきたカップラーメンという別メニューで過ごすということになりました。
翌日はゴルフでしたが、それまで2、3日まともに食べていませんでしたから、ふらふらだったのを懐かし思いだしています。
2018年05月25日
米朝首脳会談中止後の展開は
トランプ米大統領は、北朝鮮での核実験場爆破後という絶妙のタイミングで、6月12日に予定されていた北朝鮮の金正恩朝鮮労働党委員長との首脳会談を中止しました。
自らが描いた行程表通りに事を進めていた金正恩氏でしたが、目算は完全に外れた格好です。
譲歩の姿勢を見せる一方、要求が受け入れられないと交渉決裂を繰り返してきた北朝鮮ですが、その裏切りの前例から疑念を捨てていない米国を、北朝鮮は甘く見ていたようです。金正恩氏にとって、核実験場爆破後というパフォーマンス後の米国の即座の反応は予想外だったに違いありません。
取りやめの理由について、米政府高官は北朝鮮側の相次ぐ約束違反だったといいます。
ひとつには、北朝鮮側がシンガポールで行われる予定だった米国側との準備会合を無断欠席したことで信義誠実の深刻な欠如と指摘しました。
そのほかにも、北朝鮮の米韓合同軍事演習に対する抗議と、南北閣僚級会談を突然中止したことも、北朝鮮が米朝首脳会談に向けて約束したことの違反とみなしています。
さらには、北朝鮮が核実験場の廃棄への国際監視団の立ち会いを認めなかったことで、さらに信頼が損なわれたことも指摘しています。
米朝首脳会談の中止に、米朝間の「仲介役」を自任していた韓国の文在寅大統領は、面目が完全に潰れてしまいました。
南北首脳会談を米朝首脳会談につなげるものと位置付け、ひたすら米朝の仲介者に徹した文氏が、窮地に追い込まれた金正恩氏同様、大きな衝撃を受けたことは必至です。
今年、平昌五輪を機に韓国に接近し、南北首脳会談で笑顔を振りまいた金正恩氏でしたが、局面は一気に変わり、窮地に追い込まれました。
同時に北朝鮮をめぐる“つかの間の春”は暗転し、朝鮮半島情勢は混迷と緊張が再現しそうな状況となりました。
追い込まれた金正恩氏としては、3月以降、2度訪問し関係改善に努めている中国から手を差し伸べてもらうしかありませんし、選択肢は限られてきて、北朝鮮が中国やロシアへの傾斜を強めるのは必至とみられます。
これはこれで大変な構図ですし、いったんは停止を表明した大陸間弾道ミサイルの発射実験を再開する懸念も出てきました。
その方向に向かわせないように、国際社会が必要な圧力をかけ続けることが大事です。
自らが描いた行程表通りに事を進めていた金正恩氏でしたが、目算は完全に外れた格好です。
譲歩の姿勢を見せる一方、要求が受け入れられないと交渉決裂を繰り返してきた北朝鮮ですが、その裏切りの前例から疑念を捨てていない米国を、北朝鮮は甘く見ていたようです。金正恩氏にとって、核実験場爆破後というパフォーマンス後の米国の即座の反応は予想外だったに違いありません。
取りやめの理由について、米政府高官は北朝鮮側の相次ぐ約束違反だったといいます。
ひとつには、北朝鮮側がシンガポールで行われる予定だった米国側との準備会合を無断欠席したことで信義誠実の深刻な欠如と指摘しました。
そのほかにも、北朝鮮の米韓合同軍事演習に対する抗議と、南北閣僚級会談を突然中止したことも、北朝鮮が米朝首脳会談に向けて約束したことの違反とみなしています。
さらには、北朝鮮が核実験場の廃棄への国際監視団の立ち会いを認めなかったことで、さらに信頼が損なわれたことも指摘しています。
米朝首脳会談の中止に、米朝間の「仲介役」を自任していた韓国の文在寅大統領は、面目が完全に潰れてしまいました。
南北首脳会談を米朝首脳会談につなげるものと位置付け、ひたすら米朝の仲介者に徹した文氏が、窮地に追い込まれた金正恩氏同様、大きな衝撃を受けたことは必至です。
今年、平昌五輪を機に韓国に接近し、南北首脳会談で笑顔を振りまいた金正恩氏でしたが、局面は一気に変わり、窮地に追い込まれました。
同時に北朝鮮をめぐる“つかの間の春”は暗転し、朝鮮半島情勢は混迷と緊張が再現しそうな状況となりました。
追い込まれた金正恩氏としては、3月以降、2度訪問し関係改善に努めている中国から手を差し伸べてもらうしかありませんし、選択肢は限られてきて、北朝鮮が中国やロシアへの傾斜を強めるのは必至とみられます。
これはこれで大変な構図ですし、いったんは停止を表明した大陸間弾道ミサイルの発射実験を再開する懸念も出てきました。
その方向に向かわせないように、国際社会が必要な圧力をかけ続けることが大事です。
2018年05月24日
お寒い試合
一昨日からの西武ライオンズとの3連戦はヤフオクドームのルーフオープンデーとなっています。

昨日は、空模様が心配されましたが、予定通りルーフオープンということでいつものドーム球場とは異なった趣となり、これはこれで楽しく野球観戦ができました。
ただ、ヤフオクドームは博多湾に隣接してところにあって、海風が心地よいを通り越して少し寒いというのが観客の印象で、一枚羽織るものが必要でした。
この日は、ビールの半額セールとなっていましたが、この寒さが災いしたのか、売れ行きも期待ほどなかったのではないでしょうか。
屋根が解放できるのはヤフオクドームだけで、これからの暑い夏ではこのような催しも面白いかもしれません。
試合は淡々と進み、投手戦というよりも両軍とも拙攻続きで、盛り上がりがかけた試合となりました。
それでも勝利をものにしたのでしたら、終わりよければということになりますが、1対2で惜敗というお寒い試合でした。
ところで、一度の開閉にかかる費用はというと、公式には約100万円、その内、屋根を開閉する電気代が20万円で、人件費など諸費用が80万円になるということです。
だからでしょうか、基本はホークスがホームゲームで勝利した後の「ルーフオープンショー」時などに限られているそうです。
ただ、100万円と言う金額は、ドーム建設にかかった費用÷ドームの開閉回数と言う、全体的なコストからみた計算方法で算出している方法で出された数字だという話もあり、実際にドーム開閉のみにかかる電気代の金額は、数千円から数万円だと言われています
昨日は、空模様が心配されましたが、予定通りルーフオープンということでいつものドーム球場とは異なった趣となり、これはこれで楽しく野球観戦ができました。
ただ、ヤフオクドームは博多湾に隣接してところにあって、海風が心地よいを通り越して少し寒いというのが観客の印象で、一枚羽織るものが必要でした。
この日は、ビールの半額セールとなっていましたが、この寒さが災いしたのか、売れ行きも期待ほどなかったのではないでしょうか。
屋根が解放できるのはヤフオクドームだけで、これからの暑い夏ではこのような催しも面白いかもしれません。
試合は淡々と進み、投手戦というよりも両軍とも拙攻続きで、盛り上がりがかけた試合となりました。
それでも勝利をものにしたのでしたら、終わりよければということになりますが、1対2で惜敗というお寒い試合でした。
ところで、一度の開閉にかかる費用はというと、公式には約100万円、その内、屋根を開閉する電気代が20万円で、人件費など諸費用が80万円になるということです。
だからでしょうか、基本はホークスがホームゲームで勝利した後の「ルーフオープンショー」時などに限られているそうです。
ただ、100万円と言う金額は、ドーム建設にかかった費用÷ドームの開閉回数と言う、全体的なコストからみた計算方法で算出している方法で出された数字だという話もあり、実際にドーム開閉のみにかかる電気代の金額は、数千円から数万円だと言われています
2018年05月23日
「MaaS(マース)」
「マイカー」や「愛車」という独特の日本語が示すように、私たちの暮らしに欠かせない自動車ですが、若者の車離れが進んでいると言われます。
我々の世代は、若い頃からマイカーを持つことに憧れを抱く人が多く、「車好き世代」とも言われています。
就職して寮に入っている頃ですから40年前になりますか、寮生は皆、車を持っていて、中には高級車の新車を買って、ローン、ガソリン代など当時の給料の半分以上を車に投資していた者もいました。
当時はオイルショックもあってガソリン代が高かったので、車で遊びたい若者は大変でした。
ところが、今、マイカーを手放し、カーシェアリングを利用し始める人が増えているそうです。
「MaaS(マース)」という言葉があります。
