2020年02月29日

気になる韓国のマスコミ報道

新型コロナウイルスの日本での感染にからみ、韓国メディアは早い段階から「東京五輪の中止」の可能性を報じ続けていて、ウイルス拡散よりも、むしろ、それによる五輪の頓挫を期待しているかのようです。

ウイルス問題が日韓でも懸念され始めた当初から、韓国では東京五輪中止論が浮上していました。

日本国内の状況を伝える韓国メディアは、ほとんどがウイルス問題と五輪を結びつけ報道になっていて、特にクルーズ船「ダイヤモンド・プリンセス」が横浜港に寄港して以降、その傾向は強まったといいます。

テレビ画面には必ず、「東京五輪頓挫」「五輪につまずき」などとのタイトル(文字)がのせられています。

新聞も東京五輪への影響について熱を上げています。

「『衛生先進国』日本の面目丸つぶれ」

「日本政府は五輪ノイローゼ(神経症)にかかっているようだ」

「数多くの乗客や乗務員が『五輪の人質』になった」

「日本社会は自発的規制で3700人が乗った船を『小さな武漢』にした」

 「安倍政府(安倍晋三政権)が事態を隠そうとのきゅうきゅうとしていたのは5カ月後開幕の東京五輪を意識していたという印象が拭えない」等です。

日本を相手にしたときに必ず韓国メディアに見られる、まるで日本の不幸を喜んでいるかのような報道で、悪乗りの感があり、しかもいつものように勢いづいています。

韓国メディアがここまで東京五輪への悪影響を“期待”しているのは、安倍晋三首相の失敗への期待のようで、「東京五輪の失敗=安倍の不幸」とみなしています。

韓国で安倍首相は「極右の象徴」とみなされており、メディアや日本への抗議集会での非難は相当にひどいといいます。

その安倍首相が危機に陥ることを韓国メディアはワクワクとして期待しているのでしょう。

東日本大震災と東京電力福島第1原発の事故の時、中央日報などは「日本沈没」という見出しを1面に掲載しました。

そして原発をめぐるネガティブキャンペーンと報道は現在も続いています。

そんなに日本が困っていることがうれしくて快感なのでしょうか。

とにかく、残念です。
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2020年02月27日

幼少期の教育が大事

2011年に、米ハーバード大の経済学者らが「幼稚園が将来の年収を左右する」という研究結果を報告したといいます。

この研究では、一見すると関係のない2つのデータを組み合わせて分析しています。

それは、1980年代末に米国で行われた「TTAR(Student-Teacher Achievement Ratio)」と呼ばれる社会実験の結果のデータと、2000年代の確定申告のデータです。

STAR実験では、学級の規模や教育の質が生徒に与える影響を測るため、幼稚園から小学3年生の1万人余りの子供を、様々な学級に抽選で割り振りました。

実験が終了した1989年以降、参加者の追跡は行われていませんでした。

そこで実験参加者の個人情報を用い、STAR実験で得られたデータと、20年後の確定申告データを融合したようです。

この結果、「幼少期の学級が、大人になってからの収入などに大きな影響を与える」ことがわかりました。

幼稚園で、すご腕の先生や、賢いクラスメートと一緒に、少人数のクラスで育った子は収入が高くなっていたということです。

具体的には、20人学級の教育の質を1年間で10偏差値分だけ向上させれば、生徒の生涯収入が現在価値を割り引いて約400万円上がることがわかりました。

どんな幼稚園でだれと過ごすかが、子供の未来を左右するということになったとということですが、信じられますか。

ただ、幼稚園時期に運動神経が発達するということを聞いたことがありますが、この時期の成長を促す活動は大事なのかもしれません。

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2020年02月26日

引っ越し難民

毎年、3月下旬から4月上旬は企業の定期異動に伴う転勤や進学で引っ越しが集中します。

しかし、2018年以降、運送業界の人手不足などで大手各社が受注を抑制し、転居したくてもできない引っ越し難民が発生し、昨年も一部で同様な事態が起きました。

私も似たような経験があります。

平成3年4月1日の異動で本省から武雄工事事務所への転勤で、引っ越しの運送会社が決まらず苦労したものです。

その時は、都庁や都立大学の移転も一番引っ越しが多いこの時期に重なったものですから、業者は見つからない、引っ越し代も高騰するということで大変な思いをしました。

同期で、行先の愛媛の業者を呼んだのもいました。

2年前に希望の時期や料金で移動できずに社会問題になった引っ越し難民を避けようと、企業消費者の間で2
月の予約などでピークを避ける動きが広がっています。

引っ越しシーズンの前倒しです。

1月の見積もりをとった人の引っ越し希望月の割合は、家族で2月が39.3%と36.5%の3月を逆転しました。

単身は2月が2.5%増え40.3%、3月が1.5%減り31.1%です。

企業などは対策に動き、4月1日の集中異動をなくして毎月異動に変えたり、4月入社の新人社員は1月に配属先を伝え、全体で数千万円の引っ越しコストを抑えている会社もあります。

個人客も同様で、「転勤先の住所は未定ですが、3月末の予約は取れますか」という問い合わせも運送業者にあるそうです。

引っ越し難民にならないための自営の動きといえます。
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2020年02月25日

感染症の流行が各種活動にブレーキ

世界保健機関(WHO)は昨日、中国で新型コロナウイルスによる感染症「COVID-19」の流行が「ピークに達した」との見解を示しました。

WHOの事務局長は、中国での感染拡大は1月23日〜2月2日の期間にピークに達し、それ以後の新規感染は「着実に減少している」と表明しています。

一方、同国外での感染者急増に「深い懸念」を表明し、各国に対しパンデミック(世界的な大流行)に備えるよう呼び掛けました。

さらに「このウイルスは封じ込めが可能」との見解を示し、流行の中心地とその周辺地域で前例のない封鎖や検疫措置を取ることで感染拡大の阻止に貢献したとして、中国を称賛したということですが、その認識の通りでしょうか。


