昨日に続いて、韓国の話題を。
就任3年目を迎えた韓国・政権が正念場を迎えています。
仲介役を買って出た米朝首脳会談は決裂に終わり、徴用工問題をはじめ日韓関係は過去最悪レベルのまま改善の兆しが見えず、また、韓国経済も低迷し支持率は発足当初の80%超から40%台まで“半減”しています。
そんななか、韓国メディアの間で、文大統領に関わる“ある疑い”が囁かれているといいます。
5月に、在韓米軍司令官を大統領府に招いた昼食会で、文氏の発言が騒動を巻き起こしました。
「韓米同盟の強固さと両国の緊密な協力は、最近の北朝鮮の“ダンド”ミサイルを含む飛翔体発射への対応でも輝きを放った」
大統領が「弾道ミサイル」と認めたのか――韓国メディアは大騒ぎとなり、大統領府には「政府の判断が変わったのか」との問い合わせが相次いだそうです。
「弾道ミサイル」となれば国連決議に違反し、北朝鮮が制裁を受けることになるからです。
文大統領が海外要人との会合で、言い間違いやおかしな言動をするのは、今に始まったことではなく、最近は特に頻発し、一歩間違えば外交問題に発展しかねないようなケースもあったといいます。
たとえば、3月にマレーシアを国賓訪問した際には、マハティール首相との首脳会談直後の共同記者会見を、親しみを込めて現地語で始めたのは良かったのですが、「スラマッソール! 私と我が代表団を温かく歓待して下さった(中略)国民に心から感謝します」と。
ところがこの「スラマッソール」という言葉、マレーシア語ではなくインドネシアで使う挨拶だったために現地で顰蹙を買いました。
さらにその後に訪れたブルネイでは、国王主催の晩餐会で文氏が乾杯を提案したことが「厳格なイスラム国家であるブルネイでは非礼ではないか」との指摘を受けました。
外交案件ですから細かいミスが大げさに扱われている面もありますが、近年起きた文氏の奇妙な行動を並べると、さすがに心配になるのもうなずけます。
そのほかにも、
●韓国科学技術院を訪問した際、その日の日付「2016年10月20日」を「11月20日」と誤記。
●沈没したセウォル号の3周忌式典で「2017年4月16日」を「4月10日」と誤記。
●2017年6月、米国を国賓訪問した際にホワイトハウスの芳名録に「テハンミングク(大韓民国)」を「テハンミグク」と誤記。漢字にすると「大韓米国」という意味になってしまった。
●2018年5月、北朝鮮の金正恩委員長との南北会談の際、「『朝米』首脳会談が必ず成功することを祈ります」と発言。韓国ではこれまで北朝鮮が使う「朝鮮」という呼称を使わず「北韓」としてきたため、大統領府が報道資料では「北米首脳会談」と修正し問題にならずに済みました。
世間に文大統領の認知症説が噂されるなど、国としての懸念が大きいといいます。
冷え切った日韓関係が再び対話に向かうには、トップ同士の意思疎通が不可欠なだけに、文氏の健康状態が気になるところです。
2019年05月30日
2019年05月29日
韓国、泣きっ面に蜂
韓国外務省は、文在寅大統領とトランプ米大統領の電話会談内容を漏らしたとして、在米大使館に勤める幹部外交官と、内容を公表した野党議員を刑事告発する方針を明らかにしました。
外務省は、外交官に加え、電話会談内容の管理を怠ったとして、別の大使館職員2人に対しても重い懲戒処分を要求する方針のようです。
文氏が電話会談でトランプ氏に5月の今回の訪日後に「少しの間でも韓国を訪問してほしい」と要請し、トランプ氏が「少し立ち寄るなら」と答えていたと最大野党「自由韓国党」の姜孝祥議員が記者会見で暴露したということです。
大統領府は直後に「事実と異なる」と否定し、「無責任な主張に姜氏は責任を負うべきだ」と非難しています。
与党「共に民主党」は「韓米関係の危機をもたらした」と反発して、姜氏の辞職を求めるとともに刑事告発し、検察が捜査に着手しました。
政府の調査で、外交官が高校時代の先輩だった姜氏に内容を漏らしていたことが判明し、外交官は代理人を通じて「参考にするだけと言われてミスで一部を伝えてしまった」と釈明しているということです。
外交もお粗末ながら、内部統制もどうなっているのか、この国の現状を憂えずにはいられません。
自由韓国党側は「国民の知る権利」を盾に、米大統領に訪韓を懇願していたという「屈辱外交を知らせる公益のための情報提供だ」と反論していますが、保守政権時代の元高官や保守陣営からも機密漏洩を批判する意見が上がっています。
メディアは、姜氏の公表内容を「事実無根」としながら現場の処分に動いた文政権にも批判の矛先を向けているようです。
南北対話の停滞や対北交渉をめぐる米国との不協和音、過去最悪といわれる対日関係に、対中関係の改善も滞り、文政権の外交政策に国民が不信感を募らせています。
外務省は、外交官に加え、電話会談内容の管理を怠ったとして、別の大使館職員2人に対しても重い懲戒処分を要求する方針のようです。
文氏が電話会談でトランプ氏に5月の今回の訪日後に「少しの間でも韓国を訪問してほしい」と要請し、トランプ氏が「少し立ち寄るなら」と答えていたと最大野党「自由韓国党」の姜孝祥議員が記者会見で暴露したということです。
大統領府は直後に「事実と異なる」と否定し、「無責任な主張に姜氏は責任を負うべきだ」と非難しています。
与党「共に民主党」は「韓米関係の危機をもたらした」と反発して、姜氏の辞職を求めるとともに刑事告発し、検察が捜査に着手しました。
政府の調査で、外交官が高校時代の先輩だった姜氏に内容を漏らしていたことが判明し、外交官は代理人を通じて「参考にするだけと言われてミスで一部を伝えてしまった」と釈明しているということです。
外交もお粗末ながら、内部統制もどうなっているのか、この国の現状を憂えずにはいられません。
自由韓国党側は「国民の知る権利」を盾に、米大統領に訪韓を懇願していたという「屈辱外交を知らせる公益のための情報提供だ」と反論していますが、保守政権時代の元高官や保守陣営からも機密漏洩を批判する意見が上がっています。
メディアは、姜氏の公表内容を「事実無根」としながら現場の処分に動いた文政権にも批判の矛先を向けているようです。
南北対話の停滞や対北交渉をめぐる米国との不協和音、過去最悪といわれる対日関係に、対中関係の改善も滞り、文政権の外交政策に国民が不信感を募らせています。
2019年05月28日
京都の町家事情
京都の「町」が、外国資本の買い占めにあっています。
京都には、外国人、日本人を合わせて、年間5000万人以上の観光客が訪れています。
観光客数に占めるインバウンドの割合は13.9%ですが、、観光消費額に占める外国人消費額2632億円は全体の23.4%となっており、外国人観光客が「効率のよい」お客さんであることを示しています。
京都市は「2020年までに1万室の増加」を観光政策に掲げていますが、市の政策をはるかに上回るペースで客室数が増えていて、これはインバウンドをあてこんだホテルや簡易宿所の開業が、予想を超えたスピードで増え
ているからです。
ちなみに簡易宿所とは、宿泊する場所や設備を複数の人が共同で使用する有料の宿泊施設のことで、民宿、ペンション、カプセルホテル、山小屋、ユースホステルなどが該当します。
京都市における簡易宿所の新規営業数が、飛躍的に跳ね上がったのは2015年で、一気に3倍以上の246軒に増えました。
これは住民が普通に暮らしていた町家を、宿泊施設に転換する動きとも連動していて、宿泊施設として新規許可を得た京町家は、2015年には4倍以上になりました。
なお2015年は日本政府が中国に対してビザ発給条件の緩和を行った年でもあります。
特に中国人をはじめとするアジアからの観光客の数が爆発的に増え、「爆買い」が流行語大賞に選ばれたのも、同じく2015年です。
そのような背景の中で、京都の町中では今、驚くべき事態が進んでいて、外国資本による「町」の買い占めです。
外国人が京都を買い求めているのは、続く観光ラッシュと、2020年東京オリンピック・パラリンピックを前に、観光地の土地の需要と価値が高まっているということがあります。
その一方で、円安の状況が続いていますし、また日本はローンの金利も低く、不動産は定期借地ではなく私有が基本なので、一度買ったら永久に所有できるのも大きいようです。
経済発展とともに上海や北京など大都市では不動産の値上がりが激しく、もはやその価格は東京を凌ぐようになったこともあります。
京都の不動産を狙うのは、もちろん外国資本だけではありません。
京都の市街地では、風情ある町並みの中に、安手のホテルを建設するパターンも増加しています。
この数年で流れは逆行し、今は町家を残すより、小さなビジネスホテルを建設することの方が活発化し始めています。
足元の観光ブームが、町家保存から町家破壊へと、さらなる転換を促しているのです。
当然のことながら、事業で最も重視されるのは利回りであって、町並みの持続可能性や、住民の平和で健全な生活ではありません。
観光客が増えて、彼らが落とすお金で地域が潤う、というのが京都市をはじめとする関係者の希望だと思います。
しかし現実をみるかぎり、残念ながら、既にそのような楽観的なレベルをはるかに超えている、と言ったほうが適切です。
「観光」を謳う京都のいちばんの資産は、社寺・名刹とともに、人々が暮らしを紡ぐ町並みです。
皮肉にも京都は、観光産業における自身の最大の資産を犠牲にしながら、観光を振興しようと一所懸命に旗を振っている現実があります。
京都には、外国人、日本人を合わせて、年間5000万人以上の観光客が訪れています。
観光客数に占めるインバウンドの割合は13.9%ですが、、観光消費額に占める外国人消費額2632億円は全体の23.4%となっており、外国人観光客が「効率のよい」お客さんであることを示しています。
京都市は「2020年までに1万室の増加」を観光政策に掲げていますが、市の政策をはるかに上回るペースで客室数が増えていて、これはインバウンドをあてこんだホテルや簡易宿所の開業が、予想を超えたスピードで増え
ているからです。
ちなみに簡易宿所とは、宿泊する場所や設備を複数の人が共同で使用する有料の宿泊施設のことで、民宿、ペンション、カプセルホテル、山小屋、ユースホステルなどが該当します。
京都市における簡易宿所の新規営業数が、飛躍的に跳ね上がったのは2015年で、一気に3倍以上の246軒に増えました。
これは住民が普通に暮らしていた町家を、宿泊施設に転換する動きとも連動していて、宿泊施設として新規許可を得た京町家は、2015年には4倍以上になりました。
なお2015年は日本政府が中国に対してビザ発給条件の緩和を行った年でもあります。
特に中国人をはじめとするアジアからの観光客の数が爆発的に増え、「爆買い」が流行語大賞に選ばれたのも、同じく2015年です。
そのような背景の中で、京都の町中では今、驚くべき事態が進んでいて、外国資本による「町」の買い占めです。
外国人が京都を買い求めているのは、続く観光ラッシュと、2020年東京オリンピック・パラリンピックを前に、観光地の土地の需要と価値が高まっているということがあります。
その一方で、円安の状況が続いていますし、また日本はローンの金利も低く、不動産は定期借地ではなく私有が基本なので、一度買ったら永久に所有できるのも大きいようです。
経済発展とともに上海や北京など大都市では不動産の値上がりが激しく、もはやその価格は東京を凌ぐようになったこともあります。
京都の不動産を狙うのは、もちろん外国資本だけではありません。
京都の市街地では、風情ある町並みの中に、安手のホテルを建設するパターンも増加しています。
この数年で流れは逆行し、今は町家を残すより、小さなビジネスホテルを建設することの方が活発化し始めています。
足元の観光ブームが、町家保存から町家破壊へと、さらなる転換を促しているのです。
当然のことながら、事業で最も重視されるのは利回りであって、町並みの持続可能性や、住民の平和で健全な生活ではありません。
観光客が増えて、彼らが落とすお金で地域が潤う、というのが京都市をはじめとする関係者の希望だと思います。
しかし現実をみるかぎり、残念ながら、既にそのような楽観的なレベルをはるかに超えている、と言ったほうが適切です。
「観光」を謳う京都のいちばんの資産は、社寺・名刹とともに、人々が暮らしを紡ぐ町並みです。
皮肉にも京都は、観光産業における自身の最大の資産を犠牲にしながら、観光を振興しようと一所懸命に旗を振っている現実があります。
2019年05月27日
危ない暑さ
初夏と呼ぶにはあまりにも厳しい暑さが全国的に続き、5月だというのに連日、子どもやお年寄りが熱中症で搬送されたというニュースも流れています。
全国的に暑くなった昨日、特に北海道では最高気温が39度を超え、観測史上、5月の気温としては全国1位
の記録を更新しました。