Mobility as a Serviceの略で、車を所有せず、使いたいときだけお金を払って利用するサービスのことです。
バスやタクシー、それに、最近、普及してきたカーシェアリングをイメージしてもらうとわかりやすいかもしれませんが、実はこの言葉、自動車業界に大きな変化をもたらすのではないかと、今、注目を集めています。
従来の車の概念を変えるMaaSの世界とは、いったいどんなものなのでしょうか。
車は持っているけど、平日はほとんど使っていなくて、もったいないと、考えたことがある人も少なくないと思います。
毎日1時間、車に乗ってもその稼働率は、1÷24で4.2%になり、逆に言えば、毎日1時間乗る人でも、1日の95.8%は使われずに車庫に眠っているというわけです。それをうまく活用できないか、という発想がMaaSの根底にあります。
ネット上で車を持つ人と車を使いたい人を結びつけ、専用のアプリには、個人の車の写真や使える日時が掲載され、登録者は13万人に上ります。
例えば、自分の車のシェア料金を1日1万5000円に設定すると、その結果、月10万円程度の収入を得ることができます。
そうすると、これを車のローンや駐車場代に充て、駐車場で眠っているマイカーが有効活用できます。
MaaSという言葉が、なぜか自動車業界でもてはやされていて、それは、来たるべき完全自動運転の時代とリンクしているからだといいます。
未来像として、ドライバーのいないロボットカーが街をぐるぐるまわる時代になれば、スマホのアプリに目的地を打ち込むだけで無人の車両が迎えに来てくれます。
疲れを知らないロボットカーは次から次へと人を乗せ、ドライバーの人件費がかからないため、タクシーよりも料金は安くなります。
こんな自動車が完成すると、わざわざ車を所有する必要がなくなってくるかもしれません。
そうなると、困るのは自動車メーカーです。
車をシェアする動きが進んで、個人が車を買わなくなれば、生産台数が減っていくかもしれません。
MaaSの普及は、自動車メーカーの従来のビジネスモデルを破壊してしまう可能性が出てきそうです。
我々の世代は、若い頃からマイカーを持つことに憧れを抱く人が多く、「車好き世代」とも言われています。
就職して寮に入っている頃ですから40年前になりますか、寮生は皆、車を持っていて、中には高級車の新車を買って、ローン、ガソリン代など当時の給料の半分以上を車に投資していた者もいました。
当時はオイルショックもあってガソリン代が高かったので、車で遊びたい若者は大変でした。
ところが、今、マイカーを手放し、カーシェアリングを利用し始める人が増えているそうです。
「MaaS(マース)」という言葉があります。
Mobility as a Serviceの略で、車を所有せず、使いたいときだけお金を払って利用するサービスのことです。
バスやタクシー、それに、最近、普及してきたカーシェアリングをイメージしてもらうとわかりやすいかもしれませんが、実はこの言葉、自動車業界に大きな変化をもたらすのではないかと、今、注目を集めています。
従来の車の概念を変えるMaaSの世界とは、いったいどんなものなのでしょうか。
車は持っているけど、平日はほとんど使っていなくて、もったいないと、考えたことがある人も少なくないと思います。
毎日1時間、車に乗ってもその稼働率は、1÷24で4.2%になり、逆に言えば、毎日1時間乗る人でも、1日の95.8%は使われずに車庫に眠っているというわけです。それをうまく活用できないか、という発想がMaaSの根底にあります。
ネット上で車を持つ人と車を使いたい人を結びつけ、専用のアプリには、個人の車の写真や使える日時が掲載され、登録者は13万人に上ります。
例えば、自分の車のシェア料金を1日1万5000円に設定すると、その結果、月10万円程度の収入を得ることができます。
そうすると、これを車のローンや駐車場代に充て、駐車場で眠っているマイカーが有効活用できます。
MaaSという言葉が、なぜか自動車業界でもてはやされていて、それは、来たるべき完全自動運転の時代とリンクしているからだといいます。
未来像として、ドライバーのいないロボットカーが街をぐるぐるまわる時代になれば、スマホのアプリに目的地を打ち込むだけで無人の車両が迎えに来てくれます。
疲れを知らないロボットカーは次から次へと人を乗せ、ドライバーの人件費がかからないため、タクシーよりも料金は安くなります。
こんな自動車が完成すると、わざわざ車を所有する必要がなくなってくるかもしれません。
そうなると、困るのは自動車メーカーです。
車をシェアする動きが進んで、個人が車を買わなくなれば、生産台数が減っていくかもしれません。
MaaSの普及は、自動車メーカーの従来のビジネスモデルを破壊してしまう可能性が出てきそうです。
2018年05月21日
手のひら返し外交
昨日は、北から張り出す高気圧の影響でさわやかな一日となりましたが、この時期ではちょっとひんやりして朝晩は一枚羽織るものが必要になりました。
空気も澄んで、西の空は雲一つない青空となりました。

さて、北朝鮮の金正恩朝鮮労働党委員長は2度にわたる訪中と習近平国家主席との首脳会談からくる「自信の表れ」でしょうか、トランプ大統領に対して揺さぶりをかけてきました。
北朝鮮の核、ミサイル開発の強硬姿勢から話し合いによる融和路線への転換、そしてまた強硬姿勢を示すなど、北朝鮮の手のひら返し外交には関係国が翻弄されます。
輸入が37%カットされる中で経済制裁が効果的だといわれていますが、6月危機の前に対話の話が進行し、南北対話が行われるとともに米朝首脳会談が実施されようとしていて、金正恩氏にとって予想以上の成果を得たと感じているのではないでしょうか。
北朝鮮では、チャマダン(野外闇市)が生命線となっていますが、中国の後ろ盾を得て、中国製品の密輸の取引がすでに再開しているという話もあって、このような実体経済をもとに強気の姿勢が読み取れます。
これに対してトランプ米大統領は、北朝鮮の揺さぶりを「会談が実現しなければ次のステップへいく」と切り捨てており、次のステップとは軍事オプションをにおわせています。
今回の騒動で、核廃棄を「完全かつ検証可能で不可逆的」に進め、過去の過ちを繰り返さないとするトランプ政権の態度に変更がないことが改めて確認されました。
このため北朝鮮にとって「米朝首脳会談を蹴る」選択肢は限りなくゼロに近いとの見方が大勢ですが、トランプ氏の選挙目当てのパフォーマンスに走る懸念も全くないわけではないので、今しばらく注視する必要がありそうです。
金正恩氏は4月末の南北首脳会談で、文在寅韓国大統領に「いつでも日本と対話する用意がある」と応じたことから、一連の流れの中で拉致問題の解決に期待が出てきましたが、この件についても北朝鮮はしたたかです。
北朝鮮メディアによる日本非難、安倍政権批判を続けていますし、いま日本を攻撃することで、日本国内にある“バスに乗り遅れる論”や“日本だけカヤの外”といった安倍政権批判に乗じ、日朝交渉のハードルを上げている感じがします。
これも北朝鮮が得意とする心理戦の常套手段でしょうが。
いずれにしても、昨日の空のように小細工をせずにすっきりと行きたいものです。
空気も澄んで、西の空は雲一つない青空となりました。

さて、北朝鮮の金正恩朝鮮労働党委員長は2度にわたる訪中と習近平国家主席との首脳会談からくる「自信の表れ」でしょうか、トランプ大統領に対して揺さぶりをかけてきました。
北朝鮮の核、ミサイル開発の強硬姿勢から話し合いによる融和路線への転換、そしてまた強硬姿勢を示すなど、北朝鮮の手のひら返し外交には関係国が翻弄されます。
輸入が37%カットされる中で経済制裁が効果的だといわれていますが、6月危機の前に対話の話が進行し、南北対話が行われるとともに米朝首脳会談が実施されようとしていて、金正恩氏にとって予想以上の成果を得たと感じているのではないでしょうか。
北朝鮮では、チャマダン(野外闇市)が生命線となっていますが、中国の後ろ盾を得て、中国製品の密輸の取引がすでに再開しているという話もあって、このような実体経済をもとに強気の姿勢が読み取れます。
これに対してトランプ米大統領は、北朝鮮の揺さぶりを「会談が実現しなければ次のステップへいく」と切り捨てており、次のステップとは軍事オプションをにおわせています。