新型コロナウイルス感染症は現在も拡散を続けており、24日にはアフガニスタン、バーレーン、イラク、クウェート、そしてオマーンの5か国が自国初の感染者確認を発表しました。

またイランでは同日、新たに4人が死亡し、国内の死者数は中国以外で最多の計12人となりました。

しかし、イラン労働通信(ILNA)は多数の感染者が出ている聖地コムの地元議員の話として同市で50人が死亡したと報じており、事態は公式発表よりも深刻との懸念も出ています。


政府は、25日、総理大臣官邸で新型コロナウイルス対策本部を開き、感染の拡大に備えた対策の基本方針を決定しました。

この中では、現在の状況について、「国内の複数地域で感染経路が明らかではない患者が散発的に発生し、一部地域には小規模な集団感染が把握されている状態だ」としています。

そして、感染拡大の防止策を講じ、患者が増加するペースを可能な限り抑えるとして、国民や企業に対して、発熱などかぜの症状がみられる場合には、休暇を取得したり外出を自粛したりすることや、テレワークや時差出勤の推進を強力に呼びかけるとしています。

また、イベントの開催は、現時点で、全国一律の自粛要請は行わないものの、感染の広がりなどを踏まえ、開催の必要性を改めて検討することなどを求めています。


九州では、福岡と熊本で感染者が出て、会議やシンポジウムなど比較的多くの人が集まる集会は中止、休止するケースが目立ってきました。

各イベントの主催者は開催の判断に悩むところですが、参加者側からすると判断が異なる場合に開催されるイベントに対して一抹の不安を感じて参加をちゅうちょすることも考えられます。

一層のこと、3月は一斉に開催を見合わせる徹底ぶりが必要かもしれません。
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2020年02月23日

新型コロナウイルス感染が収束することを願う

政府は今日、新型コロナウイルス感染症対策本部会議を開きました。

感染経路が明らかでない患者が国内で増えていることを踏まえ、安倍晋三首相は新型ウイルスが国内で流行する可能性に言及した上で、大規模な感染拡大を見据え、総合的な基本方針を早急にまとめるよう指示しました。

効果的な感染拡大防止策を講じ、患者増加のスピードを抑制することは、今後の流行を抑える上で極めて重要ですし、同時に患者数が大幅に増えた時に備え、重症化防止を中心とした医療提供体制を早急に整える必要があります。

基本方針には、このようなことへの対応が中心となるのでしょう。


福岡でも感染者が出て、感染の拡大を予防するため、国土交通省関係の会議やシンポジウムなど大勢が集まる催しは中止されました。

年度末に多少集中していたスケジュールに空きが目立つようになってきました。


球春到来ということで、プロ野球もオープン戦が始まりましたし、サッカーJリーグも開幕しました。

今日は福岡ダービーということで、アビスパ福岡とギラヴァンツ北九州の試合がミクニワールドスタジアムに13000以上の観客を集めて行われましたが、仮に感染が拡大すると、無観客試合になるかもしれません。

オープン戦も同様なことが考えられますので、ファンの楽しみを奪ってしまうことになります。

さて今日は、ソフトバンクの開幕戦で、相手はオリックスでしたが大勝し、期待された選手が活躍し、今年は楽しみです。

まずは、東浜巨投手が3回を1安打無失点に封じ、開幕ローテ入りに大きく前進しました。

昨季は右肘の手術で7試合の登板に終わっただけに、今年にかける思いを感じますし、このまま怪我無く開幕を迎えてほしいものです。

走塁のスペシャリストとして昨年、ブレイクした周東佑京内野手が初回に右越え三塁打、そしてチームのオープン戦1号をマークしました。

また、期待の育成選手・リチャード内野手が紅白戦に続いて、オープン戦でも豪快な一発が出ました。

リチャードの初アーチにファンも「末恐ろしい」「育成のバッティングじゃねぇ」「今シーズン1番期待」「これはロマン砲」と驚きの声を上げていたそうですが、感染が広がって観戦が自粛ということにならないことを願うばかりです。


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2020年02月22日

工夫された「カキ小屋」

今日は、久しぶりに伊都に行ってきました。

例年ですと、かなりのカキが販売されているのですが、ちょっと少ないようにも感じます。


広島や九州北部など西日本を中心におなじみの「かき小屋」ですが、全国的に店が増えているようです。

熊本県では、地元ならではの食材を生かした一風変わったソースで味わう食べ方が静かなブームとなっています。

中には、2時間待ちの日もあるという人気メニューを開発したかき小屋も出てきました。

冬の味覚「かき」ですが、フライにしたり、蒸したり、はたまた生でそのまま食べたりとさまざまな味わい方があります。

この時期、西日本を中心に、とれたてのかきをその場で楽しめるかき小屋がにぎわいます。

熊本県の南部、人口4000人余りの津奈木町でも、廃校となった小学校を活用したかき小屋がこの時期にオープンします。

海や山に囲まれた絶景を楽しみながら、地元でとれた豊かな海の幸を堪能できます。


このかき小屋のもう1つの特徴が、さまざまな食べ方です。

しょうゆやポン酢につける一般的なものだけでなく、ガーリックバターやゆずごしょうといった味付けもあります。

福岡や佐賀、長崎など周辺にもたくさんのかき小屋があることもあって、6年前、かき小屋をオープンするにあたって、差別化を図るためにほかにはない味を用意することが必要だと考えたようです。