上空の暖かい空気と強い日ざしの影響で全国的に午前中から気温がぐんぐん上がり、特に北海道の東部では山に沿って暖かい風が吹きおろして猛烈な暑さとなり、佐呂間町では午後2時すぎに気温が39度5分に達しました。
平年を21度余り上回る猛烈な暑さで、観測史上、5月の気温として全国で1位、北海道内では、年間を通じて最も高い気温の記録となりました。
このほか、日中の最高気温は帯広市と足寄町、池田町で38度8分まで上がり、帯広市では明治25年から127年間の観測の中で最も高い記録となるなど、北海道の36の観測点で最高気温の記録を更新しました。
昨日は各地で猛烈な暑さとなり、熱中症と見られる症状で搬送される人が相次ぎました。
宮城県では、路上で60代の男性が倒れているのが見つかり、搬送先の病院で死亡が確認されたとか、北海道清水町のゴルフ場でアマチュアの大会に出場していた36歳の男性が熱中症とみられる症状で倒れて死亡したそうです。
昨日は、ゴルフに行く予定でしたが、キャンセルして正解だったようです。
また、青森県五所川原市で開かれていたマラソン大会で、ランナーの男女3人が熱中症と見られる症状を訴えて病院に搬送されたようですし、青森県弘前市の小学校で運動会中に児童17人が熱中症と見られる症状を相次いで訴え、このうち3人が病院に搬送されました。
熱中症の予防のため、教育現場ではその対応が検討されていますし、お年寄りの対策についても検討が始まっています。
また、いかにして暑さから身を守るか、さまざまな対策グッズがお目見えしています。
中でも注目されているのは、洋服やタオルなどに直接ふりかけて肌に触れる生地などの温度を下げるスプレーで、ことしからミントなどさまざまな香りのする商品も出てきているそうです。
また、特殊な素材でできていて、水にぬらして風に当てると冷たさが持続するという首に巻くタオルや、携帯型の扇風機なども人気だということです。
一足早くやってきた真夏並みの暑さに対して、社会全体が対応を開始したようです。
全国的に暑くなった昨日、特に北海道では最高気温が39度を超え、観測史上、5月の気温としては全国1位
の記録を更新しました。
上空の暖かい空気と強い日ざしの影響で全国的に午前中から気温がぐんぐん上がり、特に北海道の東部では山に沿って暖かい風が吹きおろして猛烈な暑さとなり、佐呂間町では午後2時すぎに気温が39度5分に達しました。
平年を21度余り上回る猛烈な暑さで、観測史上、5月の気温として全国で1位、北海道内では、年間を通じて最も高い気温の記録となりました。
このほか、日中の最高気温は帯広市と足寄町、池田町で38度8分まで上がり、帯広市では明治25年から127年間の観測の中で最も高い記録となるなど、北海道の36の観測点で最高気温の記録を更新しました。
昨日は各地で猛烈な暑さとなり、熱中症と見られる症状で搬送される人が相次ぎました。
宮城県では、路上で60代の男性が倒れているのが見つかり、搬送先の病院で死亡が確認されたとか、北海道清水町のゴルフ場でアマチュアの大会に出場していた36歳の男性が熱中症とみられる症状で倒れて死亡したそうです。
昨日は、ゴルフに行く予定でしたが、キャンセルして正解だったようです。
また、青森県五所川原市で開かれていたマラソン大会で、ランナーの男女3人が熱中症と見られる症状を訴えて病院に搬送されたようですし、青森県弘前市の小学校で運動会中に児童17人が熱中症と見られる症状を相次いで訴え、このうち3人が病院に搬送されました。
熱中症の予防のため、教育現場ではその対応が検討されていますし、お年寄りの対策についても検討が始まっています。
また、いかにして暑さから身を守るか、さまざまな対策グッズがお目見えしています。
中でも注目されているのは、洋服やタオルなどに直接ふりかけて肌に触れる生地などの温度を下げるスプレーで、ことしからミントなどさまざまな香りのする商品も出てきているそうです。
また、特殊な素材でできていて、水にぬらして風に当てると冷たさが持続するという首に巻くタオルや、携帯型の扇風機なども人気だということです。
一足早くやってきた真夏並みの暑さに対して、社会全体が対応を開始したようです。
2019年05月26日
オシンドローム
1983年4月に「おしん」の放送が始まると、瞬く間に『オシンドローム(おしん症候群)』と呼ばれるブームが巻き起こりました。
おしん役の小林綾子ちゃんの熱演もありましたが、当時NHKに届いた封書は数千通に上ったようです。
おしんへの同情や過去の自分と重ねる内容ばかりだったといいます。
衆議院の議院運営委員会に「おしん後援会」が発足するし、綾子ちゃんは文部大臣室に呼ばれるし、おまけに「おしん国会」「おしん・康弘・隆の里」という呼び名もあらわれました。
おしんの奉公先、酒田市には団体がバスを連ねて押しかけ、駅前には赤ん坊を背負ったおしん像ができ、銀山温泉の旅館ではわざわざ「大根めし」がメニューに加えられ、各地でおしんの名をつけたおみやげ物が登場したりしました。
逆に、県のイメージダウンとなるということで、山形県では撮影の協力に対してある有力者が「山形はそれでなくても日本のチベットのように言われてる。そんな貧乏ものがたりには力を貸せない」と言ったとか。
また佐賀県でも、副知事を先頭にNHKへの抗議もあったとか。
これは、関東大震災後、おしんは夫の生家である佐賀の元地主に身を寄せますが、結婚に反対していた夫の母からの「嫁いびり」が思わぬ反響を呼び、地元の女性たちから「佐賀の女はあんなにひどくない」と訴えたからのようです。
最近でも新幹線問題で、佐賀県のイメージを損ねる発言がありました。
長崎県選出の国会議員が与党PTでの「これまで新幹線整備を求めたことはないし、今も求めていない」という佐賀県の知事発言を受けて、「山口祥義知事に『今は韓国か北朝鮮を相手にしている気分だ』と言ったが、いくら言っても一緒です」と失礼な発言が飛び出しました。
新幹線問題で、長崎県と佐賀県が中傷合戦とならないことを祈ります。
ところで今、「おしん」の再放送がBSで現在の朝ドラの「なつぞら」の前に流されていて、また年代層は変わりますが人気を博しているようです。
おしん役の小林綾子ちゃんの熱演もありましたが、当時NHKに届いた封書は数千通に上ったようです。
おしんへの同情や過去の自分と重ねる内容ばかりだったといいます。
衆議院の議院運営委員会に「おしん後援会」が発足するし、綾子ちゃんは文部大臣室に呼ばれるし、おまけに「おしん国会」「おしん・康弘・隆の里」という呼び名もあらわれました。
おしんの奉公先、酒田市には団体がバスを連ねて押しかけ、駅前には赤ん坊を背負ったおしん像ができ、銀山温泉の旅館ではわざわざ「大根めし」がメニューに加えられ、各地でおしんの名をつけたおみやげ物が登場したりしました。
逆に、県のイメージダウンとなるということで、山形県では撮影の協力に対してある有力者が「山形はそれでなくても日本のチベットのように言われてる。そんな貧乏ものがたりには力を貸せない」と言ったとか。
また佐賀県でも、副知事を先頭にNHKへの抗議もあったとか。
これは、関東大震災後、おしんは夫の生家である佐賀の元地主に身を寄せますが、結婚に反対していた夫の母からの「嫁いびり」が思わぬ反響を呼び、地元の女性たちから「佐賀の女はあんなにひどくない」と訴えたからのようです。
最近でも新幹線問題で、佐賀県のイメージを損ねる発言がありました。
長崎県選出の国会議員が与党PTでの「これまで新幹線整備を求めたことはないし、今も求めていない」という佐賀県の知事発言を受けて、「山口祥義知事に『今は韓国か北朝鮮を相手にしている気分だ』と言ったが、いくら言っても一緒です」と失礼な発言が飛び出しました。
新幹線問題で、長崎県と佐賀県が中傷合戦とならないことを祈ります。
ところで今、「おしん」の再放送がBSで現在の朝ドラの「なつぞら」の前に流されていて、また年代層は変わりますが人気を博しているようです。
2019年05月24日
佐賀市水対策市民会議
昨日は、鳥栖市で飲むことになり、佐賀の酒がおいしかったこともありって、ついつい飲みすぎてしまいました。
午前中の佐賀市水対策市民会議が大丈夫か心配されましたが、何とかリポビタンDを飲んで議長役を務めさせていただきました。
今日の会議にNHKが取材に来ていましたので、びっくりです。
久しぶりだったので、インタビューを受けた時は多少、カメラを意識しました。
佐賀市水対策市民会議は、昭和55年に発足しました。
旧佐賀市街地には多くの水路がありますが、これらの水路が都市化で汚濁が進み、またこの水路を潤してきた多布施川の水量が減少していったことが、この市民会議を発足させる動機となったようです。
市民による水路の清掃活動が年2回行われるようになり、また下水道整備も進んだことから、市街地の水路は
だいぶきれいになりました。
しかし水量の確保は、まだまだこれからの課題として残っています。
2度の合併を経て、諸富町、川副町、東与賀町、久保田町、大和町、富士町、三瀬村が一つになり、新しい
「佐賀市」が誕生しました。
佐賀市水対策市民会議は合併を機に、旧佐賀市を中心に取り組んできた活動を現在の佐賀市全体の水問題を対象とすることになりました。
言ってみれば嘉瀬川流域全体の水問題を市民の立場から取り組もうということです。
その時から、会長を務めていますから、ちょっと長くなりました。
午前中の佐賀市水対策市民会議が大丈夫か心配されましたが、何とかリポビタンDを飲んで議長役を務めさせていただきました。
今日の会議にNHKが取材に来ていましたので、びっくりです。
久しぶりだったので、インタビューを受けた時は多少、カメラを意識しました。
佐賀市水対策市民会議は、昭和55年に発足しました。
旧佐賀市街地には多くの水路がありますが、これらの水路が都市化で汚濁が進み、またこの水路を潤してきた多布施川の水量が減少していったことが、この市民会議を発足させる動機となったようです。
市民による水路の清掃活動が年2回行われるようになり、また下水道整備も進んだことから、市街地の水路は
だいぶきれいになりました。
しかし水量の確保は、まだまだこれからの課題として残っています。
2度の合併を経て、諸富町、川副町、東与賀町、久保田町、大和町、富士町、三瀬村が一つになり、新しい
「佐賀市」が誕生しました。
佐賀市水対策市民会議は合併を機に、旧佐賀市を中心に取り組んできた活動を現在の佐賀市全体の水問題を対象とすることになりました。
言ってみれば嘉瀬川流域全体の水問題を市民の立場から取り組もうということです。
その時から、会長を務めていますから、ちょっと長くなりました。
2019年05月22日
世帯分離
『世帯分離』という手続きが、最近、書籍やインターネットで大きく取り上げられており、年々増大する医療費や介護費などの負担を、少しでも軽くするための方法として紹介されています。
社会保障の費用が重くのしかかる中で、『世帯分離』が広がっています。
例えば、高齢の親と、その子どもが同居する家族の場合、医療や介護の保険料、それに利用料は世帯全体の収入で決まります。
収入が高いほど、原則負担も大きくなります。
そこで、親子が同居したまま、住民票を切り離す、「世帯分離」を行うと、収入が少ない親は、利用料などが少なくなることがあります。。
総務省は、世帯分離を行えるかどうかは、原則、生計を分けているかが判断基準の1つとしていますが、自治体の窓口では、細かくチェックされることはなく、申請はすんなり通るケースが多いようです。
その結果、世帯分離をしたものの、実態は1つの世帯と変わらないということになります。
背景として、医療や介護の負担があまりにも大きくなりすぎて、やむにやまれず実施した人が多いのです
が、最近では節約術として広く知られるようになっています。
総務省は、『生計を分けずに、社会保障費の負担を軽減することを目的に実施するのは適切ではない』としていますが。
生計は一般的に食費や光熱費が考えられますが、生計を分けているというのは、具体的にどういう状態かというと、実はどんな費用をどこまで分けるかなど、具体的な基準を国は示さず、自治体の判断に委ねているのが現状です。
過疎や高齢化が急速に進む中、実態が伴わない世帯分離が相次げば、保険料などの収入が減少し、町の財政に影響を与えかねないと危機感を強めている自治体の中には、具体的な基準を設けるところも出てきています。
しかし、こうした取り組みを行っている自治体は、全国でもごくわずかです。
専門家は、社会保障費の負担が重くなる中で、今後ますます、世帯分離が進むのではないかと指摘しています。
重い社会保障費の負担を少しでも軽減するために認めるべきだという声がある一方で、世帯分離をせずに保険料や費用を支払っている人からすると、不公平ではないかという意見も上がっています。