今回の騒動で、核廃棄を「完全かつ検証可能で不可逆的」に進め、過去の過ちを繰り返さないとするトランプ政権の態度に変更がないことが改めて確認されました。
このため北朝鮮にとって「米朝首脳会談を蹴る」選択肢は限りなくゼロに近いとの見方が大勢ですが、トランプ氏の選挙目当てのパフォーマンスに走る懸念も全くないわけではないので、今しばらく注視する必要がありそうです。
金正恩氏は4月末の南北首脳会談で、文在寅韓国大統領に「いつでも日本と対話する用意がある」と応じたことから、一連の流れの中で拉致問題の解決に期待が出てきましたが、この件についても北朝鮮はしたたかです。
北朝鮮メディアによる日本非難、安倍政権批判を続けていますし、いま日本を攻撃することで、日本国内にある“バスに乗り遅れる論”や“日本だけカヤの外”といった安倍政権批判に乗じ、日朝交渉のハードルを上げている感じがします。
これも北朝鮮が得意とする心理戦の常套手段でしょうが。
いずれにしても、昨日の空のように小細工をせずにすっきりと行きたいものです。
2018年05月19日
JT NPO助成事業
昨日、JT NPO助成事業の授賞式に出席しました。
JTは、より良い社会を築いていくためには、地域コミュニティの再生と活性化を推進することが重要と考えておられていて、活動分野は問わないようですが、地域社会において重要な課題に取り組む活動を推奨されています。
地域社会を支えている人々や次世代の社会を担う人材を対象とし、地域と一体となって「地域コミュニティの再生と活性化」に取り組む事業を支援されています。
今年度は北部九州で3件、福岡県から「原鶴温泉における旅館振興について」、長崎県から「生きづらさを抱えた若者たちと共に作る地域福祉の街づくり事業」、そして佐賀県から「市民とともに取り組む有明海再生への取り組み」が選ばれたようです。
昨年度は、「地域交流・相談カフェ『喫茶昭和じかん』プロジェクト」に取り組まれ、ホームレス支援の取り組みが紹介されました。
いろいろなテーマが取り上げられているのに驚きを感じましたが、有明海再生機構では有明海再生に向けた市民(特に子ども)を巻き込んだカキ礁復活事業を展開します。
有明海再生機構は、設立されて13年が経過しました。
スタート時は、有明海の水産業が諫早湾干拓事業の影響を受けて不漁になったとして、農水省と漁業者が対立していましたので、この有明海問題を解決させるうえでの有効な手段として科学的整理が期待されていました。
そこで、大学の先生を中心として活動して、中立的な立場で、科学的な知見を蓄積してきましたが、その実績をもとに具体的な再生に繋がる事業をということで、最近ではこのようなカキ礁の復活事業などにも取り組みを開始しています。
そのほかに、民間の再生技術を公募し、発表する機会をつくるワークショップを昨年度実施しましたし、今年度も秋に実施します。
有明海問題と言えば裁判の話題ばかりですが、有明海再生機構では有明海再生・創生につながることを目指し、道筋をつけることとできることを地道に愚直に取り組んでいくことにしています。
有明海問題に対する関心が年々薄れていく中で、7月から、理事長をすることになりました。
JTは、より良い社会を築いていくためには、地域コミュニティの再生と活性化を推進することが重要と考えておられていて、活動分野は問わないようですが、地域社会において重要な課題に取り組む活動を推奨されています。
地域社会を支えている人々や次世代の社会を担う人材を対象とし、地域と一体となって「地域コミュニティの再生と活性化」に取り組む事業を支援されています。
今年度は北部九州で3件、福岡県から「原鶴温泉における旅館振興について」、長崎県から「生きづらさを抱えた若者たちと共に作る地域福祉の街づくり事業」、そして佐賀県から「市民とともに取り組む有明海再生への取り組み」が選ばれたようです。
昨年度は、「地域交流・相談カフェ『喫茶昭和じかん』プロジェクト」に取り組まれ、ホームレス支援の取り組みが紹介されました。
いろいろなテーマが取り上げられているのに驚きを感じましたが、有明海再生機構では有明海再生に向けた市民(特に子ども)を巻き込んだカキ礁復活事業を展開します。
有明海再生機構は、設立されて13年が経過しました。
スタート時は、有明海の水産業が諫早湾干拓事業の影響を受けて不漁になったとして、農水省と漁業者が対立していましたので、この有明海問題を解決させるうえでの有効な手段として科学的整理が期待されていました。
そこで、大学の先生を中心として活動して、中立的な立場で、科学的な知見を蓄積してきましたが、その実績をもとに具体的な再生に繋がる事業をということで、最近ではこのようなカキ礁の復活事業などにも取り組みを開始しています。
そのほかに、民間の再生技術を公募し、発表する機会をつくるワークショップを昨年度実施しましたし、今年度も秋に実施します。
有明海問題と言えば裁判の話題ばかりですが、有明海再生機構では有明海再生・創生につながることを目指し、道筋をつけることとできることを地道に愚直に取り組んでいくことにしています。
有明海問題に対する関心が年々薄れていく中で、7月から、理事長をすることになりました。
2018年05月18日
深夜早朝宅配便
大手の宅配業者は今、人手不足に加えて再配達があまりにも多く、コストがかかるからと値上げしたり、最終の配達時間を早めたりしています。
その一方で、「逆転の発想」でしょうか、深夜早朝のサービスが動き出しています。
日中、家に誰もいない共働き世帯や一人暮らしのビジネスパーソンに人気で、利用者は「外で働いていると、通常の宅配が届く時間帯には自宅にいないので、確実にいる時間に受け取れるのはすごく助かる」と話しています。
この宅配サービスは、大手の宅配業者がひしめく昼間の時間帯にはあえて参入せず、その代わり大手が手を出せない朝6〜9時と夜9〜12時に、トラックとドライバーを集中して手配します。
カギを握るのは「在宅率」で、再配達が少なくむだなく荷物を届けることができるので、売り上げを確保しやすいといいます。
この仕組みをつくったのは、ソフトバンクの系列企業「マジカルムーブ」です。
「多くの企業が尻込みする分野にこそ、イノベーションを起こすチャンスがある」と、孫正義社長に提案し、事業が認められたようです。
深夜早朝の限られた時間に着実に配送を行うために、会社はGPSを活用したシステムを開発し、その日の配達先や道順をアプリに細かく配信することでむだな運転を極力減らします。
また客には、一つ前の配達が終わると、自動でメールが送られます。
このメールによって、客は自分の時間を邪魔されず、安心して荷物を受け取ることが可能になるといいます。
このサービスを聞いたとき、一人暮らしの女性にとっては、深夜に荷物が届くのはちょっと怖いのではという気もしました。
しかし、事前にメールで知らせてくれるのがいいのかもしれません。
その一方で、「逆転の発想」でしょうか、深夜早朝のサービスが動き出しています。
日中、家に誰もいない共働き世帯や一人暮らしのビジネスパーソンに人気で、利用者は「外で働いていると、通常の宅配が届く時間帯には自宅にいないので、確実にいる時間に受け取れるのはすごく助かる」と話しています。
この宅配サービスは、大手の宅配業者がひしめく昼間の時間帯にはあえて参入せず、その代わり大手が手を出せない朝6〜9時と夜9〜12時に、トラックとドライバーを集中して手配します。
カギを握るのは「在宅率」で、再配達が少なくむだなく荷物を届けることができるので、売り上げを確保しやすいといいます。
この仕組みをつくったのは、ソフトバンクの系列企業「マジカルムーブ」です。
「多くの企業が尻込みする分野にこそ、イノベーションを起こすチャンスがある」と、孫正義社長に提案し、事業が認められたようです。
深夜早朝の限られた時間に着実に配送を行うために、会社はGPSを活用したシステムを開発し、その日の配達先や道順をアプリに細かく配信することでむだな運転を極力減らします。
また客には、一つ前の配達が終わると、自動でメールが送られます。
このメールによって、客は自分の時間を邪魔されず、安心して荷物を受け取ることが可能になるといいます。
このサービスを聞いたとき、一人暮らしの女性にとっては、深夜に荷物が届くのはちょっと怖いのではという気もしました。
しかし、事前にメールで知らせてくれるのがいいのかもしれません。
2018年05月17日
減反廃止でどうなる?