ここでしか出せない味はないかということで模索を続ける中で、目を付けたのがバジルソースでした。

イタリア料理などで魚介類などと一緒に使われることも多く、相性は悪くないと思ったからのようです。

こうして、2年前からバジルソースで味付けをしたかきの提供を始めると、意外性も受けたのか、またたくまに評判になり、持ち帰りを希望する客も相次ぎました。

幸い、隣の水俣市には、水耕栽培の設備でバジルを育てている施設があり、季節に関係なく年中、手に入れることができます。

今日買ってきたカキをバシルソースでいただきましたが、なかなかの珍味でした。
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2020年02月21日

新型コロナウィルスと大学入試

来週に迫る国公立大学の入学試験ですが、そうした中で新型コロナウイルスの感染が広がり続けています。

この日のために努力してきた受験生が感染した場合、その時、大学はどうするのか、対応が分かれています。

東京大学はホームページに受験生に向けて新型コロナウイルスへの対応を発表し、「り患者は本学の入学試験を受験できません」「追試験等の特別措置は予定しておりません」となっています。

受験を認めないのは「学校保健安全法」に基づいてだそうです。

学校での出席停止などについて定めた法律で、新型コロナウイルスは今月1日、出席停止の対象となる感染症の一つに指定されました。

では追試験など、別の試験機会を設けることはできないのかというと、入試の担当者は「公平性の点から懸念がある」という理由に加えて、次のように話しました。

「新しい試験問題を作ったり、試験監督や採点の態勢も準備したりする必要があります。併願するほかの大学の試験日程とも調整が必要になるかもしれません。今回は感染拡大が始まってから入試までに時間がなく、こうした準備や調整に必要な十分な時間がとれなかったのも大きな理由です」と。

このほか大阪大学や広島大学も、感染した受験生の受験は認めず、追試験を実施する予定はないと発表しています。

救済措置を取る大学もあって、東京工業大学 は「感染した受験生には追試験を行う」としています。

東京工業大学の副学長は「文部科学省より、新型コロナウイルスに感染した場合等の受験生への配慮について依頼を受け、対応を行った」としています。

佐賀大学は別の方法で救済措置をとります。

面接や実技検査を必要とする一部の学部を除いて、先月行われた大学入試センター試験と調査書の内容を総合的に判断して合否を決定することにしたのです。

佐賀大学は10年前の新型インフルエンザの流行の際に追試験を実施した経験があり、「今回も追試験を行う方向で準備をしていた」そうです。

今日、佐賀大学の学長と話をした際に、この件に触れると、早めの対応をさせていただきましたと言っておられま七た。

このほか名古屋工業大学も、新型コロナウイルスに感染した受験生に対して、センター試験などを利用して総合的に合否を決定することにしています。

感染の広がりが受験シーズンと重なった新型コロナウイルスですが、大学側は感染予防に気を配り、健康管理に留意してほしいと受験生に求めています。

しかし、感染を確実に防ぐ方法がない中、受験生を最後までやきもきさせる事態になっています。

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2020年02月20日

インドネシアで感染者ゼロは本当?

アジアを中心に世界各地で新型コロナウイルスの感染が拡大する中、感染者が国内でまったく確認されていない国があります。
それはどこでしょう。クイズに出てきそうな問です。

それは、約2億6千万人の人口を抱えるインドネシアです。

国内にバリ島などの人気観光地を抱え、中国との往来は活発ですが、感染者はゼロです。

政府は侵入防止策の成果を強調しますが、額面通りに受け取る人は少なく、むしろ「検査体制の不備」を指摘する声が上がっています。

インドネシアのマフド調整相は防疫体制の完璧さを強調し、「インドネシアは感染がないアジアで唯一の主要国だ」とも付け加え、自信をのぞかせました。

地元メディアは根拠不明ながら、高温多湿なインドネシアの気候が感染拡大の抑制につながって
いる可能性を指摘しています。

ただ、政府が誇らしげに語る「感染者なし」という結果に対して上がるのは、称賛ではなく不安です。

英世論調査会社ユーガブの調査によると、新型コロナウイルスが国や地域の公衆衛生に対する「主要な脅威
だ」とした回答者は、インドネシアでは72%に達しましたし、調査対象となった23カ国のうち、中国(77%)に次ぐ高さです。

シンガポールには厳しい(侵入を監視する)システムがありましたが、新型コロナウイルスの侵入は防げなかったようで、インドネシア赤十字総裁でもあるユフス・カラ元副大統領は検査体制が劣るインドネシアに感染者がいないわけはないと考えているようです。

カラ氏は国内では「普通の発熱か、デング熱と診察されているのではないか」と分析します。

世界保健機関(WHO)などによると、インドネシアでは2005年以降、鳥インフルエンザ感染で160人以上が死亡しましたので、感染症に無縁の国ではなく、不安が湧き上がるのも無理はない状況です。


今日、福岡市で60代の無職の男性が新型コロナウイルスに感染していることが確認されました。

九州で新型コロナウイルスの感染者が確認されたのは初めてで、男性はことしに入り、中国を含めた海外への渡航歴がないということで、経路が特定できないと市民に不安を与えそうです。

いよいよ来たかという感じで、多くの人が集まる会議は中止の知らせが来るようになってきました。
posted by 川上義幸 at 19:44| Comment(0) | TrackBack(0) | 日記

2020年02月19日

クルーズ船での集団感染からの教訓

新型コロナウイルスの集団感染で、横浜港に停泊中のクルーズ船「ダイヤモンド・プリンセス」の乗客で陰性と判明した人が今日から順次、下船します。

感染が拡大する外国船籍の大型客船が寄港した例は過去になく、政府は難しい対応を迫られましたが、海外メディアからは批判も起きました。

停泊は2週間を超え、一部の海外メディアは乗客を船内にとどめる対応を批判しましたが、米政府は日本政府に当初、「14日間の検疫期間を船上で過ごすことがウイルス感染の拡大を防ぐ最良の方法であるとの米衛生当局の判断に基づき、早期に下船・出国させる考えはない」と説明していました。