社会保障の費用が重くのしかかる中で、『世帯分離』が広がっています。
例えば、高齢の親と、その子どもが同居する家族の場合、医療や介護の保険料、それに利用料は世帯全体の収入で決まります。
収入が高いほど、原則負担も大きくなります。
そこで、親子が同居したまま、住民票を切り離す、「世帯分離」を行うと、収入が少ない親は、利用料などが少なくなることがあります。。
総務省は、世帯分離を行えるかどうかは、原則、生計を分けているかが判断基準の1つとしていますが、自治体の窓口では、細かくチェックされることはなく、申請はすんなり通るケースが多いようです。
その結果、世帯分離をしたものの、実態は1つの世帯と変わらないということになります。
背景として、医療や介護の負担があまりにも大きくなりすぎて、やむにやまれず実施した人が多いのです
が、最近では節約術として広く知られるようになっています。
総務省は、『生計を分けずに、社会保障費の負担を軽減することを目的に実施するのは適切ではない』としていますが。
生計は一般的に食費や光熱費が考えられますが、生計を分けているというのは、具体的にどういう状態かというと、実はどんな費用をどこまで分けるかなど、具体的な基準を国は示さず、自治体の判断に委ねているのが現状です。
過疎や高齢化が急速に進む中、実態が伴わない世帯分離が相次げば、保険料などの収入が減少し、町の財政に影響を与えかねないと危機感を強めている自治体の中には、具体的な基準を設けるところも出てきています。
しかし、こうした取り組みを行っている自治体は、全国でもごくわずかです。
専門家は、社会保障費の負担が重くなる中で、今後ますます、世帯分離が進むのではないかと指摘しています。
重い社会保障費の負担を少しでも軽減するために認めるべきだという声がある一方で、世帯分離をせずに保険料や費用を支払っている人からすると、不公平ではないかという意見も上がっています。
2019年05月21日
ブリージャー
「ブリージャー(Bleisure)」とは、「ビジネス(Business)」と「レジャー(Leisure)」を組み合わせた造語ですが、クールビズに新風を呼び込めるのか注目されています。
クールビズもスタートからおよそ15年たちました。
世のビジネスパーソンにすっかり定着しましたが、“ネクタイを外しても格好いいシャツ”から始まって、“より涼しく洗える素材”など毎年繰り出される新しい商品の提案も、もはや出し尽くした感もあります。
そんな中で、今シーズンに満を持して打ち出されたスタイルが「ブリージャー」です。
売り場でブリージャーとして並べられている2種類の「スーツ」を見ると、これまでクールビズ向けの素材として多く使われてきたポリエステルではなく、ウールやシルクが生地として使われています。
「つや」や「上質感」が感じられるのが特徴ですが、特殊な製法や裁断により涼しさや動きやすさにもこだわったということです。
一着のスーツで、オンもオフも対応できるというわけで、出張先で、仕事が終わるとそのまま休暇を楽しむ、こうした働き方のことなんだそうです。
欧米では浸透しているスタイルだということです。
なぜクールビズ商品の一環として売り出したのかというと、世の中では働き方改革が話題になっていることも関係します。
仕事一辺倒ではなく、プライベートな空間も大事にすることが求められていますし、出張先で、休みの日や空いた時間に、現地で文化や自然に触れるようなスタイルを提案し、飽和している男性用クールビズの売り上げ
を伸ばしたいということのようです。
実は、クールビズ商戦では、オフ=レジャーという分野以外にもうひとつ、大きな未開拓市場=ブルーオーシャンがあります。
それが「女性向け」です。
もともと男性向けから始まったクールビズですが、世の中の半分は女性ですし、管理職として活躍する女性も増え、夏場の商談や会議に適した服のニーズが高まっているということで、まさに“ブルーオーシャン”なの
です。
「西武池袋本店」では、ことしは女性用の品ぞろえを強化し、UVカットや透けるのを防ぐといった機能性を高めたオーダーメード向けの生地を大幅に増やしました。
さらに、同じワンピースでも、仕事中はジャケットを、仕事終わりにはカーディガンをといったように、上着を変えるだけでオン/オフどちらにでも対応できるようにと、女性向けでもブリージャー的な要素が盛り込まれています。
女性向けクールビズ衣料の売れ行きは、これまでのところ去年の1.5倍から2倍程度に伸びているということです。
日本の夏を涼しく、格好よく過ごすためのクールビズが今後どのように変化していくのか楽しみです。
クールビズもスタートからおよそ15年たちました。
世のビジネスパーソンにすっかり定着しましたが、“ネクタイを外しても格好いいシャツ”から始まって、“より涼しく洗える素材”など毎年繰り出される新しい商品の提案も、もはや出し尽くした感もあります。
そんな中で、今シーズンに満を持して打ち出されたスタイルが「ブリージャー」です。
売り場でブリージャーとして並べられている2種類の「スーツ」を見ると、これまでクールビズ向けの素材として多く使われてきたポリエステルではなく、ウールやシルクが生地として使われています。
「つや」や「上質感」が感じられるのが特徴ですが、特殊な製法や裁断により涼しさや動きやすさにもこだわったということです。
一着のスーツで、オンもオフも対応できるというわけで、出張先で、仕事が終わるとそのまま休暇を楽しむ、こうした働き方のことなんだそうです。
欧米では浸透しているスタイルだということです。
なぜクールビズ商品の一環として売り出したのかというと、世の中では働き方改革が話題になっていることも関係します。
仕事一辺倒ではなく、プライベートな空間も大事にすることが求められていますし、出張先で、休みの日や空いた時間に、現地で文化や自然に触れるようなスタイルを提案し、飽和している男性用クールビズの売り上げ
を伸ばしたいということのようです。
実は、クールビズ商戦では、オフ=レジャーという分野以外にもうひとつ、大きな未開拓市場=ブルーオーシャンがあります。
それが「女性向け」です。
もともと男性向けから始まったクールビズですが、世の中の半分は女性ですし、管理職として活躍する女性も増え、夏場の商談や会議に適した服のニーズが高まっているということで、まさに“ブルーオーシャン”なの
です。
「西武池袋本店」では、ことしは女性用の品ぞろえを強化し、UVカットや透けるのを防ぐといった機能性を高めたオーダーメード向けの生地を大幅に増やしました。
さらに、同じワンピースでも、仕事中はジャケットを、仕事終わりにはカーディガンをといったように、上着を変えるだけでオン/オフどちらにでも対応できるようにと、女性向けでもブリージャー的な要素が盛り込まれています。
女性向けクールビズ衣料の売れ行きは、これまでのところ去年の1.5倍から2倍程度に伸びているということです。
日本の夏を涼しく、格好よく過ごすためのクールビズが今後どのように変化していくのか楽しみです。
2019年05月20日
脅かされる日本の知的財産
中国ではキャラクターの無断使用や違法コピーなどが後を絶ちません。
知的財産の侵害は米中貿易摩擦の要因のひとつともなっています。
従来と異なり、その手口は大胆かつ巧妙化しているようです。
日本全国で展開している博多ラーメンの専門店「一蘭」。
博多駅でも、店は中心部から離れたところにありますが、いつも待ちの客で列ができ、外国人観光客にも人気です。
人気の秘密は、日本で特許を取得している独特の営業スタイルで、「味集中カウンター」と呼ばれる、1席ずつ仕切られた座席でラーメンを食べます。
すでに香港や台湾などにも出店し、中国大陸進出を視野に入れていた矢先に、思わぬ事態が起きました。
去年、中国で「一蘭」そっくりの店が現れ、放置すれば中国に店舗を展開したとき妨げとなる可能性があります。
一蘭は、中国の知的財産問題を扱う弁護士に対応を依頼しました。
模倣店の名は「蘭池(ランチィ)」で、すでに、中国で30店舗以上を展開しています。
店の外観は、「一蘭」とそっくりで、さらに、店の中も、「一蘭」が日本で特許を取得している「味集中カウンター」とほぼ同じつくりです。
細部に至るまで、徹底的に模倣されていました。
店のデザインやロゴは「一蘭」の知的財産です。
国ごとに行われる商標登録ですが、「蘭池」は、すでに中国での手続きを済ませ、店舗名やロゴの権利を確保していました。
一蘭も中国で商標登録をしているものの、まだ営業を始めていません。
それが不利に働けば、裁判で負けるリスクもあるといいます。
海賊版を作って、まねをして、摘発されそうになったら逃げる、従来の乱暴な模倣とは違って、勝ち負けの分からない戦い(裁判)をやりにくいのが現状のようです。
日本企業が、製品やビジネスモデルを模倣される例は、『一蘭』だけではありません。
中国政府は今、国を挙げて知的財産権の登録を推奨していて、中国企業が、海外のブランド名や商品名を、本家に先回りして商標登録するケースが相次いでいるといいます。
知的財産の侵害は米中貿易摩擦の要因のひとつともなっています。
従来と異なり、その手口は大胆かつ巧妙化しているようです。
日本全国で展開している博多ラーメンの専門店「一蘭」。
博多駅でも、店は中心部から離れたところにありますが、いつも待ちの客で列ができ、外国人観光客にも人気です。
人気の秘密は、日本で特許を取得している独特の営業スタイルで、「味集中カウンター」と呼ばれる、1席ずつ仕切られた座席でラーメンを食べます。
すでに香港や台湾などにも出店し、中国大陸進出を視野に入れていた矢先に、思わぬ事態が起きました。
去年、中国で「一蘭」そっくりの店が現れ、放置すれば中国に店舗を展開したとき妨げとなる可能性があります。
一蘭は、中国の知的財産問題を扱う弁護士に対応を依頼しました。
模倣店の名は「蘭池(ランチィ)」で、すでに、中国で30店舗以上を展開しています。
店の外観は、「一蘭」とそっくりで、さらに、店の中も、「一蘭」が日本で特許を取得している「味集中カウンター」とほぼ同じつくりです。
細部に至るまで、徹底的に模倣されていました。
店のデザインやロゴは「一蘭」の知的財産です。
国ごとに行われる商標登録ですが、「蘭池」は、すでに中国での手続きを済ませ、店舗名やロゴの権利を確保していました。
一蘭も中国で商標登録をしているものの、まだ営業を始めていません。
それが不利に働けば、裁判で負けるリスクもあるといいます。
海賊版を作って、まねをして、摘発されそうになったら逃げる、従来の乱暴な模倣とは違って、勝ち負けの分からない戦い(裁判)をやりにくいのが現状のようです。
日本企業が、製品やビジネスモデルを模倣される例は、『一蘭』だけではありません。
中国政府は今、国を挙げて知的財産権の登録を推奨していて、中国企業が、海外のブランド名や商品名を、本家に先回りして商標登録するケースが相次いでいるといいます。
2019年05月19日
ドライバー不調
今日は、ホームコースの筑紫丘GCにおいて1人で参加するワンサムでプレーをしました。
これからのゴルフは天候が気になるところで、週間天気の予想を見て今日はプレーすることを決めたのですが、昨日になって雨の予報に代わりました。
結果は曇り空で、風は強かったものの最高のプレーコンディションとなりました。
パートナーの3人はシングルかシングルに近い実力者ばかりで、バックから打っていました。
後ろから打つドライバーショットが私のショットと同等かドライブされますから、落ち込んでしまいます。
そのことが次のホールに影響し、ショットが乱れます。
最初は同様なスコアで踏ん張っていましたが、寄せをミス、3パットが続くと、少しずつミスが増え、冷静さをなくしていきました。
OBを3つ、3パットを3回、終わってみればアウト49、イン47の96でした。
今日は、ドライバーの出来が全てでした。
次回は、周りに影響を受けず、80台のスコアーで回りたいものです。
これからのゴルフは天候が気になるところで、週間天気の予想を見て今日はプレーすることを決めたのですが、昨日になって雨の予報に代わりました。
結果は曇り空で、風は強かったものの最高のプレーコンディションとなりました。
パートナーの3人はシングルかシングルに近い実力者ばかりで、バックから打っていました。
後ろから打つドライバーショットが私のショットと同等かドライブされますから、落ち込んでしまいます。
そのことが次のホールに影響し、ショットが乱れます。
最初は同様なスコアで踏ん張っていましたが、寄せをミス、3パットが続くと、少しずつミスが増え、冷静さをなくしていきました。
OBを3つ、3パットを3回、終わってみればアウト49、イン47の96でした。
今日は、ドライバーの出来が全てでした。