これから田植えの季節を迎えます。
コメの政策はことしから大きく転換し、半世紀近く続いた「減反政策」が廃止されましたが、これまでコメを作りたくても作れなかった農家も、ことしからは自由に生産ができるようになりました。
「減反」はコメ余りを防ぐため、国が生産を抑制する仕組みでしたが、廃止されれば生産が増え、消費者側からすると高値が続くコメが値下がりするのではないか、という期待も出てきます。
では、ことしからコメの生産が増えるのかというと、農林水産省がまとめた全都道府県の作付け見通しによりますと、前年並み」としているのが36都道府県で、全体の7割を超えていて、作付面積からみれば、生産が大きく増加する状況とは言えないようです。
なぜ生産を増やせないかというと、土地も資金も問題はないのですが高齢化による「人手不足」が理由になっています。
農家の平均年齢は66.6歳と高齢化も進んでいますし、農業地域の多くでは過疎化も深刻ですから、人手不足の問題は全国的にも、生産が増えない要因の1つになっていると見られます。
また、多くの農家には、減反が廃止されたからといって生産を一気に増やして、コメの価格が下がることは避けたいという思いが根強いようです。
一方、消費者にとって気になることが起きていて、弁当やレストランなどで使われる「業務用米」の値上がりです。
コメの仕入れ価格が、去年より3割も上昇したということで経営を圧迫しています。
外食などの業界では、減反廃止で生産量が増えればコメの価格も安くなるのではという期待もありました。
業務用米が増えそうにないのには、構造的な問題もあります。
コメは「業務用米」のほかに家庭で炊く「家庭用米」や家畜の餌になる「飼料用米」に大きく分けられますが、農家は、いわゆるブランド米などで比較的高値が期待される「家庭用米」や、国から手厚い補助金が出る「飼料用米」を増やしています。
こうした構造は、減反が廃止されても、変わっていないのが実情です。
特に業務用米をめぐっては、価格が安い輸入米の使用を増やす動きまででてきています。本来、競争力を高めることが減反廃止の目的だったはずですが、高値が解消されないために、国産米離れが進むようなことはコメ農家にとっても、消費者にとっても望ましいことではないはずです。
相変わらず、コメ政策は迷走しています。
コメの政策はことしから大きく転換し、半世紀近く続いた「減反政策」が廃止されましたが、これまでコメを作りたくても作れなかった農家も、ことしからは自由に生産ができるようになりました。
「減反」はコメ余りを防ぐため、国が生産を抑制する仕組みでしたが、廃止されれば生産が増え、消費者側からすると高値が続くコメが値下がりするのではないか、という期待も出てきます。
では、ことしからコメの生産が増えるのかというと、農林水産省がまとめた全都道府県の作付け見通しによりますと、前年並み」としているのが36都道府県で、全体の7割を超えていて、作付面積からみれば、生産が大きく増加する状況とは言えないようです。
なぜ生産を増やせないかというと、土地も資金も問題はないのですが高齢化による「人手不足」が理由になっています。
農家の平均年齢は66.6歳と高齢化も進んでいますし、農業地域の多くでは過疎化も深刻ですから、人手不足の問題は全国的にも、生産が増えない要因の1つになっていると見られます。
また、多くの農家には、減反が廃止されたからといって生産を一気に増やして、コメの価格が下がることは避けたいという思いが根強いようです。
一方、消費者にとって気になることが起きていて、弁当やレストランなどで使われる「業務用米」の値上がりです。
コメの仕入れ価格が、去年より3割も上昇したということで経営を圧迫しています。
外食などの業界では、減反廃止で生産量が増えればコメの価格も安くなるのではという期待もありました。
業務用米が増えそうにないのには、構造的な問題もあります。
コメは「業務用米」のほかに家庭で炊く「家庭用米」や家畜の餌になる「飼料用米」に大きく分けられますが、農家は、いわゆるブランド米などで比較的高値が期待される「家庭用米」や、国から手厚い補助金が出る「飼料用米」を増やしています。
こうした構造は、減反が廃止されても、変わっていないのが実情です。
特に業務用米をめぐっては、価格が安い輸入米の使用を増やす動きまででてきています。本来、競争力を高めることが減反廃止の目的だったはずですが、高値が解消されないために、国産米離れが進むようなことはコメ農家にとっても、消費者にとっても望ましいことではないはずです。
相変わらず、コメ政策は迷走しています。
2018年05月16日
北朝鮮らしい動き
北朝鮮は、韓国とアメリカが行っている空軍などによる定例の共同訓練を非難して、本日に予定されていた韓国との閣僚級会談を中止すると表明しました。
そして、来月の米朝首脳会談の中止の可能性もちらつかせてトランプ政権をけん制しました。
北朝鮮は先月の南北首脳会談での共同宣言に触れ、「宣言に対する露骨な挑戦で、良い方向へと発展する朝鮮半島情勢の流れに逆行する意図的な軍事的挑発だ」と強く反発しています。
南北関係に難関と障害が作られたことは、全面的に南側に責任があると主張しています。
このことに加えて、北朝鮮は本日、長年アメリカとの交渉に携わってきたキム・ケグァン第1外務次官が談話で、「一方的に核の放棄だけを強要しようとするならば、米朝首脳会談に応じるかどうか再考せざるをえない」としました。
そして、史上初の米朝首脳会談を取りやめる可能性を示唆してトランプ政権を強くけん制しました。
北朝鮮の非核化を巡って、アメリカが「完全かつ検証可能で不可逆的な非核化」を求めているのに対し、北朝鮮は、体制の保証と軍事的脅威の解消を前提として、段階的に非核化プロセスを進める立場を主張しています。
どう見ても、米朝首脳会談に向けた駆け引きの一環だとみられます。
北朝鮮らしい動きが出てきたような印象ですが、今後も米朝首脳会議前のジャブが続くものと推察されます。
「アメリカと南の当局の今後の態度を鋭意注視する」と北朝鮮は強調していますが、北朝鮮の今後の動きに目が離せません。
そして、来月の米朝首脳会談の中止の可能性もちらつかせてトランプ政権をけん制しました。
北朝鮮は先月の南北首脳会談での共同宣言に触れ、「宣言に対する露骨な挑戦で、良い方向へと発展する朝鮮半島情勢の流れに逆行する意図的な軍事的挑発だ」と強く反発しています。
南北関係に難関と障害が作られたことは、全面的に南側に責任があると主張しています。
このことに加えて、北朝鮮は本日、長年アメリカとの交渉に携わってきたキム・ケグァン第1外務次官が談話で、「一方的に核の放棄だけを強要しようとするならば、米朝首脳会談に応じるかどうか再考せざるをえない」としました。
そして、史上初の米朝首脳会談を取りやめる可能性を示唆してトランプ政権を強くけん制しました。
北朝鮮の非核化を巡って、アメリカが「完全かつ検証可能で不可逆的な非核化」を求めているのに対し、北朝鮮は、体制の保証と軍事的脅威の解消を前提として、段階的に非核化プロセスを進める立場を主張しています。
どう見ても、米朝首脳会談に向けた駆け引きの一環だとみられます。
北朝鮮らしい動きが出てきたような印象ですが、今後も米朝首脳会議前のジャブが続くものと推察されます。
「アメリカと南の当局の今後の態度を鋭意注視する」と北朝鮮は強調していますが、北朝鮮の今後の動きに目が離せません。
2018年05月14日
格差解消できない中国の教育
今の日本では、教育に関して、都市部と地方では大きな格差はありませんが、中国ではずいぶんと事情は異なるようです。
中国の都市部では従来の詰め込み型教育から個性重視教育に価値を見いだす家庭が増えるなど大きな変化が見られる一方で、国民の多数を占める農村部では地方政府の財政難で慢性的な教師不足に陥り、子供の就学率は依然低いといいます。
背景には、生まれた地域で国民の戸籍を分ける中国特有の「戸籍制度」も関係しているようです。
昨年の中国共産党全国代表大会で習近平総書記は「教育事業を優先的に発展させる」と力を込め、党教育部幹部は前回大会以降の5年間の政策で、都市部の大学に入った農村部の学生が増加したと成果を強調し、「一人一人に公平で質の高い教育を提供する」と約束したといいます。
中国政府が目指すのは、義務教育の都市部と農村部の一体的な発展です。
「北上広深(北京、上海、広州、深セン)」など都市部の学校では、すでに基礎教育は先進国と比べても遜色ないレベルで行われ、個性を重視した教育が取り入れられています。
「学歴主義」の価値観が根強く残る中国では、今でも熾烈な受験戦争が全土で繰り広げられていますが、大学受験制度「高孝(ガオカオ)」は、「科挙」になぞられるほど、詰め込み型教育が残る一方、都市部に限っては個人本位の個性重視教育に価値を見いだす家庭も徐々に増えてきているようです。
こうした現象は、「やりたいことをさせられる」ほど、都市部で経済的に余裕のある家庭が増えたことが要因でもある一方で、低所得層の多い農村部では、財政難から学校側も教師不足などの問題を抱え、満足に学校に通えない子供も残っています。
実際の調査では、中国の都市部では9割超が高校に進学しているのに対し、農村部では6割超が高校に進学せず、約半数の乳幼児が知能の発育が遅れているとの結果が出ています。
中国は中央と地方で財源を分けていますが、財政難の地方政府の農村部では中央から補助金があまり出ず、優秀な人材を受け持つ重点校は作れても、その他大勢の学校を含めて全体的な底上げをするのは難しいといいます。
都市部でエリートを育て、あたかも教育が国全体で進んでいるかのように見えますが、政府が口にする『公平な教育の提供』はほど遠いのが現状です。