世界保健機関(WHO)も、横浜港に停泊中のクルーズ船「ダイヤモンド・プリンセス」の乗客乗員を船内で待機させた日本政府の措置について、乗客らが(検査などを受けずに)各国に散らばってしまうより「明らかに好ましかった」と評価しています。

政府は3日から船内で検疫を開始し、その後、医師の派遣や医療品の配布などの支援を続けてきました。

こうした対応は国際法上の義務によるものではありませんが、入港を拒否すれば、人道上の批判を招くのは確実で、1000人を超える日本人乗客がいる以上、受け入れないという選択肢はなかったようです。

一方で、ダイヤモンド・プリンセスは英国船籍ですが、これまでのところ英政府の動きは全くといっていいほど見えません。

船内で頻繁にパーティーを開いていたようですから、日本の領海に入る前から船内では感染が広がっていた可能性は強く、今後の教訓を得るためには、日本の対応の適否だけでなく、英国政府や船長、運営会社などの責任も見極める必要がありそうです。

国際法には、公海上の船舶の保護は、その船舶の旗国(船籍国)の責任で行うべきだとする「旗国主義」の考え方がありますが、今回のようなケースでは、関係国の中で、どの国が一義的な対応や負担の義務を負うかについて取り決めがないのが実情のようです。

今後、同様の事態が起きない保証はなく、船籍国と寄港国の義務や負担に関する新たなルールづくりが課題となっています。
 
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2020年02月17日

生産拠点を中国→台湾へ

米中は、上乗せした関税の一部を14日に引き下げましたが、大部分の関税は残ったままで、先行きも不透明です。

米中の貿易摩擦を背景に、中国に工場進出した台湾企業が、生産拠点を台湾に戻す動きが加速しています。

およそ20年前、安い労働力を利用してコストを抑えたいと中国に進出し、中国の工場からアメリカなどに向けて製品を輸出してきました。

しかし2019年、米中貿易摩擦の激化で、中国からアメリカに輸出する製品にも25%の関税が上乗せされました。

このままでは採算が取れないとして、生産ラインの一部を台湾に戻す台湾回帰の動きが広がっています。

それを後押ししているのは、中国と距離を置く蔡英文政権が、2019年から始めた優遇政策です。台湾回帰を決めた企業に、低金利の融資を受けられるようにしたり、工場の土地を2年間無料で提供したりして支援してい
ます。

この1年間で、中国に生産拠点を置く台湾企業170社ほどがこの制度を利用し、最大で2兆6000億円の投資が見
込まれています。

蔡英文総統は「目標は、多くの台湾企業を戻すこと。良質なメードイン台湾が、中国の代わりにアメリカ向けの輸出の主力となる」と述べました。


一方、台湾企業の動きをビジネスチャンスと捉える日本企業も出てきています。

台湾で産業用ロボットを販売する台湾三菱電機には、台湾企業から「中国から移した生産ラインで人件費を抑えるため、ロボットを導入したい」という問い合わせが相次いでいるといいます。

台湾三菱電機は、米中貿易摩擦の先行きが見通せない中、台湾企業の回帰は当分続くと見て売り込みを強めています。

日本企業では、米中貿易摩擦を、直接“回帰”の理由にしている例はあまり見当たりません。

むしろ、米中貿易交渉の第1段階の合意で一息ついて、今後の交渉の進展に期待する向きが多かったのかもしれません。

しかし、そこに、新型コロナウイルスの感染拡大が起きましたので、中国に集中する生産体制にもろさを感じたのは確かのようです。
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2020年02月16日

春から一転して冬へ

ここしばらく、春のような暖かい日が続いていました。

桜も花のつぼみをつけ、日に日に膨らんできそうな感じさえしていました。

昨日、ワンサムのキャンセルが出て、ゴルフに行ってきましたが、ちょっと汗ばむくらいの陽気でした。

その暖かさのためでしょうか、ゴルフ場にサルの群れが現れ、グリーン周りにたむろして下手なプレーを見て楽しんでいるようでした。
サルゴルフ場に.png

カラスが現れて、カートに置いてある食べ物をとっていくことはありましたが、サルの出現には驚きでした。


新型コロナウイルスをめぐっては、感染が各地に広がり、感染経路の特定に向けた手がかりが見つからないケースも出てきました。

水際対策で対応してきましたが、それがかなわなかったということで、今後の対応は新たな展開となってきました。

安倍総理大臣は、政府の対策本部の会合で、国民の不安を軽減するため、感染が疑われる場合のウイルス検査の着実な実施、各地の相談センターの24時間体制での対応、それに、医療機関の診療設備の拡充に取り組んでいると説明しました。