次回は、周りに影響を受けず、80台のスコアーで回りたいものです。
2019年05月18日
景気回復は終わったのか
13日に政府が発表した、ことし3月の「景気動向指数」は、基調判断が「悪化」に下方修正されました。
「悪化」となったのは、実に6年2か月ぶりのようです。
景気の先行きに注目が集まる背景には、ことし10月に予定される消費税率の引き上げとの関係があります。
かねてから、安倍総理大臣を含め、閣僚たちは、増税の前提として、「リーマンショック級の出来事が起きないこと」としています。
それだけに、今の景気の振るわない状況を「リーマンショック級にあたる」と説明し、税率引き上げの3度目の延期に踏み切るのではないか、そんな疑心暗鬼が消えないのです。
それをもとに国民に信を問うとして、衆参同日選挙になるのではという憶測に繋がります。
景気動向指数は、さまざまな経済指標を組み合わせて、国内の景気が上向いているか、それとも下向きなのか、景気の方向や転換点をつかむための統計です。
中でも、景気の現状を示す「一致指数」は、鉱工業生産指数や商業販売額、有効求人倍率など9つの経済指標の動きを統合し、作っています。
ことし3月の「一致指数」は、2015年を100として99.6と、前の月を0.9ポイント下回り、2か月ぶりに低下しました。
この結果、基調判断も「悪化を示している」と下方修正されたわけです。
景気動向指数の基調判断は、指数の動きから機械的に「改善」、「足踏み」、上方あるいは下方への「局面変化」、「悪化」、「下げ止まり」の5段階に振り分けられます。
今回も、一致指数の下落傾向が続いていることが計算上、確認されたことから、機械的に「悪化」に下方修正されましたが、「悪化」というのは、内閣府の定義では「景気後退の可能性が高いことを示す」としています。
専門家は、「景気がよいか悪いかで言えば、間違いなく悪くなっているが、後退局面に入ったとまでは言い切れない微妙な局面だ」と言います。
ではなぜ、今回の景気動向指数では、景気後退の可能性が高まる結果となったのかというと、中国経済の減速が大きく影響しています。
アメリカのトランプ政権は13日、中国からのほぼすべての輸入品に高い関税をかける手続きに入るなど、貿易摩擦は激化の一途をたどっています。
ヨーロッパでも、イギリスのEU離脱をめぐる混乱が続いているうえ、ドイツの経済も減速していて、世界的な景気減速の可能性が指摘されています。
こうした中で政府は、5月下旬に示す予定の月例経済報告で、どういった景気認識を示すのか。
「戦後最長の景気回復は続いている」として、今後の推移を見守るのか、それとも景気の不透明感の高まりに対して何らかの手を打つ姿勢を示すのか、今後の政府の景気判断と経済政策の行方に注目が集まっています。
「悪化」となったのは、実に6年2か月ぶりのようです。
景気の先行きに注目が集まる背景には、ことし10月に予定される消費税率の引き上げとの関係があります。
かねてから、安倍総理大臣を含め、閣僚たちは、増税の前提として、「リーマンショック級の出来事が起きないこと」としています。
それだけに、今の景気の振るわない状況を「リーマンショック級にあたる」と説明し、税率引き上げの3度目の延期に踏み切るのではないか、そんな疑心暗鬼が消えないのです。
それをもとに国民に信を問うとして、衆参同日選挙になるのではという憶測に繋がります。
景気動向指数は、さまざまな経済指標を組み合わせて、国内の景気が上向いているか、それとも下向きなのか、景気の方向や転換点をつかむための統計です。
中でも、景気の現状を示す「一致指数」は、鉱工業生産指数や商業販売額、有効求人倍率など9つの経済指標の動きを統合し、作っています。
ことし3月の「一致指数」は、2015年を100として99.6と、前の月を0.9ポイント下回り、2か月ぶりに低下しました。
この結果、基調判断も「悪化を示している」と下方修正されたわけです。
景気動向指数の基調判断は、指数の動きから機械的に「改善」、「足踏み」、上方あるいは下方への「局面変化」、「悪化」、「下げ止まり」の5段階に振り分けられます。
今回も、一致指数の下落傾向が続いていることが計算上、確認されたことから、機械的に「悪化」に下方修正されましたが、「悪化」というのは、内閣府の定義では「景気後退の可能性が高いことを示す」としています。
専門家は、「景気がよいか悪いかで言えば、間違いなく悪くなっているが、後退局面に入ったとまでは言い切れない微妙な局面だ」と言います。
ではなぜ、今回の景気動向指数では、景気後退の可能性が高まる結果となったのかというと、中国経済の減速が大きく影響しています。
アメリカのトランプ政権は13日、中国からのほぼすべての輸入品に高い関税をかける手続きに入るなど、貿易摩擦は激化の一途をたどっています。
ヨーロッパでも、イギリスのEU離脱をめぐる混乱が続いているうえ、ドイツの経済も減速していて、世界的な景気減速の可能性が指摘されています。
こうした中で政府は、5月下旬に示す予定の月例経済報告で、どういった景気認識を示すのか。
「戦後最長の景気回復は続いている」として、今後の推移を見守るのか、それとも景気の不透明感の高まりに対して何らかの手を打つ姿勢を示すのか、今後の政府の景気判断と経済政策の行方に注目が集まっています。
2019年05月17日
新幹線の費用対効果低下
建設中の整備新幹線の投資効果が、人件費や資材費の上昇で建設コストが膨らんで、着工前の見込みよりも低下しているようです。
北陸新幹線の金沢〜敦賀の投資効果は費用に対して0.9、九州新幹線西九州ルートの武雄温泉〜長崎は0.5にとどまっています。
2012年の着工時には、どちらも効果の方が大きいことを示す1.1でした。
全線開通で、大きな効果が見込めるとして工事は続く見通しですが、専門家からは着工条件の甘さを指摘する声が出ているようです。
九州新幹線西九州ルートは、武雄温泉〜新鳥栖間の取り扱いがこれまで全く議論されてこなかったのがにわかに政治新幹線の色合いが濃くなって取りざたされるようになりました。
これに対して、佐賀県が反対の色合いを鮮明にしていると取りざたされていますが、西九州ルートの問題はフリーゲージの可能性がなくなった今、もう一度原点に立ち戻って残りの武雄温泉〜新鳥栖間も含めた全体をどのように考えるのか、関係者でビジョンを共有化してその推進の認識合わせから行うことが肝要です。
このように、費用対効果で如実に魅力を否定するような話も出てきており、もう一度必要性について推進派は再構築しないと、政治新幹線だからといって従来通りには進みません。
6月20日に佐賀市で推進のシンポがあるようですが、話がこじれないことを切に願っています。
沖縄の辺野古のようにならないようにしてほしいものです。
北陸新幹線の金沢〜敦賀の投資効果は費用に対して0.9、九州新幹線西九州ルートの武雄温泉〜長崎は0.5にとどまっています。
2012年の着工時には、どちらも効果の方が大きいことを示す1.1でした。
全線開通で、大きな効果が見込めるとして工事は続く見通しですが、専門家からは着工条件の甘さを指摘する声が出ているようです。
九州新幹線西九州ルートは、武雄温泉〜新鳥栖間の取り扱いがこれまで全く議論されてこなかったのがにわかに政治新幹線の色合いが濃くなって取りざたされるようになりました。
これに対して、佐賀県が反対の色合いを鮮明にしていると取りざたされていますが、西九州ルートの問題はフリーゲージの可能性がなくなった今、もう一度原点に立ち戻って残りの武雄温泉〜新鳥栖間も含めた全体をどのように考えるのか、関係者でビジョンを共有化してその推進の認識合わせから行うことが肝要です。
このように、費用対効果で如実に魅力を否定するような話も出てきており、もう一度必要性について推進派は再構築しないと、政治新幹線だからといって従来通りには進みません。
6月20日に佐賀市で推進のシンポがあるようですが、話がこじれないことを切に願っています。
沖縄の辺野古のようにならないようにしてほしいものです。
2019年05月16日
「鍋島」を飲む会
昨日は、小料理店「鳥よし」が行う、さが美酒物語、「鍋島」を飲む会に行ってきました。
この酒の会は、平成23年6月にIWC(インターナショナル・ワイン・チャレンジ)で、「鍋島」大吟醸が受賞した年に行われ、それ以後38回を重ねているように聞きます。
令和になって初めての企画で、高価な「鍋島」の選りすぐりの6銘柄を美味しい料理で楽しませていただきました。
昨日の参加は女性の方が比較的多かったように感じました。
やはり、「鍋島」ということもあったのかもしれません。
4年前に韓国のテグで行われた第7回世界水フォーラムに参加した際に、日本(九州)のブースで歓迎の小宴を設けました。
その時に、佐賀から5銘柄ぐらいの日本酒をもっていって外国人に振舞いましたが、知名度で断トツり「鍋島」に人気が集まりました。
IWCでの受賞が知名度につながったのでしょう。
「鍋島」は、大正末期創業の「富久千代酒造」でつくられており、二階建ての「1号蔵」と木造平屋建て「精米所」「麹室」は登録有形文化財の指定となっているようです。
次回(6月)は場所を変えて、旧古賀家でジャズを聴きながら日本酒を楽しむ会になりそうです。
この酒の会は、平成23年6月にIWC(インターナショナル・ワイン・チャレンジ)で、「鍋島」大吟醸が受賞した年に行われ、それ以後38回を重ねているように聞きます。
令和になって初めての企画で、高価な「鍋島」の選りすぐりの6銘柄を美味しい料理で楽しませていただきました。
昨日の参加は女性の方が比較的多かったように感じました。
やはり、「鍋島」ということもあったのかもしれません。
4年前に韓国のテグで行われた第7回世界水フォーラムに参加した際に、日本(九州)のブースで歓迎の小宴を設けました。
その時に、佐賀から5銘柄ぐらいの日本酒をもっていって外国人に振舞いましたが、知名度で断トツり「鍋島」に人気が集まりました。
IWCでの受賞が知名度につながったのでしょう。
「鍋島」は、大正末期創業の「富久千代酒造」でつくられており、二階建ての「1号蔵」と木造平屋建て「精米所」「麹室」は登録有形文化財の指定となっているようです。
次回(6月)は場所を変えて、旧古賀家でジャズを聴きながら日本酒を楽しむ会になりそうです。
2019年05月14日
コンビニの悩み
平成の時代に急速な店舗の拡大を続けていたコンビニの成長戦略がいま大きな壁にぶつかっています。
コンビニ大手各社は、深刻な人手不足に対応するための行動計画を発表しました。
一連の問題の背景には、加盟店との関係にきしみが生じていることもあります。
各社が明らかにした行動計画では、新規の出店を抑えたうえで、オーナーの業務を代行できる社員を増やしたり、人材派遣会社を通じて、接客業務に長けた従業員を確保する体制を強化することです。
また、客が自ら会計を行うセルフレジを各店舗に導入して、接客の負担を減らすことなどが盛り込まれています。
こうした対策はある程度の効果を生むことにはなるでしょうが、加盟店の負担の軽減にむけた最大の焦点は、24時間営業をどうするかです。
コンビニは一部の直営店をのぞいて、独立したオーナーがフランチャイズ契約を結んで店を経営しています。
契約では、商品の売り上げから、仕入れの際の原価を差し引いた粗利益のうち、一定の割合を、コンビニチェーンに収めることになっています。
残った粗利益のなかから、人件費などの経費を差し引いたものが加盟店の最終的な利益となります。
ところが、夜間の間は、日中ほど商品が売れず、深夜勤務となるとアルバイトの時給もあげざるをえません。
ましてや人手不足の中では人件費が一段とかさみ、店によっては深夜の時間帯の赤字が避けられないという状況も生じているのです。
その一方で、コンビニチェーン側は、売り上げが増えれば、それに比例して収入が入る仕組みです。
それが故に、24時間営業にこだわるのではないかというという見方があります。
これに対しコンビニチェーン側は、こう反論しています。
深夜に店を閉めると、閉店の前までに品物を売り切ろうとするため、夜遅い時間の品揃えが薄くなる。
さらに、多くの人が朝食を買い求めるかきいれ時にむけて配送された商品を十分に並べることができない。
その結果、販売を増やすチャンスを逃してしまうといいます。
さらに「真夜中になると欲しい商品が買えない」となればその店に対する好感度がさがり、日中の客離れにつながります。
逆に真夜中でも欲しい商品がある店だということになると、昼間もその店に行くようになります。
こうしたことを総合的に考えると、24時間店を開けているほうが売り上げが増え、加盟店も多くの利益が得られると主張しています。
実際に多くのオーナーは24時間営業をのぞんでいるといいます。