生まれた地域に関係なく、頑張った子が報われる社会には時間がかかります。
中国の教育格差を解消できない背景に、国民の戸籍を「農業」(農村部住民)と「非農業」(都市部住民)に分ける「戸籍制度」があります。
日本では考えられませんが、生まれた時に与えられた戸籍により、医療や社会保障など多くの分野で行政サービスに違いがあり、格差是正を阻む大きな障壁となっています。
中国の都市部では従来の詰め込み型教育から個性重視教育に価値を見いだす家庭が増えるなど大きな変化が見られる一方で、国民の多数を占める農村部では地方政府の財政難で慢性的な教師不足に陥り、子供の就学率は依然低いといいます。
背景には、生まれた地域で国民の戸籍を分ける中国特有の「戸籍制度」も関係しているようです。
昨年の中国共産党全国代表大会で習近平総書記は「教育事業を優先的に発展させる」と力を込め、党教育部幹部は前回大会以降の5年間の政策で、都市部の大学に入った農村部の学生が増加したと成果を強調し、「一人一人に公平で質の高い教育を提供する」と約束したといいます。
中国政府が目指すのは、義務教育の都市部と農村部の一体的な発展です。
「北上広深(北京、上海、広州、深セン)」など都市部の学校では、すでに基礎教育は先進国と比べても遜色ないレベルで行われ、個性を重視した教育が取り入れられています。
「学歴主義」の価値観が根強く残る中国では、今でも熾烈な受験戦争が全土で繰り広げられていますが、大学受験制度「高孝(ガオカオ)」は、「科挙」になぞられるほど、詰め込み型教育が残る一方、都市部に限っては個人本位の個性重視教育に価値を見いだす家庭も徐々に増えてきているようです。
こうした現象は、「やりたいことをさせられる」ほど、都市部で経済的に余裕のある家庭が増えたことが要因でもある一方で、低所得層の多い農村部では、財政難から学校側も教師不足などの問題を抱え、満足に学校に通えない子供も残っています。
実際の調査では、中国の都市部では9割超が高校に進学しているのに対し、農村部では6割超が高校に進学せず、約半数の乳幼児が知能の発育が遅れているとの結果が出ています。
中国は中央と地方で財源を分けていますが、財政難の地方政府の農村部では中央から補助金があまり出ず、優秀な人材を受け持つ重点校は作れても、その他大勢の学校を含めて全体的な底上げをするのは難しいといいます。
都市部でエリートを育て、あたかも教育が国全体で進んでいるかのように見えますが、政府が口にする『公平な教育の提供』はほど遠いのが現状です。
生まれた地域に関係なく、頑張った子が報われる社会には時間がかかります。
中国の教育格差を解消できない背景に、国民の戸籍を「農業」(農村部住民)と「非農業」(都市部住民)に分ける「戸籍制度」があります。
日本では考えられませんが、生まれた時に与えられた戸籍により、医療や社会保障など多くの分野で行政サービスに違いがあり、格差是正を阻む大きな障壁となっています。
2018年05月13日
タカガールデー
昨日と今日はタカガールデーということで、ヤフオクドームはピンク一色になります。
昨日も、8割、3万人近くの女性の観客が訪れ、異様な雰囲気の中で試合は行われ、結果は前日に続いてホームランのKOパンチがさく裂し、手痛い星を落としてしまいました。
今日は、武田投手が2試合連続の完封勝利で、打線も2桁安打で8点を取り大勝しました。
ただ、この企画に合わせてホークスも上昇気流に乗りたいところですが、投手が被本塁打が多いのと主力打者の調子が今一つのところがあり、もう少し我慢が必要のようです。
ところで毎年のことですが、球界の常識を変えるこのイベントには本当に驚かされます。
タカガールデー当日は、オリジナルデザインのピンクのユニフォームが女性限定で無料配布され、また、タカガール限定のグッズも多数販売されたり、球場コンコースには女性向けの飲食物も特別に用意されたり、球団は徹底して女性が主役となる一日を演出します。
このイベントの前身は2006年、母の日に近い一日を選んで実施された「女子高生デー」で、それが継続されてきました。
敢えて、野球と最も縁遠いと考えられた女子高生とプロ野球をコラボレーションすることで、話題になるという狙いがあり、結果はこれが大当たりし、流行発信基地にもなる若い女性に受け入れられたことで、このイベントは毎年進化を果たすことになりました。
また、「継続は力なり」で、女子高生デーを始めた当時の彼女たちは、今は母となり、子どもたちを連れて球場へ足を運ぶようになりました。
もちろんおじいちゃん、おばあちゃんも一緒に観戦というケースも多いといいます。
ヤフオクドームの来場者は、普段でも女性が半分ほどを占めていて、しかも10代から60代までほぼ均一で、理想に近いかたちとなっています
また、このタカガールデーでは、乳がんの撲滅、早期発見と早期治療のための受診を啓発する「「ピンクリボン運動」が行われています。
一塁、二塁、三塁の各ベースがピンク色に装飾され、いずれのベースにも、運動のシンボルとなっているリボンの模様が描かれています。
今年は新たに、乳がん検診車をヤフオクドームに呼んだり、さらに選手たちが試合で着用するキャップ「Sh」マークの横に「ピンクリボンのシンボルマークが特別に刺繍されたりもしました。
プロ野球は、一度に多くの人々にメッセージを送ることのできる貴重な機会ですから、社会貢献活動と連動した企画はいいですね。
近年はカープ女子やオリ姫といった「野球女子」の存在がすっかり定着したおかげで、「野球はオジサンの見るスポーツ」という向きも随分と変わってきました。
昨日も、8割、3万人近くの女性の観客が訪れ、異様な雰囲気の中で試合は行われ、結果は前日に続いてホームランのKOパンチがさく裂し、手痛い星を落としてしまいました。
今日は、武田投手が2試合連続の完封勝利で、打線も2桁安打で8点を取り大勝しました。
ただ、この企画に合わせてホークスも上昇気流に乗りたいところですが、投手が被本塁打が多いのと主力打者の調子が今一つのところがあり、もう少し我慢が必要のようです。
ところで毎年のことですが、球界の常識を変えるこのイベントには本当に驚かされます。
タカガールデー当日は、オリジナルデザインのピンクのユニフォームが女性限定で無料配布され、また、タカガール限定のグッズも多数販売されたり、球場コンコースには女性向けの飲食物も特別に用意されたり、球団は徹底して女性が主役となる一日を演出します。
このイベントの前身は2006年、母の日に近い一日を選んで実施された「女子高生デー」で、それが継続されてきました。
敢えて、野球と最も縁遠いと考えられた女子高生とプロ野球をコラボレーションすることで、話題になるという狙いがあり、結果はこれが大当たりし、流行発信基地にもなる若い女性に受け入れられたことで、このイベントは毎年進化を果たすことになりました。
また、「継続は力なり」で、女子高生デーを始めた当時の彼女たちは、今は母となり、子どもたちを連れて球場へ足を運ぶようになりました。
もちろんおじいちゃん、おばあちゃんも一緒に観戦というケースも多いといいます。
ヤフオクドームの来場者は、普段でも女性が半分ほどを占めていて、しかも10代から60代までほぼ均一で、理想に近いかたちとなっています
また、このタカガールデーでは、乳がんの撲滅、早期発見と早期治療のための受診を啓発する「「ピンクリボン運動」が行われています。
一塁、二塁、三塁の各ベースがピンク色に装飾され、いずれのベースにも、運動のシンボルとなっているリボンの模様が描かれています。
今年は新たに、乳がん検診車をヤフオクドームに呼んだり、さらに選手たちが試合で着用するキャップ「Sh」マークの横に「ピンクリボンのシンボルマークが特別に刺繍されたりもしました。
プロ野球は、一度に多くの人々にメッセージを送ることのできる貴重な機会ですから、社会貢献活動と連動した企画はいいですね。
近年はカープ女子やオリ姫といった「野球女子」の存在がすっかり定着したおかげで、「野球はオジサンの見るスポーツ」という向きも随分と変わってきました。
2018年05月12日
米朝首脳会談がもたらしたもの
米朝首脳会談が6月12日にシンガポールで開催されることが決定しました。
北朝鮮の非核化にどこまで具体的な道筋をつけられるかが最大の焦点となっています。
米朝首脳会談までに、各国の思惑が絡んで盛んに外交が行われてきましたし、当日までも続きます。
一つにはここにきて、日中関係の距離が急速に縮まってきました。
トランプ大統領が中国にとった貿易制裁が、中国の日本との関係改善を向かわせたようです。
日中韓首脳会談後、安倍総理大臣は中国の李克強首相の北海道視察に同行し、日中の地方交流を議論する会議にそろって出席するなど、異例の厚遇をしています。
そして今日、出席した日中のフォーラムでは、日中関係の「雪解け」をアピールしました。
安倍総理は李首相の自動車工場視察にも同行し、午後には空港まで見送りをするもてなしぶりです。
安倍総理としては融和ムードを前面に打ち出して、北朝鮮情勢をにらんで連携をアピールする狙いがありますし、自らの中国訪問、そして、来年の習近平国家主席の来日につなげたい考えです。
習主席が米朝首脳会談に出席するのではという情報も飛び込んできました。
また、米朝首脳会談後には習主席は北朝鮮を訪問する方針のようで、中朝の結束を示し、朝鮮半島の非核化や平和構築に向けての主導権を狙っているようです。
一方、トランプ大統領は8、9日にカナダで行われる主要7か国(G7)首脳会談の場で米朝首脳会談への対応を説明し、合意を取り付けた上で金正恩氏との直談判に臨む狙いがあるようです。