また、集団感染が発生したクルーズ船の乗客への対応について、健康状態に問題がなければ今週19日から順次下船を認めることにしています。

今後の感染の拡大が気になるところで、長引かせてオリンピック開催への影響が出ないように適切な対応が求められます。

明日から冬型の天気となり、今年初めての積雪となるかもしれません。

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2020年02月15日

診療報酬の改定

診療報酬が改定され、今年4月から、私たちの医療の負担の在り方が変わります。

これは、国が全国一律で決める医療費の公定価格のことで、2年に一度、改定されます。

この診療報酬をもらうのは医療機関や調剤薬局で、一方、払うのは、患者本人と、患者が保険料を払っている医療保険で、どちらも、もとは患者のサイフから出ています。

ですから、診療報酬が増えるということは、医療機関にとっては受け取るお金が増え、一方、患者側にとっては負担が増える、という図式になります。


今回の改定の最大の柱は、過酷な救急医療の現場を改善させよう、というものです。

そのために、地域で救急医療を中核的に担っている病院に限定して、診療報酬を増やします。

一方、対象となる病院に入院した患者からは、新たに追加負担を求めます。

対象となる病院は、救急車とドクターヘリによる患者の受け入れが、年間2000件以上ある病院のようです。

この病院が受け取る初日の入院料に、新たに5200円を上乗せします。

患者にとっては、この5200円のうちの1割から3割が、窓口での個人負担となります。

対象となる病院は、全国でおよそ900あるとみられ、病院がこのお金を使って、職員を増やして現場の負担を改善させることが狙いです。


こうした一連の対策を急がせているのは医師の2024年問題があるからです。

働き方改革の柱である長時間労働の是正、つまり残業時間の罰則付き上限規制が、現在、医師については適用が猶予されています。

しかし、2024年4月から医師についても適用が始まります。

ちなみに残業時間は、一般労働者の場合は年間720時間が上限ですが、地域の救急医療などを担う特定の医師の場合は、新たに適用される上限は年間1860時間です。

救急病院の勤務医の一割の医師が、すでに今、この上限を超えているとみられます。

こうした過酷な勤務は、患者を巻き込んだ、医療事故につながるおそれがあります。

だからこそ今回は患者への追加負担まで求めて、過酷な勤務環境を改善させようとしているわけです。


現在、重粒子線がん治療は保険の対象となっている部位とそうでない部位があります。

前立腺、骨軟部、頭頚部は保険の対象となっていますが、肺、肝臓、すい臓などはまだ保険の対象となっていません。

残りの部位が今回の診療報酬の改定で保険の対象になることが期待されましたが、残念ながらかないませんでした。

多くの患者さんのためにも、早急に重粒子線治療が保険となって手ごろな治療となるよう願っています。
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2020年02月14日

パラサイト、半地下の家族

ことしのアカデミー賞の作品賞に韓国映画「パラサイト 半地下の家族」が選ばれました。

去年のカンヌ国際映画祭での最高賞パルムドールに次ぐ受賞です。

この映画は、韓国の深刻な格差社会を描いた作品です。

フィクションではありますが、今の韓国社会が抱えている矛盾、病理を見事に描いた作品で、是枝裕和監督の「万引き家族」との共通点がありそうです。


韓国は大変な競争社会、格差社会で、2015年の調査では36万4000世帯が、この映画にあるような半地下の家に住んでいます。

下水が逆流しないようトイレは一番高いところにあります。

韓国では、サムスン、ヒョンデ、LGといった主な10の財閥だけで韓国全体の富の4分の3を生み出し、所得上位10%の層が国民総所得の45%を占めているといいます。

非正規労働者が多いのも格差が拡大する一因となっていて、正規社員との賃金格差だけでなく、大企業と中
小企業の間にも待遇に大きな差があります。

大企業中心のいびつな経済発展の結果で、中間層が育っていません。

こうした格差社会の犠牲になっているのが若者と高齢者です。

若者の失業率は8.9%、就職を諦めてパートタイムで働いている人なども含めた潜在的な失業率はもっと高いと言われています。

厳しい受験戦争を勝ち抜くために子供のうちから塾に通い、一流大学を出ても大企業にはなかなか就職できず、一方で、パク・クネ前大統領やチョ・グク前法相の事件で明らかになったように、有力者のコネがあれば一流大学にも入ることができるというわけです。

こうした不満が社会全体に渦巻いているのです。


韓国では、少し前に「7放世代」という言葉が流行りました。

恋愛、結婚、出産、マイホーム、人間関係、夢、就職、この7つを放棄した、諦めた世代という意味です。
「金のスプーン」「土のスプーン」という言葉もありました。

金のスプーンを咥えて裕福な家に生まれてきた人はずっと豊かな暮らしができ、一方、貧しい家に生まれた人は塾通いもできず努力をしても報われないというのです。

格差の広がりとともに格差の固定も深刻なのです。


より深刻なのが高齢者です。

韓国の高齢者の貧困率は43.8%とOECD諸国の中でも突出しています。

40年前は子供からの支援が高齢者の生活を支えていましたが、韓国でも核家族が増え、若者の暮らしも厳しくなっていく中で、お年寄りも自分で働かないと食べていけなくなってきました。

少子化が進んでいる韓国は、2060年には高齢化率が40%を超え、日本を抜いて世界でもっとも高齢化が進んだ国になると推定されています。
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2020年02月12日

厳戒体制の北京

新型コロナウィルスの脅威は発生源の湖北省武漢にとどまらず、中国全土を襲っています。

中でも中国共産党の中枢がある北京の厳戒ぶりはすさまじくなっています。

このような中、春節休暇から続いた休業が明けた10日に、習近平国家主席が北京市の病院や研究機関などを視察しました。

高層ビルが林立する北京の中心部では、今人影をほとんど見ないですし、地下鉄もガラガラである状況をテレビでも放映していました。

SARSの時よりも状況は悪いと感じているようで、感染が怖くて、だれも外に出たがらないということです。

2000万人の市民はすがたがみえないウィルスにおびえ、家にこもっているようです。


このようにすべてが変わったのは、春節の25日の夜からでした。

「我々は党中央の集中統一始動を強化しなければならない」とアナウンサーが読み上げた習氏の重要指示を合図に、中国全土が「戦時体制」に入りました。

一夜明けると、北京の様相は一変したようです。

地区ごとに、部外者が入ってこられないように、人が通行できないようにするバリケードがあちこちにできました。

米国などは外交官の撤収を始め、外国人が多く住むマンションでは、大きなスーツケースを手に空港へ向かう人の姿が見られ、北京からの脱出が続きます。


北京市では毎日、新たに感染者が見つかった場所リストを公表するようになり、地図上にそれを示す赤い点が増えていきます。

習氏ら共産党の最高指導部が執務室を構える中南海からそう遠くない場所にも、赤い点が付き始めたということです。
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2020年02月11日