一方で、コンビニは、いまや商品を買うだけでなく、公共料金を支払ったり、災害が起きた際にも頼りにされるなど社会に欠かせないインフラともなっています。
こうしたなかで消費者からも24時間営業に対する期待の声があるのも事実です。
ただコンビニチェーンと加盟店との間では、24時間営業にとどまらずさまざまな軋みが生まれています。
大きな壁にぶつかっているコンビニ業界ですが、なによりもまず働く人を大切にし、その上で持続可能な利益をあげていく、令和という新しい時代に向けて、そんな理想像にどのように近づけていくか、これからも試練が続きます。
コンビニ大手各社は、深刻な人手不足に対応するための行動計画を発表しました。
一連の問題の背景には、加盟店との関係にきしみが生じていることもあります。
各社が明らかにした行動計画では、新規の出店を抑えたうえで、オーナーの業務を代行できる社員を増やしたり、人材派遣会社を通じて、接客業務に長けた従業員を確保する体制を強化することです。
また、客が自ら会計を行うセルフレジを各店舗に導入して、接客の負担を減らすことなどが盛り込まれています。
こうした対策はある程度の効果を生むことにはなるでしょうが、加盟店の負担の軽減にむけた最大の焦点は、24時間営業をどうするかです。
コンビニは一部の直営店をのぞいて、独立したオーナーがフランチャイズ契約を結んで店を経営しています。
契約では、商品の売り上げから、仕入れの際の原価を差し引いた粗利益のうち、一定の割合を、コンビニチェーンに収めることになっています。
残った粗利益のなかから、人件費などの経費を差し引いたものが加盟店の最終的な利益となります。
ところが、夜間の間は、日中ほど商品が売れず、深夜勤務となるとアルバイトの時給もあげざるをえません。
ましてや人手不足の中では人件費が一段とかさみ、店によっては深夜の時間帯の赤字が避けられないという状況も生じているのです。
その一方で、コンビニチェーン側は、売り上げが増えれば、それに比例して収入が入る仕組みです。
それが故に、24時間営業にこだわるのではないかというという見方があります。
これに対しコンビニチェーン側は、こう反論しています。
深夜に店を閉めると、閉店の前までに品物を売り切ろうとするため、夜遅い時間の品揃えが薄くなる。
さらに、多くの人が朝食を買い求めるかきいれ時にむけて配送された商品を十分に並べることができない。
その結果、販売を増やすチャンスを逃してしまうといいます。
さらに「真夜中になると欲しい商品が買えない」となればその店に対する好感度がさがり、日中の客離れにつながります。
逆に真夜中でも欲しい商品がある店だということになると、昼間もその店に行くようになります。
こうしたことを総合的に考えると、24時間店を開けているほうが売り上げが増え、加盟店も多くの利益が得られると主張しています。
実際に多くのオーナーは24時間営業をのぞんでいるといいます。
一方で、コンビニは、いまや商品を買うだけでなく、公共料金を支払ったり、災害が起きた際にも頼りにされるなど社会に欠かせないインフラともなっています。
こうしたなかで消費者からも24時間営業に対する期待の声があるのも事実です。
ただコンビニチェーンと加盟店との間では、24時間営業にとどまらずさまざまな軋みが生まれています。
大きな壁にぶつかっているコンビニ業界ですが、なによりもまず働く人を大切にし、その上で持続可能な利益をあげていく、令和という新しい時代に向けて、そんな理想像にどのように近づけていくか、これからも試練が続きます。
2019年05月13日
カモメが怖い
ソフトバンクホークスは、上位の他のチームが5割そこそこというのに、これまで一人貯金を稼いでいました。
主力が抜ける中でも若手が台頭し、他のチームがうらやむここまでの展開でした。
しかし、ロッテが相手となると、どうもホークスが勝手に自滅してくれる試合となります。
女性向けイベント「タカガールデー」の福岡2日目は、女性ファンのため息に包まれました。
工藤公康監督は先発のミランダを5回87球で降板させましたが、これが裏目で、最大4点リードを守れませんでした。
6回以降、救援陣が大崩れし逆転され、ロッテには3カード連続の負け越しで2勝7敗となりました。
「(投手を)送り出しているのは私なので」と工藤監督も認めたように、敗因は継投失敗です。
この日のホークス投手が与えた四死球が9個で、2点リードの6回に2番手として送り出されたルーキーの泉が先頭の井上を四球で歩かせると、1死となって中村奨にストレートの四球を与えました。
打者3人に対して14球中11球がボール球と制球が定まらなかった泉を諦め、ここで指揮官は加治屋にスイッチしますが、1死一、二塁で登板した加治屋も清田を歩かせると、2死満塁からルーキーの松田に押し出し四球を与え、1点差に迫られます。
このように負の連鎖で、弱気の投球が続くと、ロッテの押せ押せムードが高まり、後の投手にも影響します。
結果は、甲斐野投手が決勝打を打たれることになりますが、投手というのはデリケートなもので、今日は工藤監督の采配ミスにしておきましょう。
ここ数日続いている投打のバランスの問題も、柳田選手ほか主力組が返ってきてくれれば解決してくれと思うのですが。
主力が抜ける中でも若手が台頭し、他のチームがうらやむここまでの展開でした。
しかし、ロッテが相手となると、どうもホークスが勝手に自滅してくれる試合となります。
女性向けイベント「タカガールデー」の福岡2日目は、女性ファンのため息に包まれました。
工藤公康監督は先発のミランダを5回87球で降板させましたが、これが裏目で、最大4点リードを守れませんでした。
6回以降、救援陣が大崩れし逆転され、ロッテには3カード連続の負け越しで2勝7敗となりました。
「(投手を)送り出しているのは私なので」と工藤監督も認めたように、敗因は継投失敗です。
この日のホークス投手が与えた四死球が9個で、2点リードの6回に2番手として送り出されたルーキーの泉が先頭の井上を四球で歩かせると、1死となって中村奨にストレートの四球を与えました。
打者3人に対して14球中11球がボール球と制球が定まらなかった泉を諦め、ここで指揮官は加治屋にスイッチしますが、1死一、二塁で登板した加治屋も清田を歩かせると、2死満塁からルーキーの松田に押し出し四球を与え、1点差に迫られます。
このように負の連鎖で、弱気の投球が続くと、ロッテの押せ押せムードが高まり、後の投手にも影響します。
結果は、甲斐野投手が決勝打を打たれることになりますが、投手というのはデリケートなもので、今日は工藤監督の采配ミスにしておきましょう。
ここ数日続いている投打のバランスの問題も、柳田選手ほか主力組が返ってきてくれれば解決してくれと思うのですが。
2019年05月12日
北朝鮮の挑発への対応
北朝鮮が2回発射した飛翔体について、専門家らは「短距離弾道ミサイル」の可能性が高いとしています。
米国防総省は9日、北朝鮮が発射した短距離ミサイルとみられる飛翔体について「複数の弾道ミサイル」だったと断定しました。
弾道ミサイルの発射は国連安全保障理事会決議違反で、北朝鮮の非核化に向けた米朝交渉にも影響する恐れがあります。
また今回の発射についても、韓国は「ミサイル」と断定せずに慎重な姿勢をとっていたのも、文在寅政権としては、融和策に「失敗」の烙印を押されることはなんとしても避けたいところでした。
国内の支持層の失望を買うだけでなく、反対層の批判を勢い付かせて政権の屋台骨が揺らいでしまうからです。
5日の声明も「南北で約束したことは守りなさい」という内容で、批判のトーンを抑えた印象でした。
北朝鮮を過度に刺激しないように苦慮していることも見て取れます。
しかし今回、同盟国であるアメリカが「弾道ミサイル」と断定しましたので、韓国軍当局は10日、北朝鮮が9日に発射した飛翔体について、「短距離ミサイルと評価する」との立場を示したようです。
今後、仮に国連安保理決議に違反する弾道ミサイルと断定された場合に韓国としてはどんな反応をするべきか、文政権はかなり頭を悩ませることになると思われます。
米国防総省は9日、北朝鮮が発射した短距離ミサイルとみられる飛翔体について「複数の弾道ミサイル」だったと断定しました。
弾道ミサイルの発射は国連安全保障理事会決議違反で、北朝鮮の非核化に向けた米朝交渉にも影響する恐れがあります。
また今回の発射についても、韓国は「ミサイル」と断定せずに慎重な姿勢をとっていたのも、文在寅政権としては、融和策に「失敗」の烙印を押されることはなんとしても避けたいところでした。
国内の支持層の失望を買うだけでなく、反対層の批判を勢い付かせて政権の屋台骨が揺らいでしまうからです。
5日の声明も「南北で約束したことは守りなさい」という内容で、批判のトーンを抑えた印象でした。
北朝鮮を過度に刺激しないように苦慮していることも見て取れます。
しかし今回、同盟国であるアメリカが「弾道ミサイル」と断定しましたので、韓国軍当局は10日、北朝鮮が9日に発射した飛翔体について、「短距離ミサイルと評価する」との立場を示したようです。
今後、仮に国連安保理決議に違反する弾道ミサイルと断定された場合に韓国としてはどんな反応をするべきか、文政権はかなり頭を悩ませることになると思われます。
2019年05月11日
令和の時代の鉄道
平成から令和へ、新しい時代の到来に鉄道はどうなっていくかというと、令和では、昭和と平成で続けられてきた在来線の長距離新線の建設はほぼ無くなり、長距離鉄道路線の新設は北海道、北陸、九州新幹線の延伸のみとなっていきます。
令和時代の鉄道は、人々の生活の変化に合わせて新駅の開業や従来区間の延伸、鉄道資産を活用した再構築、リニューアルなどを行う成熟期に入っていきます。
しかし、これはレールを使用する厳密な意味での「鉄道」に限ったことで、令和時代の最大のトピックはJR東海が令和9年(2027年)に開業を予定している「リニア中央新幹線」といえるでしょう。
世界最高速を誇る日本のリニア技術を活かした長距離路線の実用化は、まさに日本と世界で人々の暮らしに大きな変化をもたらす出来事になります。
今年は、すでに「おおさか東線」の新大阪〜放出間の開業がなされ、秋には「相鉄・JR直通線」が開業予定です。
どちらも従来からある貨物線を旅客用に転用することで、住宅地域から主要駅への直通列車を運行し所要時間を短縮させる「鉄道資産の再構築」といえるでしょう。
五輪イヤーの令和2年は、春にJR東日本の「高輪ゲートウェイ駅」が山手線・京浜東北線の田町〜品川間に開業します。
また東京メトロ日比谷線の「虎ノ門ヒルズ駅」も五輪開催前に暫定開業が予定されています。
令和4年には、博多〜長崎間を結ぶ「九州新幹線西九州ルート」のうち、武雄温泉〜長崎間約66キロが先行開業します。
ただ、新鳥栖〜武雄温泉間約51キロに関しては、未だにどのような形で開業するのか決まっていません。
関係者が議論を先延ばししてきたツケが、今になって大きな課題となっています。
今からでも遅くありませんので、長崎県やJR九州は佐賀県区間をただフル規格でつなぐという発想ではなく、九州全体の発展に寄与する広域交通体系をどのように構築するかという視点で経済界と一緒になってビジョンを作成し、その中での位置づけから多くの人から夢のある新幹線と期待されるものにしてほしいと思います。
また同年、福岡市営地下鉄七隈線が延伸し、天神南〜博多間1.4キロが延伸開業することで、博多駅との接続が果たされ、新幹線や在来線のほか、地下鉄空港線などへの乗り換えがより便利になります
北陸新幹線も、令和5年には、金沢駅から西へ延伸し、福井駅などを経て敦賀駅まで延びます。
福井駅、敦賀駅の利用者は、在来線特急を米原駅まで乗り、東海道新幹線に乗り換えて東京駅まで行っていたところ、乗り換え無しの直通で行けるようになります。
令和7年に開催が決定した2回目の「大阪万博」が大阪湾に浮かぶ人工島「夢洲」で開催されますが、このアクセスのために大阪市高速電気軌道(大阪メトロ)中央線を延伸させる計画があり、夢洲は万博開催後にカジノ
を含む統合型リゾート(IR)を誘致する場所としても注目を浴びています。
最後に、令和時代に間違えなく変化をもたらすのが「リニア中央新幹線」です。
営業運転速度は時速500キロ、約40分で品川〜名古屋間が結ばれます。
令和時代の鉄道は、人々の生活の変化に合わせて新駅の開業や従来区間の延伸、鉄道資産を活用した再構築、リニューアルなどを行う成熟期に入っていきます。
しかし、これはレールを使用する厳密な意味での「鉄道」に限ったことで、令和時代の最大のトピックはJR東海が令和9年(2027年)に開業を予定している「リニア中央新幹線」といえるでしょう。