日本も乗り遅れないように、最大の懸案事項の一つの拉致問題をトランプ氏の働きかけに期待してプッシュします。
朝鮮半島を含む東アジアの安全保障情勢の重大な転換点となる可能性が出てきました。
仮にそうなったときには、冗談でノーベル平和賞がトランプ氏へという話が現実味を帯びるかもしれません。
北朝鮮の非核化にどこまで具体的な道筋をつけられるかが最大の焦点となっています。
米朝首脳会談までに、各国の思惑が絡んで盛んに外交が行われてきましたし、当日までも続きます。
一つにはここにきて、日中関係の距離が急速に縮まってきました。
トランプ大統領が中国にとった貿易制裁が、中国の日本との関係改善を向かわせたようです。
日中韓首脳会談後、安倍総理大臣は中国の李克強首相の北海道視察に同行し、日中の地方交流を議論する会議にそろって出席するなど、異例の厚遇をしています。
そして今日、出席した日中のフォーラムでは、日中関係の「雪解け」をアピールしました。
安倍総理は李首相の自動車工場視察にも同行し、午後には空港まで見送りをするもてなしぶりです。
安倍総理としては融和ムードを前面に打ち出して、北朝鮮情勢をにらんで連携をアピールする狙いがありますし、自らの中国訪問、そして、来年の習近平国家主席の来日につなげたい考えです。
習主席が米朝首脳会談に出席するのではという情報も飛び込んできました。
また、米朝首脳会談後には習主席は北朝鮮を訪問する方針のようで、中朝の結束を示し、朝鮮半島の非核化や平和構築に向けての主導権を狙っているようです。
一方、トランプ大統領は8、9日にカナダで行われる主要7か国(G7)首脳会談の場で米朝首脳会談への対応を説明し、合意を取り付けた上で金正恩氏との直談判に臨む狙いがあるようです。
日本も乗り遅れないように、最大の懸案事項の一つの拉致問題をトランプ氏の働きかけに期待してプッシュします。
朝鮮半島を含む東アジアの安全保障情勢の重大な転換点となる可能性が出てきました。
仮にそうなったときには、冗談でノーベル平和賞がトランプ氏へという話が現実味を帯びるかもしれません。
2018年05月09日
電視認罪
中国語で「電視認罪」という言葉があり、テレビを通じて罪を自白することという意味です。
被告が公判の中で罪を認める様子を、有罪判決が出た後にテレビで放映するのが中国で珍しくないようです。
いわば見せしめとして、あるいは政治宣伝としてのようですが、最近になって容疑者の段階での放映が目立ってきているといいます。
自白の背後には当局による強制と誘導があるようで、身の安全のため公然とぬれぎぬを晴らせないようです。
強制の手口は様々で、子どもが拘束されていわば人質にされ「電視認罪」に追い込まれたり、睡眠を妨げたり殴ったり、拷問も珍しくないといいます。
また、自白の内容にびっくりさせられます。
自分は強制や拷問を受けたことを否定し、中国の司法は公正だとたたえさせられ、共産党や中国政府に感謝を表明するといった具合です。
一方で、自らの拘束に関心を示した海外の人権団体や外国政府について「中国の印象を悪くする下心がある」と非難させます。
近代社会では、刑事事件の容疑者や被告は有罪判決が確定するまでは無罪だと推定されるのが基本原則のはずです。
「電視認罪」は、近代法の基本原則を踏みにじる、深刻な人権侵害となっているようです。
「電視認罪」を確認できるのは2013年以降らしく、習近平国家主席が最高指導者となった翌年からです。
やがて世界一の経済大国となろうとしている国での話ですから、なんともおぞましい限りです。
被告が公判の中で罪を認める様子を、有罪判決が出た後にテレビで放映するのが中国で珍しくないようです。
いわば見せしめとして、あるいは政治宣伝としてのようですが、最近になって容疑者の段階での放映が目立ってきているといいます。
自白の背後には当局による強制と誘導があるようで、身の安全のため公然とぬれぎぬを晴らせないようです。
強制の手口は様々で、子どもが拘束されていわば人質にされ「電視認罪」に追い込まれたり、睡眠を妨げたり殴ったり、拷問も珍しくないといいます。
また、自白の内容にびっくりさせられます。
自分は強制や拷問を受けたことを否定し、中国の司法は公正だとたたえさせられ、共産党や中国政府に感謝を表明するといった具合です。
一方で、自らの拘束に関心を示した海外の人権団体や外国政府について「中国の印象を悪くする下心がある」と非難させます。
近代社会では、刑事事件の容疑者や被告は有罪判決が確定するまでは無罪だと推定されるのが基本原則のはずです。
「電視認罪」は、近代法の基本原則を踏みにじる、深刻な人権侵害となっているようです。
「電視認罪」を確認できるのは2013年以降らしく、習近平国家主席が最高指導者となった翌年からです。
やがて世界一の経済大国となろうとしている国での話ですから、なんともおぞましい限りです。
2018年05月08日
太陽光の2019年問題
政府は2009年に、家庭の太陽光パネルでつくった電気の余剰分を10年間にわたり一定価格で買い取る制度「固定価格買い取り制度(FIT)」始めました。
FITでは、再生エネを一気に広げようと、1キロワット時当たり48円という破格の値段で買い取りを義務付けました。
ただ、この買い取り費用は家庭や企業が使う電気代に上乗せして徴収されますから、国民の負担を抑えるため、高額での買い取りは10年の期間限定という条件が付いていました。
期限切れを迎える家庭は2019年だけで約53万件、2023年までに160万件に達します。
一戸一戸の発電能力は微々たるものですが、総計では計約700万キロワットと大型の原子力発電所7基分の電力に相当するそうです。
今、高額での買い取り期限が切れた後をどうするかが議論になっています。
経産省を中心に対策を検討中で、新電力など電力会社が個人と相対で契約を結び電気を買い取る仕組みを考えているようです。
ただ、買い取り価格は10円以下と従来の1/5になるだろうといわれています。
そこで、家庭の選択肢は大きく3つありそうです。
1つは、何もせずに無償で電力会社に電気を渡す、2つ目は1/5程度の価格で売電を続けるか、そして第3の道が余った電力を蓄電池にため夜間に使ったり近隣で融通したりする「地産地消」を選択するかです。
近隣世帯で電気を融通しあうための「仮想発電所」の実証に乗り出した企業もでてきましたし、自宅に蓄電池を備える個人が増えるとにらみ、電気を電気自動車のバッテリーや小型蓄電池にため、夜間に利用できる電力変換システムを開発する企業もでてきました。
ドイツがモデルケースになるようですが、太陽光や風力を使った電気を買い取り、地域に再供給し、その収益で交通機関や生活サービスを運用し、30万人ちかい雇用を生んだといいます。
売上高は全体で15兆円に上り、国内の電力シェアは約4割と大手電力会社をしのぐ規模に発達し、地域が電力の消費者であると同時に生産者となり、持続的なエネルギー循環の仕組みを築いています。
日本も、2019年問題を契機として、知恵を出してエネルギー政策を考えないといけません。
FITでは、再生エネを一気に広げようと、1キロワット時当たり48円という破格の値段で買い取りを義務付けました。
ただ、この買い取り費用は家庭や企業が使う電気代に上乗せして徴収されますから、国民の負担を抑えるため、高額での買い取りは10年の期間限定という条件が付いていました。
期限切れを迎える家庭は2019年だけで約53万件、2023年までに160万件に達します。
一戸一戸の発電能力は微々たるものですが、総計では計約700万キロワットと大型の原子力発電所7基分の電力に相当するそうです。
今、高額での買い取り期限が切れた後をどうするかが議論になっています。
経産省を中心に対策を検討中で、新電力など電力会社が個人と相対で契約を結び電気を買い取る仕組みを考えているようです。
ただ、買い取り価格は10円以下と従来の1/5になるだろうといわれています。
そこで、家庭の選択肢は大きく3つありそうです。
1つは、何もせずに無償で電力会社に電気を渡す、2つ目は1/5程度の価格で売電を続けるか、そして第3の道が余った電力を蓄電池にため夜間に使ったり近隣で融通したりする「地産地消」を選択するかです。
近隣世帯で電気を融通しあうための「仮想発電所」の実証に乗り出した企業もでてきましたし、自宅に蓄電池を備える個人が増えるとにらみ、電気を電気自動車のバッテリーや小型蓄電池にため、夜間に利用できる電力変換システムを開発する企業もでてきました。
ドイツがモデルケースになるようですが、太陽光や風力を使った電気を買い取り、地域に再供給し、その収益で交通機関や生活サービスを運用し、30万人ちかい雇用を生んだといいます。
売上高は全体で15兆円に上り、国内の電力シェアは約4割と大手電力会社をしのぐ規模に発達し、地域が電力の消費者であると同時に生産者となり、持続的なエネルギー循環の仕組みを築いています。
日本も、2019年問題を契機として、知恵を出してエネルギー政策を考えないといけません。
2018年05月07日
ボールパーク
株式会社横浜スタジアムは、株式会社横浜DeNAベイスターズの子会社となり、長年の悲願だった球団と球場の一体経営が実現しました。
自前の球場で収益をあげ、戦力強化につぎ込むのが今の球団経営の潮流になっています。
ソフトバンクは12年にヤフオクドームを870億円で取得し、年間約50億円支払っていた使用料分などを振り向け、常勝チームを築いています。
そして、北海道日本ハムファイターズが新球場建設地を札幌市に隣接する北広島市に決め、球場周辺に商業施設を併設する米国流「ボールパーク」とする構想を掲げています。
球団の収益力を高めてチーム強化の資金を確保するとともに、球場を核とした街づくりに取り組もうとして