野村克也さん逝く

現役時代はプロ野球の南海などで活躍し、ヤクルト、楽天などの監督を務めた野村克也さんが死去されました。84歳でした。

現役時代には、元巨人の長嶋茂雄氏、王貞治氏と自らを比較し「王や長嶋がヒマワリなら、オレはひっそりと日本海に咲く月見草」とたとえたのは有名です。

確かに現役時代は、三冠王をはじめ数々の記録を残されていますが、こう言っては失礼ですが、長嶋、王に比べて花がありませんでした。

当時は、実力パ、人気のセといわれたように、パリーグは観客動員数がセリーグに比べて少なかったこともあって活躍が取り上げられませんでした。


京都府出身で、南海にテスト生として捕手で入団した苦労人です。

3年目からレギュラーに定着し、昭和40年、戦後初の三冠王に輝くなど南海の黄金時代を支えました。

その後、ロッテ、西武に移籍し、昭和55年に現役を引退するまで、通算3017試合出場は歴代1位、通算657本塁打は歴代2位。9度の本塁打王を獲得し、史上最多となる通算19回のベストナインにも選ばれています。

現役時代は捕手として打者に話しかける「ささやき戦術」を取り入れ、経験に基づく巧みなリードで打者を翻弄したことは有名です。


今や野村さんを知る人は、監督としてかも知れません。

ヤクルトの監督に就任して、緻密な分析に基づくデータ重視の「ID野球」を掲げ、ヤクルトを4度のリーグ優勝、3度の日本一に導きました。

監督としては、投手のクイックモーションの導入など現代野球の基礎を築いたり、また、戦力外などを経験した選手を再び1軍の戦力として甦らせる手腕は「野村再生工場」と呼ばれたりしました。

インタビューなどで愚痴をつぶやく「ボヤキ」でも話題を集めたものでした。

解説者としても、野村節で毒舌でしたが的確に野球の本質的な解説は野球を一層楽しくさせるものがありました。

「勝ちに不思議の勝ちあり、負けに不思議の負けなし」「生涯一捕手」など多くの名言を残してもいます。

平成元年に殿堂入りを果たし、これからも野球界のご意見番として期待されていただけに残念です。

心から冥福をお祈りいたします。
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2020年02月10日

テレワークの勧め

今、テレワークが注目されています。

パソコンひとつでできる仕事が増えていて、テレワークとはそうした仕事を会社には行かず自宅での在宅勤務、あるいは自宅に近い場所にある専門の企業が運営している「サテライトオフィス」に行って仕事をするといった働き方です。


最近では、新型コロナウイルスの感染拡大を受けて、大手複合機器メーカーのリコーが、仕事で中国や香港地域に滞在して帰国した社員に対して、14日間は、業務上可能であれば、テレワークをするよう求めることを決めました。

楽天は、社員本人だけでなく、同居している家族が、中国に滞在して帰国した場合も、14日間、その社員を在宅勤務にすることを決めました。

そしてそれだけでなく、妊娠中の社員や喘息などの持病を持っている社員が希望して、上司が承認をすれば、在宅勤務を認めることにしたようです。

ほかにも、在宅勤務を社員に認める企業が次々出てきています。


もともと、20%近い企業がテレワークを導入しているようです。

きっかけは、東京オリンピック・パラリンピックです。

都心の電車は、通勤ラッシュで混み合いますが、大会の期間中は大勢の観客が訪れて大変な混雑、混乱が予想されます。

そこで、政府と東京都が、少しでも混雑を和らげようと、企業に対して、大会期間中、テレワークに取り組むよう呼びかけていたようです。

リコーは、オリンピック、パラリンピックの期間中、大田区内にある本社を閉鎖する方針を決めています。

どうしても会社でやらなければいけない仕事を除いて、およそ2000人の社員のほとんどが、2週間、自宅あるいは、会社と契約しているサテライトオフィスでテレワークをすることになります。


初めてテレワークをした社員からは、

「話しかけられたリ電話がかかってきたりしないので、仕事に集中できた」。

「必要な時には、チャットなどで同僚に相談できるので、孤独感もなかった」。

「通勤の苦痛がなく、家族と一緒にご飯が食べられたり、ジムに通えたりと、家族との時間や自分の時間がとれた」。

と、前向きな声が多くあがったというのです。

さらに進んだ取り組みをしている企業もあって、リゾート地で遊ぶ合間に仕事をするとか、カフェでこどもと一緒に仕事をする。

ぼかにも、介護で親に付き添って病院に行き、待ち時間に仕事をする社員もいて、都心から離れた地域に住んでいる社員も多く、中には、もともと長野県に住んでいる社員を採用したケースもあるそうです。

東京大会の時だけでなく、その後も新しい時代の働き方として、広がっていくように感じます。
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2020年02月09日

一週間を振り返って

とうとう、新型コロナウイルスに感染した疑いのある日本人の死亡者が出てしまいまた。中国の湖北省武漢で肺炎を発症し、入院していた60代の日本人男性です。

男性は武漢に中国人の妻とともに住んでいたということです。

感染症に詳しい専門家は、「感染の拡大が続いている中国 武漢では、多くの患者が病院に押し寄せ、医療従事者は疲弊し機器も少ない状況と聞いており、日本に比べて十分な治療を受けられなかった可能性がある」と指摘します。