世界最高速を誇る日本のリニア技術を活かした長距離路線の実用化は、まさに日本と世界で人々の暮らしに大きな変化をもたらす出来事になります。
今年は、すでに「おおさか東線」の新大阪〜放出間の開業がなされ、秋には「相鉄・JR直通線」が開業予定です。
どちらも従来からある貨物線を旅客用に転用することで、住宅地域から主要駅への直通列車を運行し所要時間を短縮させる「鉄道資産の再構築」といえるでしょう。
五輪イヤーの令和2年は、春にJR東日本の「高輪ゲートウェイ駅」が山手線・京浜東北線の田町〜品川間に開業します。
また東京メトロ日比谷線の「虎ノ門ヒルズ駅」も五輪開催前に暫定開業が予定されています。
令和4年には、博多〜長崎間を結ぶ「九州新幹線西九州ルート」のうち、武雄温泉〜長崎間約66キロが先行開業します。
ただ、新鳥栖〜武雄温泉間約51キロに関しては、未だにどのような形で開業するのか決まっていません。
関係者が議論を先延ばししてきたツケが、今になって大きな課題となっています。
今からでも遅くありませんので、長崎県やJR九州は佐賀県区間をただフル規格でつなぐという発想ではなく、九州全体の発展に寄与する広域交通体系をどのように構築するかという視点で経済界と一緒になってビジョンを作成し、その中での位置づけから多くの人から夢のある新幹線と期待されるものにしてほしいと思います。
また同年、福岡市営地下鉄七隈線が延伸し、天神南〜博多間1.4キロが延伸開業することで、博多駅との接続が果たされ、新幹線や在来線のほか、地下鉄空港線などへの乗り換えがより便利になります
北陸新幹線も、令和5年には、金沢駅から西へ延伸し、福井駅などを経て敦賀駅まで延びます。
福井駅、敦賀駅の利用者は、在来線特急を米原駅まで乗り、東海道新幹線に乗り換えて東京駅まで行っていたところ、乗り換え無しの直通で行けるようになります。
令和7年に開催が決定した2回目の「大阪万博」が大阪湾に浮かぶ人工島「夢洲」で開催されますが、このアクセスのために大阪市高速電気軌道(大阪メトロ)中央線を延伸させる計画があり、夢洲は万博開催後にカジノ
を含む統合型リゾート(IR)を誘致する場所としても注目を浴びています。
最後に、令和時代に間違えなく変化をもたらすのが「リニア中央新幹線」です。
営業運転速度は時速500キロ、約40分で品川〜名古屋間が結ばれます。
2019年05月10日
ブーメラン発言
令和時代が始まり、韓国では「日本で新しい時代が始まったのだから、日韓関係改善の契機にしなければいけない」との論考がメディアを賑わせているようです。
いわゆる元徴用工を巡る訴訟で原告側が日本製鉄と不二越の保有株式の売却手続きに入ったため、日本政府による対抗措置が現実味を帯びてきた事を受け、「対抗措置で日本も損害を受けるが、韓国の損害は致命的になりかねない」との危機意識が高まっています。
そんな矢先に、元閣僚らを招いた昼食会で、文大統領から初めて「日本は歴史問題を政治利用している」と日本を直接批判する発言が飛び出しました。
同じ席上では「日本と良い外交関係を発展させなければならない。」とも発言していますが、日本とケンカしたいのか、仲良くしたいのか意図が分かりません。
そもそも、かなり大っぴらに歴史問題を国内政治に利用しているのは、他ならぬ韓国政府ではないでしょうか。
文大統領は今年3月、日本統治時代に起きた3・1独立運動の100周年を記念する集会でこう発言しました。
「日帝は独立軍を‘匪賊’、独立活動家を‘思想犯’だとして弾圧し、パルゲンイ(=赤い奴、共産主義者)という言葉も生まれました。今でも私たちの社会で政治的競争勢力を誹謗して攻撃する道具としてパルゲンイという言葉が使われている。我々が一日も早く清算しなければいけない代表的な親日残滓だ」と。
現在の韓国政界は、文在寅政権が革新派、野党は保守派という構造になっていて、文大統領は一部の野党議員が与党を攻撃する時に使った「パルゲンイ」という言葉を、「日本統治時代に作られた言葉」と定義して、「日本によって生み出された言葉で与党を攻撃する事は親日行為だ」とのフレームを作りました。
歴史問題を利用して野党に「親日」というレッテルを張った大統領の発言に対しては、韓国メディアからも「現政権は「反逆者」「積弊清算」を云々しながら敵と味方に分け、葛藤と対決を煽っている」との批判が出ています。
その結果、与党に比べて「日韓関係を改善すべき」との意見が多い野党・自由韓国党の議員に対して「土着倭寇」という新たな言葉まで生まれ、「親日派」として攻撃する流れが出来ています。
土着倭寇とは、日本統治時代に日本に協力的だった人を指す「親日派」とほぼ同じ意味ですが、「倭寇」という海賊を持ち出しているだけ、より侮蔑的な意味合いが強いといえます。
朝鮮日報は「政敵に土着倭寇なる奇怪なフレームを押し付けている。現政権になって反日は原理主義の宗教のように暴走している。」と痛烈に批判しています。
5月3日、韓国の康京和外相が外信メディア向けに会見を行いました。
日本メディアの記者が、「日本が歴史問題を政治利用している」との文大統領の批判について「康外相も同じ立場なのか?日本は、韓国が国内政治に歴史問題を利用していると考えているが」と質問しました。
その際、康外相は「大統領の発言に対して何か言う立場では無い」と前置きした上で、「我が政府が国内的に歴史問題を利用していると見る事自体が、歴史問題を政治的に見ているという事ではないか」と発言しまた。
記者の指摘に反論したつもりだろうが、よく考えると凄い発言だで、康外相の反論が正しいのなら、「日本が歴史問題を政治利用している」と最初に発言した文在寅大統領こそが「歴史問題を政治的に見ている」という事になってしまいます。
日本メディアへの反論のつもりが、皮肉にも巨大なブーメランになって文大統領に刺さっているのです。
いわゆる元徴用工を巡る訴訟で原告側が日本製鉄と不二越の保有株式の売却手続きに入ったため、日本政府による対抗措置が現実味を帯びてきた事を受け、「対抗措置で日本も損害を受けるが、韓国の損害は致命的になりかねない」との危機意識が高まっています。
そんな矢先に、元閣僚らを招いた昼食会で、文大統領から初めて「日本は歴史問題を政治利用している」と日本を直接批判する発言が飛び出しました。
同じ席上では「日本と良い外交関係を発展させなければならない。」とも発言していますが、日本とケンカしたいのか、仲良くしたいのか意図が分かりません。
そもそも、かなり大っぴらに歴史問題を国内政治に利用しているのは、他ならぬ韓国政府ではないでしょうか。
文大統領は今年3月、日本統治時代に起きた3・1独立運動の100周年を記念する集会でこう発言しました。
「日帝は独立軍を‘匪賊’、独立活動家を‘思想犯’だとして弾圧し、パルゲンイ(=赤い奴、共産主義者)という言葉も生まれました。今でも私たちの社会で政治的競争勢力を誹謗して攻撃する道具としてパルゲンイという言葉が使われている。我々が一日も早く清算しなければいけない代表的な親日残滓だ」と。
現在の韓国政界は、文在寅政権が革新派、野党は保守派という構造になっていて、文大統領は一部の野党議員が与党を攻撃する時に使った「パルゲンイ」という言葉を、「日本統治時代に作られた言葉」と定義して、「日本によって生み出された言葉で与党を攻撃する事は親日行為だ」とのフレームを作りました。
歴史問題を利用して野党に「親日」というレッテルを張った大統領の発言に対しては、韓国メディアからも「現政権は「反逆者」「積弊清算」を云々しながら敵と味方に分け、葛藤と対決を煽っている」との批判が出ています。
その結果、与党に比べて「日韓関係を改善すべき」との意見が多い野党・自由韓国党の議員に対して「土着倭寇」という新たな言葉まで生まれ、「親日派」として攻撃する流れが出来ています。
土着倭寇とは、日本統治時代に日本に協力的だった人を指す「親日派」とほぼ同じ意味ですが、「倭寇」という海賊を持ち出しているだけ、より侮蔑的な意味合いが強いといえます。
朝鮮日報は「政敵に土着倭寇なる奇怪なフレームを押し付けている。現政権になって反日は原理主義の宗教のように暴走している。」と痛烈に批判しています。
5月3日、韓国の康京和外相が外信メディア向けに会見を行いました。
日本メディアの記者が、「日本が歴史問題を政治利用している」との文大統領の批判について「康外相も同じ立場なのか?日本は、韓国が国内政治に歴史問題を利用していると考えているが」と質問しました。
その際、康外相は「大統領の発言に対して何か言う立場では無い」と前置きした上で、「我が政府が国内的に歴史問題を利用していると見る事自体が、歴史問題を政治的に見ているという事ではないか」と発言しまた。
記者の指摘に反論したつもりだろうが、よく考えると凄い発言だで、康外相の反論が正しいのなら、「日本が歴史問題を政治利用している」と最初に発言した文在寅大統領こそが「歴史問題を政治的に見ている」という事になってしまいます。
日本メディアへの反論のつもりが、皮肉にも巨大なブーメランになって文大統領に刺さっているのです。
2019年05月08日
スエットワーキング
「接待」というと、日本ではお酒を伴うものや、ゴルフなどでしょうか。
アメリカのビジネス界では「スエットワーキング」がトレンドのようです。
取引先などとスエット=汗を一緒にかく取り組みだということです。
スエットワーキングが広がる背景の一つが「#Me Too運動」で、男女でお酒を飲む場では、問題が起きないよう神経をつかうようになりました。
また、メニューにも配慮が必要です。
動物性の食品はとらない人や、小麦に含まれるグルテンは避ける人などが増えているからです。
朝焼けの街なかを集団で1時間ほどサイクリングで、ビジネスで直面している課題や解決策を話し合う、よい機会にしようと、ソフトウエア会社の「アドビ」が、取引先の幹部20人を招いて開催しました。
サイクリングを通じて人脈を広げようという会社のイベントです。
朝風がとても気持ちよく好評です。
1〜2時間で終わるため、気軽に誘える点も魅力です。
この会社では、自転車やヘルメットも経費で買いそろえ、2019年はサイクリングだけで27のイベントを開催する予定です。
スエットワーキングではみんな平等ですし、組織的、社会的な地位が高い人も、自転車の上では平等だといいます。
スエットワーキングは、アメリカの働き方も変えつつあります。
スエットワーキングはサイクリング以外にもあって、スポーツジムやヨガ教室などでも貸し切りで商談ができるスペースを設けるところも増えているそうです。
体を動かしてリフレッシュしながらビジネスにも役立つ、一石二鳥で合理的ではありますが、日本人はもうちょっと「ウエット」であった方がよいかもしれません。
アメリカのビジネス界では「スエットワーキング」がトレンドのようです。
取引先などとスエット=汗を一緒にかく取り組みだということです。
スエットワーキングが広がる背景の一つが「#Me Too運動」で、男女でお酒を飲む場では、問題が起きないよう神経をつかうようになりました。
また、メニューにも配慮が必要です。
動物性の食品はとらない人や、小麦に含まれるグルテンは避ける人などが増えているからです。
朝焼けの街なかを集団で1時間ほどサイクリングで、ビジネスで直面している課題や解決策を話し合う、よい機会にしようと、ソフトウエア会社の「アドビ」が、取引先の幹部20人を招いて開催しました。
サイクリングを通じて人脈を広げようという会社のイベントです。
朝風がとても気持ちよく好評です。
1〜2時間で終わるため、気軽に誘える点も魅力です。
この会社では、自転車やヘルメットも経費で買いそろえ、2019年はサイクリングだけで27のイベントを開催する予定です。
スエットワーキングではみんな平等ですし、組織的、社会的な地位が高い人も、自転車の上では平等だといいます。
スエットワーキングは、アメリカの働き方も変えつつあります。
スエットワーキングはサイクリング以外にもあって、スポーツジムやヨガ教室などでも貸し切りで商談ができるスペースを設けるところも増えているそうです。
体を動かしてリフレッシュしながらビジネスにも役立つ、一石二鳥で合理的ではありますが、日本人はもうちょっと「ウエット」であった方がよいかもしれません。
2019年05月07日
徴用工像や慰安婦像の設置に冷める韓国世論
釜山日本国領事館の前に徴用工像を立てようとする市民団体と、それを阻止しようとする釜山市との間の対立が1年も続いています。
最近、釜山市が徴用工像を強制撤去したことで両者の対立が再びマスコミの注目を浴びています。
昨年、韓国の2大労働組合である「民主労総」と「韓国労総」が中心になった市民団体「釜山労働者像建設特委」はメーデーを迎え、釜山の日本領事館前に設置された少女像(慰安婦像)の横に徴用工像を設置しようとしました。