います。
DeNAベイスターズは横浜スタジアムを単に野球が行われるスタジアムから、街と一体化し、文化遺産的価値が高く、市民にとっても魅力的なボールパークにすることを目指すといいます。
壮大な夢、“横浜スタジアムの未来予想図”なるものを掲げ、その実現に向け9つのキーワードが重要だと考えているそうです。
例えば、魅力的なボールパークは、どこもその街やチームを象徴するカラーで統一したいとか、野球場の魅力、野球の魅力として球場の演出やイベント、音、映像等を、もっと魅力的なものに高めていきたい、そしてもっと魅力的なシートを作っていくことは不可欠だと考えています。
また、この横浜スタジアムというものは、ベーブ・ルース、ルー・ゲーリックがプレーした場所にあり、日本で初めてのナイター施設も備えられた日本の野球の歴史が詰まっている場所で、しっかりとその歴史をこれから表現できるようにしていきたいとしています。
さらに、ボールパーク=野球の公園ですから、横浜スタジアムは、横浜公園の中という特殊な環境に建っていることを活かす、そしてどんなフード、どんな名物が横浜スタジアムに適しているのか、またそういうものをどうやれば作っていけるのかを考えようとしています。
いずれにしても、プロ野球もただ単に野球観戦だけでなく、野球場は多くの人に多様な楽しみ方を提供する場、テーマパーク化していくように感じます。
自前の球場で収益をあげ、戦力強化につぎ込むのが今の球団経営の潮流になっています。
ソフトバンクは12年にヤフオクドームを870億円で取得し、年間約50億円支払っていた使用料分などを振り向け、常勝チームを築いています。
そして、北海道日本ハムファイターズが新球場建設地を札幌市に隣接する北広島市に決め、球場周辺に商業施設を併設する米国流「ボールパーク」とする構想を掲げています。
球団の収益力を高めてチーム強化の資金を確保するとともに、球場を核とした街づくりに取り組もうとして
います。
DeNAベイスターズは横浜スタジアムを単に野球が行われるスタジアムから、街と一体化し、文化遺産的価値が高く、市民にとっても魅力的なボールパークにすることを目指すといいます。
壮大な夢、“横浜スタジアムの未来予想図”なるものを掲げ、その実現に向け9つのキーワードが重要だと考えているそうです。
例えば、魅力的なボールパークは、どこもその街やチームを象徴するカラーで統一したいとか、野球場の魅力、野球の魅力として球場の演出やイベント、音、映像等を、もっと魅力的なものに高めていきたい、そしてもっと魅力的なシートを作っていくことは不可欠だと考えています。
また、この横浜スタジアムというものは、ベーブ・ルース、ルー・ゲーリックがプレーした場所にあり、日本で初めてのナイター施設も備えられた日本の野球の歴史が詰まっている場所で、しっかりとその歴史をこれから表現できるようにしていきたいとしています。
さらに、ボールパーク=野球の公園ですから、横浜スタジアムは、横浜公園の中という特殊な環境に建っていることを活かす、そしてどんなフード、どんな名物が横浜スタジアムに適しているのか、またそういうものをどうやれば作っていけるのかを考えようとしています。
いずれにしても、プロ野球もただ単に野球観戦だけでなく、野球場は多くの人に多様な楽しみ方を提供する場、テーマパーク化していくように感じます。
2018年05月06日
ジビエ
春のゴールデンウィークは今日で終わりです。
春の食材、お祭り、自然の景観等、満喫した時間を過ごせました。
博多駅や福岡空港は帰省客で昨日からごった返ししていますが、子供が小さいときの我が家の当時の姿とだぶらせて、その時が懐かしく思い出されます。
食で言えば今年も4月末に、恒例の“新芽を食べる会”が富士町で開催され、食を通じて春を満喫することができました。
いつもその時の出し物として用意されるのが新芽のてんぷら、タケノコの煮物ほか、イノシシのバーベキューです。
それにご当地の地酒で、これまた美味で、満足度の高い催しで、いつもご案内いただければ最優先で参加しています。
最近、ジビエという言葉をよく耳にしますが、フランス語でシカやキジ、イノシシなど野生鳥獣の肉のことを指し、ヨーロッパでは野趣あふれる高級食材として人気です。
日本でも増えすぎたシカやイノシシなどを管理する法律が4年前整備され、地方活性化としてジビエを料理として出したり、スーパーなどでも販売するところが増えてきました。
イノシシもシカも繁殖力がきわめて強い動物で、環境省が推定した平成27年の生息数をみてみると、イノシシは全国で94万頭と、20年前の2.3倍、ニホンジカは304万頭とおよそ5倍(4.9倍)に増え続けています。
一方で、こうした野生生物が農産物を荒らし、被害額は年間170億円に上っています。
野生鳥獣の肉はヨーロッパでは高級食材で、厄介者の野生鳥獣が、高級で滋養豊かな食材に変わるなら一石二鳥です。
シカやイノシシなどのジビエは学校給食などでも利用されるようになりましたが、今後ますます流通量が増えてくるだろうとみられています。
野山を駆けまわっていたため脂肪が少なく、筋肉質でヘルシー、割とさっぱりとした味で、しかも牛や豚にはない、特徴があります。
例えばイノシシの肉、カロリーやタンパク質の量は豚肉と変わりませんが、鉄分が豚肉の4倍で、ビタミンB12は3倍に上ります。
シカ肉は、カロリーは牛肉の半分以下で、一方でビタミンB1やB2、それに疲労、ストレスを減らす効果が報告されるアミノ酸を多く含んでいることで、ダイエット食や運動選手に適した食材として注目されています。
ただ、ジビエは食中毒になる心配もあって、肉の中心部まで摂氏75度で1分間、十分加熱して食べるように求められています。
春の食材、お祭り、自然の景観等、満喫した時間を過ごせました。
博多駅や福岡空港は帰省客で昨日からごった返ししていますが、子供が小さいときの我が家の当時の姿とだぶらせて、その時が懐かしく思い出されます。
食で言えば今年も4月末に、恒例の“新芽を食べる会”が富士町で開催され、食を通じて春を満喫することができました。
いつもその時の出し物として用意されるのが新芽のてんぷら、タケノコの煮物ほか、イノシシのバーベキューです。
それにご当地の地酒で、これまた美味で、満足度の高い催しで、いつもご案内いただければ最優先で参加しています。
最近、ジビエという言葉をよく耳にしますが、フランス語でシカやキジ、イノシシなど野生鳥獣の肉のことを指し、ヨーロッパでは野趣あふれる高級食材として人気です。
日本でも増えすぎたシカやイノシシなどを管理する法律が4年前整備され、地方活性化としてジビエを料理として出したり、スーパーなどでも販売するところが増えてきました。
イノシシもシカも繁殖力がきわめて強い動物で、環境省が推定した平成27年の生息数をみてみると、イノシシは全国で94万頭と、20年前の2.3倍、ニホンジカは304万頭とおよそ5倍(4.9倍)に増え続けています。
一方で、こうした野生生物が農産物を荒らし、被害額は年間170億円に上っています。
野生鳥獣の肉はヨーロッパでは高級食材で、厄介者の野生鳥獣が、高級で滋養豊かな食材に変わるなら一石二鳥です。
シカやイノシシなどのジビエは学校給食などでも利用されるようになりましたが、今後ますます流通量が増えてくるだろうとみられています。
野山を駆けまわっていたため脂肪が少なく、筋肉質でヘルシー、割とさっぱりとした味で、しかも牛や豚にはない、特徴があります。
例えばイノシシの肉、カロリーやタンパク質の量は豚肉と変わりませんが、鉄分が豚肉の4倍で、ビタミンB12は3倍に上ります。
シカ肉は、カロリーは牛肉の半分以下で、一方でビタミンB1やB2、それに疲労、ストレスを減らす効果が報告されるアミノ酸を多く含んでいることで、ダイエット食や運動選手に適した食材として注目されています。
ただ、ジビエは食中毒になる心配もあって、肉の中心部まで摂氏75度で1分間、十分加熱して食べるように求められています。
2018年05月05日
久しぶりの宝満山

ゴールデンウィークもあと一日となり、明日は雨だということもあって、妻が体調不良で連れがなく一人でしたが宝満山に登りました。
いつもは車で篭門神社まで向かい、そこに駐車して登りますが、今日は西鉄電車で大宰府まで行って、そこ
から篭門神社まで3kmぐらいを歩きました。
今日は子供の日ですので、子供さんが多いのかなと思いきや、高齢者が多いのにはびっくりしました。
後期高齢者も多かったのではないでしょうか、とにかく皆さん元気でした。
途中、休憩をしていると、隣の人が「あの人有名人よ」とつれの人に声かけます。
私も、どんな有名人かと振り向きますと、70代の元気な男性でしたが、その方はなんと7000回、宝満山に登ったということでした。
毎日、登ったとしても20年はかかりますから、とてつもない記録です。
そのほかに、赤ちゃんを抱いて登る女性もいて、たぶんスポーツ選手だったのでしょう、階段が多い宝満山のタフなコースを力強く登っていました。
今日は天候にも恵まれ、福岡市内が一望できました。

2018年05月04日
旅ラン、旅ウォーク
テレビを見ていると、「旅ラン」という聞きなれないテーマを扱っている番組がありました。
しかし、旅ランは「旅×ランニング」を略したものということはすぐわかります。
その名の通り「走って旅する」ことですが、旅行先で走るということで、家族旅行、あるいは出張などでどこか遠くに赴いた際に空いた時間でランニングすることと、走るために旅行するということで、走ることを目的としてどこか遠くへ足を運ぶパターンがありそうです。
私も旅ランはしませんが、出張や旅行に泊で行ったときには早朝、その街の散策ということで、食事前にホテル周辺を1時間程度ウォーキングをします。