そのうえで、「もし今後、感染が拡大して日本でも患者が増えてしまえば、同じように重症の患者への対応がしにくくなることも考えられる。今のうちに軽症者と重症者で、診療に当たる病院を分けるなど、重症の患者に確実に対応できる医療体制の整備を早急に進める必要がある」と話しています。

今後も拡大が続くのか、今後の対応も含めて注意深く見守る必要があるようです。


上空に非常に強い寒気が流れ込み、北海道では広い範囲でこの冬いちばんの厳しい寒さとなり、旭川市郊外の江丹別では「放射冷却現象」も加わってマイナス36度を観測しました。

福岡でも冷たい雨が降って、ゴルフにはちょっと寒い天候となりました。

しかし、今年は今までにない暖冬で、12日からはまた雨となりますが、今度は気温が上がるようで、今年は春の訪れが早そうです


オホーツク海の流氷が陸地から肉眼で見える「流氷初日」を観測しました。

1946年の統計開始以来、2番目に遅い流氷初日となったようで、流氷初日が遅れたのは、冬型の気圧配置が長続きせず北風が持続しなかったのが原因とみられています。


韓国で開かれているフィギュアスケートの四大陸選手権で、羽生結弦選手が男子シングル後半のフリーに臨み、4回転ジャンプでミスが出ましたが、得意のトリプルアクセルを決めるなどして初優勝を果たしました。

米国のチャン選手は出ていなかったようですが、強い羽生選手を見ることができて、国民の多くが感動したことでしょう。おめでとうございます。


一方、バドミントン男子シングルス世界ランキング1位の桃田賢斗選手が右眼窩底を骨折していたことが明らかになりました。

遠征先のマレーシアで交通事故に巻き込まれてから約1カ月後に判明したもので、金メダルを狙う東京五輪への調整の遅れが懸念されます。


先週、久しぶりに六本松に行きました。

九州重粒子線施設管理株式会社の関係で出資いただいた企業回りでしたが、九州大学六本松教養部キャンパスの変貌ぶりにはただただ驚きでした。
六本松.png
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2020年02月07日

太陽光発電のお値段は?

ここ数年、急速に普及してきた太陽光発電ですが、屋根に発電用パネルを置いた住宅を見かけることも、珍しくなくなりました。

JR長崎本線を走っていると鳥栖駅と新鳥栖駅の間はほとんどの家庭の屋根に太陽光を見ることができます。

その普及を後押ししてきた「買い取り価格」が値下がりを続け、新年度・令和2年度には当初の半値になるようです。

再生可能エネルギーによる発電を増やそうと政府が主導して始まり、固定価格買い取り制度が始まった当初(平成24年度)は太陽光パネルなどの価格が高く、一般的な規模の場合で初期費用が200万円以上もかかりまし
た。

ですから、家庭で消費しきれない電気を電力会社が高値で買い取ることにし、10年間は買い取り価格を一定に保ち、売電収入を得ることで初期費用を回収できるようにしました。

家庭が経済的なメリットを得られるようにして、太陽光発電の導入を促進したというわけです。


その買い取り価格が当初の半値になったということですが、具体的には、新年度・令和2年度から新たに電力会社と契約する場合、10年間据え置かれる買い取り価格が1キロワットアワー当たり21円となります。

制度開始当初の平成24年度(2012年度)は42円だったので、8年で半値に下がったことになります。

買い取り価格を下げると、家庭にとっては太陽光発電を導入するメリットがなくなるかというと、初期費用も下がっているので、メリットは基本的には変わらないようです。

初期費用は制度開始当初に比べて、30%余り下がったとされています。


制度のねらいどおり太陽光発電の普及は進みましたが、その一方で、住宅用のほかメガソーラーなど事業用から買い取る分も含めて費用は膨らんでいます。

電力会社から家庭に届く「電気ご使用量のお知らせ」を見ると、基本料金と並んである「再エネ発電賦課金」という項目があり、ここに負担額が示されています。

平成24年度の負担額は、標準的な家庭で年間684円でしたが、これが毎年増え続けていて、令和元年度は10倍以上の9204円になりました。

最終的には電気を使う利用者が負担しているわけで、今後さらに太陽光発電を普及させていくためにも、負担の増加をどう抑えていくかという点が重要になってきます。
posted by 川上義幸 at 20:14| Comment(0) | TrackBack(0) | 日記

2020年02月05日

マスクがない

今日の午後は、会長をしている佐賀市水対策市民会議に出席しました。

JRの特急に乗って佐賀に向かったのですが、マスクをしている乗客が多いのに気づきます。

中国の旅行者も乗っていて、中国語を話されると現在流行中の新型コロナウィルスの感染が懸念されて身構えてしまいます。


新型コロナウイルスの感染拡大で、日本国内でもマスクが品薄の状態が続いています。

ドラッグストアの店頭では即座に売り切れ、インターネット上では定価の10倍以上で転売されるケースも相次いでいます。

こうした影響でマスクを本来必要とする人たちに届かない事態となっていて、業界団体は節度ある購入を呼びかけているほか、専門家は転売を防ぐ対策の必要性を訴えています。

消費者庁ではホームページにマスクなどに関する情報を掲載し、一般の消費者に対しても冷静な対応を呼びかけていくということです。


新型コロナウイルスについてWHOは、マスクの利用についてのアドバイスをウェブページに掲載していま
す。

それによりますとまず、新型コロナウイルスはせきやくしゃみなどで飛び散る飛まつを通じて感染すると考えられることから、せきやくしゃみなどの症状がある人がつけることで感染拡大の予防策の1つになるとしています。