しかし、警察の強力な阻止によって目標した位置に銅像を設立する計画は失敗し、今年の3.1運動(抗日運動)100周年を迎えて、市民団体は再び日本領事館前の設置を試みました。
しかし、前回と同じく警察側によって制止され、銅像は近くの公園に移され、そして、4月12日に釜山市がまた、銅像を「歴史館」に移してしまいました。
これに対し、現在、民主労総と市民団体は釜山市庁に押しかけて市長の出勤を阻止するなどの行動に訴え、激しく抵抗したようで、韓国の多くのマスコミも民主労総の主張を側面支援し、多くの記事を出したということです。
しかし、市民団体やマスコミの大騒ぎとは裏腹に、韓国国民の関心は極めて低いようです。
韓国最大のニュースサイトであるネイバーニュースには、釜山市が徴用工像を撤去したことに関する関連記事が数十件も掲載されていますが、コメントや推薦数はほとんどなかったようです。
関連記事の中に唯一ネットユーザーたちの関心を集めたのは『朝鮮日報』が報道した「民主労総のやりたい放題…釜山日本国領事館の前に「抗日通り」を作る」という記事でした。
『朝鮮日報』のこの記事にはまたたく間に1300件あまりのレスが付けられ、記事の内容に対して「腹が立つ」が2600個余り、「いいね」が30個余りだったということです。
共感が多い順で並んだコメントには「民主労総がなくなってこそ韓国がよくなる」「法の上に君臨する方々」などの民主労総に対する反感が並びました。
さらに、「民族主義にはもううんざり」「文在寅が始めた反日戦線を拡大再生産する民主労総」「過去の日本侵略や植民地に対する警戒心なら博物館や記念館で十分」「あそこには日本領事館もあり、古い商業街で日本の観光客も多く、日本人観光客を追い出し、釜山を亡ぼすつもりか」などの行き過ぎた反日感情に対する批判が上位を占めたようです。
少女像や徴用工像の設置に反対する商店主たちは決して「親日派」ではなく、彼らは自分の権利を守りたい普通の韓国国民なのです。
韓国の世論は複雑です。
最近、釜山市が徴用工像を強制撤去したことで両者の対立が再びマスコミの注目を浴びています。
昨年、韓国の2大労働組合である「民主労総」と「韓国労総」が中心になった市民団体「釜山労働者像建設特委」はメーデーを迎え、釜山の日本領事館前に設置された少女像(慰安婦像)の横に徴用工像を設置しようとしました。
しかし、警察の強力な阻止によって目標した位置に銅像を設立する計画は失敗し、今年の3.1運動(抗日運動)100周年を迎えて、市民団体は再び日本領事館前の設置を試みました。
しかし、前回と同じく警察側によって制止され、銅像は近くの公園に移され、そして、4月12日に釜山市がまた、銅像を「歴史館」に移してしまいました。
これに対し、現在、民主労総と市民団体は釜山市庁に押しかけて市長の出勤を阻止するなどの行動に訴え、激しく抵抗したようで、韓国の多くのマスコミも民主労総の主張を側面支援し、多くの記事を出したということです。
しかし、市民団体やマスコミの大騒ぎとは裏腹に、韓国国民の関心は極めて低いようです。
韓国最大のニュースサイトであるネイバーニュースには、釜山市が徴用工像を撤去したことに関する関連記事が数十件も掲載されていますが、コメントや推薦数はほとんどなかったようです。
関連記事の中に唯一ネットユーザーたちの関心を集めたのは『朝鮮日報』が報道した「民主労総のやりたい放題…釜山日本国領事館の前に「抗日通り」を作る」という記事でした。
『朝鮮日報』のこの記事にはまたたく間に1300件あまりのレスが付けられ、記事の内容に対して「腹が立つ」が2600個余り、「いいね」が30個余りだったということです。
共感が多い順で並んだコメントには「民主労総がなくなってこそ韓国がよくなる」「法の上に君臨する方々」などの民主労総に対する反感が並びました。
さらに、「民族主義にはもううんざり」「文在寅が始めた反日戦線を拡大再生産する民主労総」「過去の日本侵略や植民地に対する警戒心なら博物館や記念館で十分」「あそこには日本領事館もあり、古い商業街で日本の観光客も多く、日本人観光客を追い出し、釜山を亡ぼすつもりか」などの行き過ぎた反日感情に対する批判が上位を占めたようです。
少女像や徴用工像の設置に反対する商店主たちは決して「親日派」ではなく、彼らは自分の権利を守りたい普通の韓国国民なのです。
韓国の世論は複雑です。
2019年05月06日
根付くか、九州のクラブチーム
今年はラグビーワールドカップ、来年はオリンピック、パラリンピックが日本で開催され、活気づくスポーツ界です。
政府が示す成長戦略でも地域活性化の核としてスポーツが位置づけされています。
昭和のスポーツを支えた実業団チームが平成の不況の影響などで次々と消滅し、入れ替わるように台頭したのがプロを含めたクラブチームで、サッカーJリーグ、バスケットボールのBリーグなどが生まれ、地域のシンボルとして期待されています。
1993年のJリーグ開幕を契機に続々と誕生し、地域の活性化にもつながるとして、九州でもJリーグのアビスパ福岡や大分トリニータ、サガン鳥栖などが誕生しました。
ただ、大企業などの後ろ盾がないクラブは資金面で困窮し、身の丈に合わないチーム強化費をつぎ込んだ結果、オーナー企業からの支援が滞ったところも出てきました。
バスケットB1のライジングゼファー福岡は1億8千万円の運転資金不足に陥り、Bリーグの審査で成績に関係なく2部降格が確定しており、B2ライセンス交付も資金確保のめどを立てる条件付きでしたが、何とかクリアした模様です。
これまでに経営難を乗り越えたクラブもあります。
6年ぶりにJ1に復帰を果たした大分トリニータで、一時は強化への無理な投資が経営を圧迫し、11億円超の債務超過に陥りましたが、行政、財界、県民が一体となって、「トリニータは県民の宝」と支援しました。
県内の学校行事やイベントには、主力選手がシーズン中も精力的に参加し、「前ばかり見ず、足元を見つめなおす大切さを再認識した」といいます。
J1のサガン鳥栖やJ2アビスパ福岡は、成績が振るわず低迷していますが、成績とクラブ経営は関係もありそうで、特に監督を解任したサガン鳥栖は身の丈に合わない補強をしてクラブ経営の在り方に疑問視する声も聞こえていましたから心配です。
九州のクラブチームのなかには、令和の時代にも生き残り、地元の活力になれるかどうか試練が続きそうなクラブが出てきそうです。
政府が示す成長戦略でも地域活性化の核としてスポーツが位置づけされています。
昭和のスポーツを支えた実業団チームが平成の不況の影響などで次々と消滅し、入れ替わるように台頭したのがプロを含めたクラブチームで、サッカーJリーグ、バスケットボールのBリーグなどが生まれ、地域のシンボルとして期待されています。
1993年のJリーグ開幕を契機に続々と誕生し、地域の活性化にもつながるとして、九州でもJリーグのアビスパ福岡や大分トリニータ、サガン鳥栖などが誕生しました。
ただ、大企業などの後ろ盾がないクラブは資金面で困窮し、身の丈に合わないチーム強化費をつぎ込んだ結果、オーナー企業からの支援が滞ったところも出てきました。
バスケットB1のライジングゼファー福岡は1億8千万円の運転資金不足に陥り、Bリーグの審査で成績に関係なく2部降格が確定しており、B2ライセンス交付も資金確保のめどを立てる条件付きでしたが、何とかクリアした模様です。
これまでに経営難を乗り越えたクラブもあります。
6年ぶりにJ1に復帰を果たした大分トリニータで、一時は強化への無理な投資が経営を圧迫し、11億円超の債務超過に陥りましたが、行政、財界、県民が一体となって、「トリニータは県民の宝」と支援しました。
県内の学校行事やイベントには、主力選手がシーズン中も精力的に参加し、「前ばかり見ず、足元を見つめなおす大切さを再認識した」といいます。
J1のサガン鳥栖やJ2アビスパ福岡は、成績が振るわず低迷していますが、成績とクラブ経営は関係もありそうで、特に監督を解任したサガン鳥栖は身の丈に合わない補強をしてクラブ経営の在り方に疑問視する声も聞こえていましたから心配です。
九州のクラブチームのなかには、令和の時代にも生き残り、地元の活力になれるかどうか試練が続きそうなクラブが出てきそうです。
2019年05月05日
Memorial Victory of Kudo’s Birthday
今日はソフトバンクホークスの工藤監督の誕生日でしたが、見事勝利を収めてくれました。
これで5年連続のようでして、今年はヒーローインタビューを受けた周東選手がバースデーソングを歌ってくれました。
今年のホークスは柳田選手ほか主力選手が故障し、チームは最悪の状態ですが、若手が台頭し、このチャンスを活かしてくれています。
周東選手もその一人で、俊足を活かして3塁打、ヒットを打っては2盗3盗を決め、今日のお立ち台につなげてくれました。
ホークスのチーム構成は高齢化が進んでいましたので、普通ですと1軍の経験はなかなかかないませんが、若い人の貴重な経験の場となっています。
今のホークスは他のチームがうらやむほど育成選手が活躍していますが、これでまた若手がこのチャンスをものにしてくれたら、ホークスが常勝軍団として君臨することができます。
明日は、これまでピリッとしない東浜投手が先発します。
若手が台頭してきていますから、うかうかできません。
ナイスピッチングを期待しましょう。
記念すべき第60回となる中日クラウンズゴルフで、ベテランの宮本勝昌選手がやってくれました。
2位スタートでの最終日、出入りが激しいゴルフではありましたが、最後のパットは10mちょっとはあったでしょうが、見事にバーディを取って抜け出し優勝をものにしました。
最後のパットは簡単なものではありませんでした。
わずかに登って、そのあと下って、最後はフラットになっているラインをうまく読んでのバーディで、本人も信じられない、夢のようだと話していましたが、ここまで復活することができたのは並々ならぬ冬場の鍛錬の成果だったように聞きます。
今日のこどもの日、スポーツを楽しませていただきました。
これで5年連続のようでして、今年はヒーローインタビューを受けた周東選手がバースデーソングを歌ってくれました。
今年のホークスは柳田選手ほか主力選手が故障し、チームは最悪の状態ですが、若手が台頭し、このチャンスを活かしてくれています。
周東選手もその一人で、俊足を活かして3塁打、ヒットを打っては2盗3盗を決め、今日のお立ち台につなげてくれました。
ホークスのチーム構成は高齢化が進んでいましたので、普通ですと1軍の経験はなかなかかないませんが、若い人の貴重な経験の場となっています。
今のホークスは他のチームがうらやむほど育成選手が活躍していますが、これでまた若手がこのチャンスをものにしてくれたら、ホークスが常勝軍団として君臨することができます。
明日は、これまでピリッとしない東浜投手が先発します。
若手が台頭してきていますから、うかうかできません。
ナイスピッチングを期待しましょう。
記念すべき第60回となる中日クラウンズゴルフで、ベテランの宮本勝昌選手がやってくれました。
2位スタートでの最終日、出入りが激しいゴルフではありましたが、最後のパットは10mちょっとはあったでしょうが、見事にバーディを取って抜け出し優勝をものにしました。
最後のパットは簡単なものではありませんでした。
わずかに登って、そのあと下って、最後はフラットになっているラインをうまく読んでのバーディで、本人も信じられない、夢のようだと話していましたが、ここまで復活することができたのは並々ならぬ冬場の鍛錬の成果だったように聞きます。
今日のこどもの日、スポーツを楽しませていただきました。
2019年05月04日
宝満山登頂
残りの三日間のうち、今日が一番天気がよさそうだったので、久しぶりに宝満山に登りました。
いつもは妻と一緒ですが、今日は書道の展示会への出品で作品の作成ということで一人の山登りとなりました。
竈門神社まで車で行って、そこから登山するのですが、8時半現在で駐車場はほぼ満杯でした。
福岡市内から近いこともあって、子供からお年寄りまで幅広い層がたくさん見えていました。
最近は女性の登山家が多いように思えますし、一人で登られていた人も多く見かけました。
宝満山は階段が多く、登山路に視界が開けたところが少なく、ただ黙々と頂上目指して登っていくだけですから鍛錬の登山という感じがしますが、なぜか愛好者が多いようです。
帰路の途中で大宰府を通りますが、令和の元号に関係があるということで話題となっていることもあって、渋滞に巻き込まれてしまいました。
他県ナンバーの車がいつもよりも多かったように感じます。

いつもは妻と一緒ですが、今日は書道の展示会への出品で作品の作成ということで一人の山登りとなりました。
竈門神社まで車で行って、そこから登山するのですが、8時半現在で駐車場はほぼ満杯でした。