「旅ウォーク」ですかね。
東京だと、皇居周辺・靖国神社コース、銀座・東京駅周辺コースが定番ですが、そのほか国内で思い出に残っている街は秋田市、軽井沢、宮崎市といったところでしょうか。
海外に行くと治安が悪くない限りほとんど朝ウォーキングをしていて、ウィーン、スコーピエ(マケドニア)、台北、釜山、オークランド、バンコク、ハノイ、ナポリ、フィレンチェなどが思い出として浮かびます。
ウィーンはJICAの仕事で延べ6泊しましたので、ウィーン市内はほとんどウォーキングを楽しみながら見て回りました。
「旅ラン」も「旅ウォーク」も走ること、歩くことが目的なのか、他の目的に走ること、歩くことを加えているのか、その違いはありますが、いずれも「いつもと違う場所を走る、歩く」という意味で共通しています。
では、旅ラン、旅ウォークの何が楽しいのか、それは、見知らぬ土地を自分の足で見て回ることで得られる、さまざまな発見や経験で、車などでは見落としてしまう場所も目に入ります。
私は地図を片手にウォーキングしますので、街の地図が頭に入ります。
その後、車で移動する際も初めて訪れた感じがしませんし、その街をより楽しむことができるようです。
しかし、旅ランは「旅×ランニング」を略したものということはすぐわかります。
その名の通り「走って旅する」ことですが、旅行先で走るということで、家族旅行、あるいは出張などでどこか遠くに赴いた際に空いた時間でランニングすることと、走るために旅行するということで、走ることを目的としてどこか遠くへ足を運ぶパターンがありそうです。
私も旅ランはしませんが、出張や旅行に泊で行ったときには早朝、その街の散策ということで、食事前にホテル周辺を1時間程度ウォーキングをします。
「旅ウォーク」ですかね。
東京だと、皇居周辺・靖国神社コース、銀座・東京駅周辺コースが定番ですが、そのほか国内で思い出に残っている街は秋田市、軽井沢、宮崎市といったところでしょうか。
海外に行くと治安が悪くない限りほとんど朝ウォーキングをしていて、ウィーン、スコーピエ(マケドニア)、台北、釜山、オークランド、バンコク、ハノイ、ナポリ、フィレンチェなどが思い出として浮かびます。
ウィーンはJICAの仕事で延べ6泊しましたので、ウィーン市内はほとんどウォーキングを楽しみながら見て回りました。
「旅ラン」も「旅ウォーク」も走ること、歩くことが目的なのか、他の目的に走ること、歩くことを加えているのか、その違いはありますが、いずれも「いつもと違う場所を走る、歩く」という意味で共通しています。
では、旅ラン、旅ウォークの何が楽しいのか、それは、見知らぬ土地を自分の足で見て回ることで得られる、さまざまな発見や経験で、車などでは見落としてしまう場所も目に入ります。
私は地図を片手にウォーキングしますので、街の地図が頭に入ります。
その後、車で移動する際も初めて訪れた感じがしませんし、その街をより楽しむことができるようです。
2018年05月03日
博多どんたく
大型連休の前半が終わり、今日から後半の4連休が始まりました。
3、4日の二日間は、博多はどんたく一色になります。
今年のどんたくは、二日間とも天候に恵まれ、200万人をこえる観客数となると思われます。
博多どんたくは、わが国の古い民俗行事「博多松ばやし」(国選択無形民俗文化財)を起源としています。
また、「どんたく」の名称は、明治時代に一時禁止されていた「松ばやし」を復活させる際に呼ばれ始めたもので、オランダ語のZondag(休日)がその語源と言われています。
市役所横のお祭り本舞台を中心に博多駅ほか5つの本舞台、そして27の演舞台が設置され、踊り、歌、演奏など、多くの出演者が常日頃練習されてきた成果を披露します。
また、メイン行事であるパレードでは沿道の観客が見守る中、どんたく隊がおもいおもいの格好でパフォーマンスを披露します。
年々、他県からだけでなく外国からも多くの観光客が訪れているように感じます。
博多どんたく、山笠と外国人も含めてむ多くの観光客が訪れ、活力のある福岡を見るのはいいものです。

昨日はお休みをいただき、九大バレー部の有志でゴルフをしたのですが、大型連休の中で唯一雨となった日をあえて選んだかのように雨の中のゴルフになりました。
誰が雨男か、当然その話題となりますが、今日のメンバーでゴルフをするとかなりの確率で雨になっているようで、どうも全員が雨男かもしれません。
常日頃、素振りをしてスウィングをチェックしていましたから、直接球を打つ練習をしていない割にはショットが好調でした。
ただ、ラウンドをせず実践経験が不足していることもあって寄せが全くダメで、スコアは今一つでしたが、次につながる感触をつかめたのは収穫でした。
3、4日の二日間は、博多はどんたく一色になります。
今年のどんたくは、二日間とも天候に恵まれ、200万人をこえる観客数となると思われます。
博多どんたくは、わが国の古い民俗行事「博多松ばやし」(国選択無形民俗文化財)を起源としています。
また、「どんたく」の名称は、明治時代に一時禁止されていた「松ばやし」を復活させる際に呼ばれ始めたもので、オランダ語のZondag(休日)がその語源と言われています。
市役所横のお祭り本舞台を中心に博多駅ほか5つの本舞台、そして27の演舞台が設置され、踊り、歌、演奏など、多くの出演者が常日頃練習されてきた成果を披露します。
また、メイン行事であるパレードでは沿道の観客が見守る中、どんたく隊がおもいおもいの格好でパフォーマンスを披露します。
年々、他県からだけでなく外国からも多くの観光客が訪れているように感じます。
博多どんたく、山笠と外国人も含めてむ多くの観光客が訪れ、活力のある福岡を見るのはいいものです。
昨日はお休みをいただき、九大バレー部の有志でゴルフをしたのですが、大型連休の中で唯一雨となった日をあえて選んだかのように雨の中のゴルフになりました。
誰が雨男か、当然その話題となりますが、今日のメンバーでゴルフをするとかなりの確率で雨になっているようで、どうも全員が雨男かもしれません。
常日頃、素振りをしてスウィングをチェックしていましたから、直接球を打つ練習をしていない割にはショットが好調でした。
ただ、ラウンドをせず実践経験が不足していることもあって寄せが全くダメで、スコアは今一つでしたが、次につながる感触をつかめたのは収穫でした。
2018年05月01日
渋滞解消?電動シェアスクーター
「世界の都市別渋滞ランキング」というのがあるそうです。
その1〜3位はどこかというと、正解は「1位ロサンゼルス、2位モスクワ、3位ニューヨークです。
特にひどいのが、1位のロサンゼルスで、普段30分で行ける場所が2時間ぐらいかかるという、ひどい渋滞で有名です。
その打開策として急速に利用が広がっているのが、電動のシェアスクーターというわけです。
この電動シェアスクーターは今、アメリカのカリフォルニア一帯で急速に広がっています。
バッテリーとモーターがついていて、最高速度は時速24キロ。普通の自転車を上回るスピードを出すことができます。
使い方はまず、アプリで地図上にあるスクーターを見つけ、料金はスマホのアプリを通じてクレジットカード決済します。
1回利用するのに1ドル、加えて1分ごとに15セントが課金され、30分乗ると、およそ590円です。
シェアスクーターは乗り捨て自由で、用が済めば、どこにでも置いていける気楽さが人気の理由です。
しかし、ロサンゼルスやサンフランシスコでは、歩道に乗り捨てられるスクーターが急増し、住民から懸念の声が寄せられていて、歩道が安全かどうか、常に監視しているということです。
スクーターを回収し、充電して朝までに並べてくれた人には、1台5ドル(約550円)が支払われのようで、これを副業にしている人もいるそうです。
一般の人が回収して充電するところまでをビジネスに組み込んでしまうあたりが、さすがアメリカだなと感じます。
気になるのは、ヘルメットの着用は法律で義務付けられていますが、新しいビジネスだけにルールが浸透していないようで、安全面が気になるところです。
その1〜3位はどこかというと、正解は「1位ロサンゼルス、2位モスクワ、3位ニューヨークです。
特にひどいのが、1位のロサンゼルスで、普段30分で行ける場所が2時間ぐらいかかるという、ひどい渋滞で有名です。
その打開策として急速に利用が広がっているのが、電動のシェアスクーターというわけです。
この電動シェアスクーターは今、アメリカのカリフォルニア一帯で急速に広がっています。
バッテリーとモーターがついていて、最高速度は時速24キロ。普通の自転車を上回るスピードを出すことができます。
使い方はまず、アプリで地図上にあるスクーターを見つけ、料金はスマホのアプリを通じてクレジットカード決済します。
1回利用するのに1ドル、加えて1分ごとに15セントが課金され、30分乗ると、およそ590円です。
シェアスクーターは乗り捨て自由で、用が済めば、どこにでも置いていける気楽さが人気の理由です。
しかし、ロサンゼルスやサンフランシスコでは、歩道に乗り捨てられるスクーターが急増し、住民から懸念の声が寄せられていて、歩道が安全かどうか、常に監視しているということです。
スクーターを回収し、充電して朝までに並べてくれた人には、1台5ドル(約550円)が支払われのようで、これを副業にしている人もいるそうです。
一般の人が回収して充電するところまでをビジネスに組み込んでしまうあたりが、さすがアメリカだなと感じます。
気になるのは、ヘルメットの着用は法律で義務付けられていますが、新しいビジネスだけにルールが浸透していないようで、安全面が気になるところです。