一方で全く症状がない人についてはマスクを着用することで予防ができるという科学的な根拠はないとして、症状が無い場合はマスクの着用は必要ないとしました。

そして症状がありマスクを着ける場合は鼻や口をしっかりと覆い、マスクと顔の間の隙間ができるかぎりないようにすることや、マスクを取ったあとには手を清潔にすること、使い捨てのマスクは再利用しないことなど適切に使うよう呼びかけています。
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2020年02月04日

もんぺ

母が農作業などで履いていた「もんぺ」が見直されているようです。

ふだん着として買い求める人が増えています。

東京駅のすぐ隣、丸の内にある、グッドデザイン賞の商品を扱う店「グッドデザインストアトウキョウ」で売れ行き好調なのが、現代風にアレンジされた「もんぺ」だそうです。

体を締めつけないデザインで、「着ていて楽」というのが人気の理由です。

買うのは40代から60代ぐらいの女性の方で、家での“リラックス着”、兼ちょっと買い物に行くのにもかわいいかなと買う方がいちばん多いそうです。

このもんぺを開発したのは、九州の名産品を扱う店舗を運営する会社「うなぎの寝床」です。

農作業に使う定番のもんぺと比べると、いくぶんシルエットがシャープになっています。

デザインした方が目標にしているのは、カジュアルに着こなせる“日本のジーンズ”だそうです。

開発のきっかけは、地元の伝統工芸「久留米かすり」を盛り上げたいという思いで、「少しでも販路を広げたい」ということで開発したもんぺでした。

新たな販路を開拓するために、ユニークな方法を取り入れていて、扱ってもらう店を呉服店に限らず、理容室や飲食店、宿泊施設まで広げています。

もんぺの魅力を理解してくれるところなら、業界は問わないということです。

久留米かすりの着心地の良さや背景を知ってもらうのが目的で、理解してくれるところと一緒に広める意識でやっているそうで、その結果、久留米かすりの生産量の10分の1ほどをもんぺが占めるまでになったということで喜ばしいことです。

懐かしいけれど新しい、新しいけれどやっぱりちょっと懐かしい、という魅力を多くの人に感じていただけるといいですね。
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2020年02月03日

キャンプイン

2月から、プロ野球12球団が宮崎、沖縄で一斉にキャンプインしました。

待ちに待った球春到来ということで、今年の春季キャンプは初日が土曜日、2日目が日曜日と週末に重なったため、各キャンプ地が多くのファンで賑わったようです。

その12球団のキャンプ地でも多くのファンが訪れるのが、巨人がキャンプを行う宮崎県総合運動公園と、そして、3年連続日本一のソフトバンクがキャンプを行う宮崎市の生目の杜運動公園です。

ソフトバンクのキャンプは初日に2万人、2日目にも1万9800人が訪れ、2日間で約4万人が来場したことになり、驚異的な集客力です。

宮崎市の生目の杜運動公園に行くと、ソフトバンクは主力中心のA組、若手中心のB組と全選手が一堂に介してキャンプを行っているので、ここに足を運べば、全選手を見ることができます。

さらには選手が施設間を移動する際には常にファンが見ることのできる導線を通って移動します。運が良ければ、サインを貰ったり、握手やハイタッチなど、選手と触れ合うことのできる可能性もあるといいます。

そして、ファンの空腹を満たす飲食の出店は約30店舗にもなり、宮崎の名物である地鶏の炭火焼や宮崎牛、肉巻きおにぎり、うどんやラーメンなど、その種類は多岐にわたっています。

その光景は賑わう縁日のような賑わいのようです。

この集客力には、もちろん3年連続日本一というチームの魅力と立地によるところが大きいようですが、ファンを楽しませ、そして飽きさせないようにする球団によるキャンプ地の工夫も凝らされていることも大きいようです。

ホークスは、バレンティンの加入やサファテや柳田などの故障者が元気な姿を見せていることで、競争は昨年以上です。

ますます、戦力が充実したホークス。

キャンプの見どころも多そうです。
 
posted by 川上義幸 at 20:09| Comment(0) | TrackBack(0) | 日記

2020年02月02日

月例会に参加

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今年は暖冬が続いていて、このまま春の訪れとなるのかと思ったりします。

梅の開花も例年よりも早いように感じますし、桜もすでにつぼみの前の準備段階のようにも見えます。

降雪量も少ないようで、雪に覆われると地中が暖かいのが雪がないため土が凍り付き、小麦や山芋の生育に

悪影響を与えているようです。


今日は、筑紫丘クラブの月例会に参加しました。

ハンディで、A、B、Cの3組に分かれ、私はハンディが21.6ですから、ハンディ18以上のC組で行いました。

ドライバーのスウィングが安定してきていましたので、内々には好スコアを期待し、優勝を狙っていました。

結果は、アウト40、イン53、トータル93で4位に終わりました。


アウトはドライバーショットをする前に、方向、スウィングのチェックを丁寧に行い、ほぼ完ぺきに近い出来でした。

ドライバーが安定すると、こんなにゴルフは楽しいものかと思うほど、後のショット、パットがスムースにいきます。
アウトでのボギーの4つは、3パットが3ホール、残りが1ペナルティと、ほぼ完ぺきなゴルフをすることがで
き、前半でこれでぶっちぎりの優勝を確信しました。

ところがインの1番ホールでOB。

これは、正面の太陽が目に入り、打つ瞬間、利き手の右手が反応してひっかけてしまいました。

それと、2つのショートホールで9オーバーも叩いてしまったのが流れを悪くする原因となりました。

その結果、5オーバー1、4オーバー2、トリプル1と大叩きしてしまいました。

最後が4オーバーで、ボギーてあがっていれば、それでも優勝でした。

しかしながら、パーを9つとることができ、収穫の多い1日となりました。

次回は、ぜひ優勝したいと思います。
posted by 川上義幸 at 19:46| Comment(0) | TrackBack(0) | 日記