福岡市内から近いこともあって、子供からお年寄りまで幅広い層がたくさん見えていました。
最近は女性の登山家が多いように思えますし、一人で登られていた人も多く見かけました。
宝満山は階段が多く、登山路に視界が開けたところが少なく、ただ黙々と頂上目指して登っていくだけですから鍛錬の登山という感じがしますが、なぜか愛好者が多いようです。
帰路の途中で大宰府を通りますが、令和の元号に関係があるということで話題となっていることもあって、渋滞に巻き込まれてしまいました。
他県ナンバーの車がいつもよりも多かったように感じます。
2019年05月03日
行楽には最高の天気
10連休も今日から後半に入ります。
晴天に恵まれ、行楽地はどこも賑わっていたことと思います。
今日から2日間、博多どんたく港まつりが行われ、博多のまちはどんたく一色になります。
どんたくの2日間、今回のようにどちらも晴天というのは珍しく、例年以上に観客数が増えるのではないでしょうか。
午後、博多駅に用事がありましたので、駅前に設置されました本舞台をちょっと覗きましたが、人、人、人でステージがよく見えない盛況ぶりでした。
ちょうどその時間にどんたく広場ではパレードが実施されていましたが、たぶんそちらはもっと多くの人でごった返ししていたことでしょう。

午前中は、ゴルフに行っていました。
意外とこの日は利用者が少なかったようでして、スルーで昼までに上がることができました。
練習の成果か、比較的ショットが安定していて、アウト47、イン41のトータル88で回ることができました。
ドライバーでのOBが2回、チョロが3回ともったいないショットがありましたが、かなりパーオンすることが
できました。
圧巻は最後の距離のあるパー5で、ドライバーを左に曲げてトラブルになりましたが、セカンドをリカバリーして、第3打をスプーンでピンそば60cmに寄せ難なくバーディとすることができました。
だいぶ昔の感じが戻ってきました。
このまま、次につなげていきたいと思っています。

晴天に恵まれ、行楽地はどこも賑わっていたことと思います。
今日から2日間、博多どんたく港まつりが行われ、博多のまちはどんたく一色になります。
どんたくの2日間、今回のようにどちらも晴天というのは珍しく、例年以上に観客数が増えるのではないでしょうか。
午後、博多駅に用事がありましたので、駅前に設置されました本舞台をちょっと覗きましたが、人、人、人でステージがよく見えない盛況ぶりでした。
ちょうどその時間にどんたく広場ではパレードが実施されていましたが、たぶんそちらはもっと多くの人でごった返ししていたことでしょう。
午前中は、ゴルフに行っていました。
意外とこの日は利用者が少なかったようでして、スルーで昼までに上がることができました。
練習の成果か、比較的ショットが安定していて、アウト47、イン41のトータル88で回ることができました。
ドライバーでのOBが2回、チョロが3回ともったいないショットがありましたが、かなりパーオンすることが
できました。
圧巻は最後の距離のあるパー5で、ドライバーを左に曲げてトラブルになりましたが、セカンドをリカバリーして、第3打をスプーンでピンそば60cmに寄せ難なくバーディとすることができました。
だいぶ昔の感じが戻ってきました。
このまま、次につなげていきたいと思っています。
2019年05月02日
令和にあやかって
「令和」と決まって、よく話題となるのが福岡県太宰府市の坂本八幡宮です。
坂本八幡宮は、令和の典拠、いわゆる出典となった万葉集に出てくるうたげが開かれた、当時の大宰府の長官、大伴旅人の邸宅があったとされる場所の一つで、先月1日の新元号の発表以降、多くの参拝者が訪れています。
このため坂本八幡宮に宮司を送っている太宰府天満宮は、新しい元号の始まりに合わせて、1日から万葉集の序文が書かれた御朱印を500円で希望者に授与しています。
坂本八幡宮は当初、2000枚の御朱印を用意していましたが足りなくなり、急きょ新たに用意して対応したということです。
また1日は、宮司が改元を報告する儀式を行うなど、神社は改元のお祝いムード一色になりました。
元号が変わるその時に合わせて、東京でも札幌でも松山でもカウントダウンが行われ、瞬間は身動きができないほどの混雑ぶりだったようです。
飛行機で南アルプスの上空から令和の初日の出を眺めるイベントもあり、さながら新年を迎えた時と同じようなムードが漂っていました。
昭和から平成に変わる時にはなかった新しい形の元号のスタートは、一見するとお祝いムードの中で始まったようです。
その一方で、「冷静に考えたら元号も正月もクリスマスも人間が決めただけで1日はひとしく1日。地球も銀河も平常運転」
「令和になったからといってすぐに変わる訳はありません!新しい時代を作っていくのはわれわれですから、ふだん通りに楽しんでいきましょ」
と元号が変わり、新たな気持ちにはなるけれど、自分は日常を淡々と生きていく、生活は変わらないといった内容のツイートもあります。
そして、改元にともなう今回の大型連休の初日、路上生活者などへの支援活動を行うNPO法人の炊き出しにはおよそ130人が東京 池袋の公園に食事を求めて並びました。
正月に福岡でも、同様な光景を目にすることがありますが、日本社会の一面がそこにあります。
生活相談では、派遣社員だったという40代の男性から「失業して、どんな仕事でもやろうと思い探しているが見つからない」といった相談が、初めて炊き出しに来たという男性から「仕事を失って寮も出された。住むところがない」といった相談があったそうです。
元号が変わり、新たな気持ちにはなりますが、平成の宿題が一気に片付いたわけではありません。
静かに淡々ときょうを迎えた人たちも多く、それぞれの生活に向き合って、変わらない1日を精いっぱい過ごしているようでした。
坂本八幡宮は、令和の典拠、いわゆる出典となった万葉集に出てくるうたげが開かれた、当時の大宰府の長官、大伴旅人の邸宅があったとされる場所の一つで、先月1日の新元号の発表以降、多くの参拝者が訪れています。
このため坂本八幡宮に宮司を送っている太宰府天満宮は、新しい元号の始まりに合わせて、1日から万葉集の序文が書かれた御朱印を500円で希望者に授与しています。
坂本八幡宮は当初、2000枚の御朱印を用意していましたが足りなくなり、急きょ新たに用意して対応したということです。
また1日は、宮司が改元を報告する儀式を行うなど、神社は改元のお祝いムード一色になりました。
元号が変わるその時に合わせて、東京でも札幌でも松山でもカウントダウンが行われ、瞬間は身動きができないほどの混雑ぶりだったようです。
飛行機で南アルプスの上空から令和の初日の出を眺めるイベントもあり、さながら新年を迎えた時と同じようなムードが漂っていました。
昭和から平成に変わる時にはなかった新しい形の元号のスタートは、一見するとお祝いムードの中で始まったようです。
その一方で、「冷静に考えたら元号も正月もクリスマスも人間が決めただけで1日はひとしく1日。地球も銀河も平常運転」
「令和になったからといってすぐに変わる訳はありません!新しい時代を作っていくのはわれわれですから、ふだん通りに楽しんでいきましょ」
と元号が変わり、新たな気持ちにはなるけれど、自分は日常を淡々と生きていく、生活は変わらないといった内容のツイートもあります。
そして、改元にともなう今回の大型連休の初日、路上生活者などへの支援活動を行うNPO法人の炊き出しにはおよそ130人が東京 池袋の公園に食事を求めて並びました。
正月に福岡でも、同様な光景を目にすることがありますが、日本社会の一面がそこにあります。
生活相談では、派遣社員だったという40代の男性から「失業して、どんな仕事でもやろうと思い探しているが見つからない」といった相談が、初めて炊き出しに来たという男性から「仕事を失って寮も出された。住むところがない」といった相談があったそうです。
元号が変わり、新たな気持ちにはなりますが、平成の宿題が一気に片付いたわけではありません。
静かに淡々ときょうを迎えた人たちも多く、それぞれの生活に向き合って、変わらない1日を精いっぱい過ごしているようでした。
2019年05月01日
新天皇がご即位 令和幕開け
皇太子さまが本日、第126代天皇に即位され、平成時代の天皇陛下は4月30日で譲位し、上皇となられました。
天皇の譲位は江戸時代の光格天皇以来202年ぶりで、憲政史上初めてで、30年余り続いた「平成」が終わり、「令和」に同日改元されました。
陛下は本日、皇居・宮殿で皇位継承に伴う国事行為「剣璽等承継の儀」と「即位後朝見の儀」に臨まれました。
皇太子妃雅子さまと皇后さまは、それぞれ皇后、上皇后となられ、秋篠宮さまは皇位継承順位1位の皇嗣として、皇太子の役割を担われることになります。
そして、長男の悠仁さまが継承順位2位となられました。
上皇さまは、これまで担ってきたほぼすべての公務を陛下に引き継がれることになります。
上皇さまは平成の時代、象徴天皇としての公務を築かれてこられ、憲法に基づく国事行為以外に定義付けされた形がない中で、「国民に寄り添う」との考えのもと、戦没者慰霊、被災地見舞いなどに励まれてきました。
天皇の公務は「国事行為」「公的行為」「その他の行為」と、大きく3つに分類されます。
国事行為は、内閣総理大臣・最高裁長官の任命、国会の召集、栄典の授与などと憲法で規定されていますし、これに関連する形で、親任式、国会開会式、勲章親授式などに臨まれています。
公的行為は、政府が「天皇が象徴としての地位に基づいて、公的な立場で行うもの」との見解を示していま
すが、憲法や皇室典範には明記されていないようです。
一般参賀や宮中晩餐会、園遊会など昭和時代から続くものもありますが、戦没者慰霊、被災地見舞いのほか、ハンセン病や障害者、高齢者の施設慰問、先端企業の視察など、上皇さまが平成以降に広げられたものは枚挙にいとまがありません。
宮内庁は近年、負担軽減策として、主に「公的行為」の削減を模索しましたが、上皇さまは平等性の観点から拒まれてきたようです。
「その他の行為」でも、音楽会や美術展の鑑賞は「芸術振興」という公的性格を帯びますし、上皇さまの譲位の是非を議論した政府の有識者会議の資料でも、「純粋に私的なもの」として例示されたのは、宮中祭祀や神社ご参拝、大相撲ご覧、生物学ご研究、御用邸ご滞在と限定的だったようです。
新たに即位した天皇陛下も「時代に即した」公務に度々言及されており、天皇の公務はなかなか削減は難しそうですが、健康に留意して務めていただきたいと思います。
天皇の譲位は江戸時代の光格天皇以来202年ぶりで、憲政史上初めてで、30年余り続いた「平成」が終わり、「令和」に同日改元されました。
陛下は本日、皇居・宮殿で皇位継承に伴う国事行為「剣璽等承継の儀」と「即位後朝見の儀」に臨まれました。
皇太子妃雅子さまと皇后さまは、それぞれ皇后、上皇后となられ、秋篠宮さまは皇位継承順位1位の皇嗣として、皇太子の役割を担われることになります。
そして、長男の悠仁さまが継承順位2位となられました。
上皇さまは、これまで担ってきたほぼすべての公務を陛下に引き継がれることになります。
上皇さまは平成の時代、象徴天皇としての公務を築かれてこられ、憲法に基づく国事行為以外に定義付けされた形がない中で、「国民に寄り添う」との考えのもと、戦没者慰霊、被災地見舞いなどに励まれてきました。
天皇の公務は「国事行為」「公的行為」「その他の行為」と、大きく3つに分類されます。
国事行為は、内閣総理大臣・最高裁長官の任命、国会の召集、栄典の授与などと憲法で規定されていますし、これに関連する形で、親任式、国会開会式、勲章親授式などに臨まれています。
公的行為は、政府が「天皇が象徴としての地位に基づいて、公的な立場で行うもの」との見解を示していま
すが、憲法や皇室典範には明記されていないようです。
一般参賀や宮中晩餐会、園遊会など昭和時代から続くものもありますが、戦没者慰霊、被災地見舞いのほか、ハンセン病や障害者、高齢者の施設慰問、先端企業の視察など、上皇さまが平成以降に広げられたものは枚挙にいとまがありません。
宮内庁は近年、負担軽減策として、主に「公的行為」の削減を模索しましたが、上皇さまは平等性の観点から拒まれてきたようです。
「その他の行為」でも、音楽会や美術展の鑑賞は「芸術振興」という公的性格を帯びますし、上皇さまの譲位の是非を議論した政府の有識者会議の資料でも、「純粋に私的なもの」として例示されたのは、宮中祭祀や神社ご参拝、大相撲ご覧、生物学ご研究、御用邸ご滞在と限定的だったようです。
新たに即位した天皇陛下も「時代に即した」公務に度々言及されており、天皇の公務はなかなか削減は難しそうですが、健康に留意して務めていただきたいと思います。