2024年07月30日

福岡空港の貨物量

  福岡空港の貨物量が新型コロナウィルス禍前の6割程度に低迷したまま戻らないといいます。

  コロナ禍前を上回るまでにV字回復した旅客とは対照的です。

  「貨客混載」の旅客機しか輸送手段がなく、旅客便が激減したコロナ禍に貨物専用機受け入れる成田空港や関西空港への顧客が流出したためです。

  物流網を再構築しようとフォワーダーや荷主を招いてセミナーを初開催するなど苦心している模様です。
要因の一つは、他空港への顧客の流出があります。



  福岡空港は旅客便で発着枠がひっ迫している上、大型の貨物専用機を受け入れるには滑走路長さや地上業務の設備などが不十分なため、貨物輸送は貨客混載できる旅客機に限られ、コロナ禍で旅客便の往来が減ると、そのまま輸送できる貨物量も減少しました。

  一方、貨物専用機が発着する成田空港や関西空港はコロナ禍でも一時貨物量を伸ばしました。

  一旦定着した物流網はなかなか変わらず、フォワーダーは「一般に荷主はリードタイムよりコストを重視する。輸送コストがかさんでもトータルコストでは福岡空港よりも安いため、戻すメリットを見出しずらい」と話します。



  貨物量の回復の遅れは航空会社に新規就航や増便を検討してもらう上で足かせとなりかねないようで、福岡国際空港の売り上げの2割程度は着陸料などの航空収入が占めるため、間接的に経営面で痛手となる恐れがあります。



  福岡空港は物流網を再構築する取り組みが開始されており、TSMCの向上が進出する熊本県を中心に九州全体で半導体産業が活気づく中、輸出品目の3割程度を半導体関連が占める福岡空港では「シリコン物流網」にどの程度食い込めるかが重要になります。



  また、1次産業が盛んな九州ではフルーツや魚介といった生鮮食品も重要な輸出品目です。

  東アジアへの近さを武器に新鮮な地場産品を海外市場に売り込めれば、輸出拠点としての価値も高まります。



  福岡空港は、フォワーダーや荷主、航空会社を集めて初の物流セミナーを開催したということですが、福岡空港はどちらかというと旅客に特化し、貨物は新北九州空港や佐賀空港に任せた方がよいように感じるのですが。

  全てを満足させるような空港機能は手狭な福岡空港では難しく、他の空港へ無機能分担をさせた方が現実的のように感じます。
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2024年07月29日

鷹祭 SUMMER BOOST

  昨日は、ソフトバンクホークスの応援に行ってきました。

  昨年は鷹祭期間中の試合は全く勝てずに、ファンはもとより球団関係者を嘆かしていました。



  今年は、首位を独走中という好調さもあって、オリックス3連戦に相手はホークスの苦手の左投手を当ててきましたが、ワンチャンスをものにする王者の試合運びで3連勝。

  昨日の試合も先制されながらも好投手左腕の曽谷投手から今宮選手が同点、そして勝ち越しのタイムリーを放って、後は継投で逃げ切りました。



  今のホークスは、自慢の栗原、山川、近藤のクリンナップだけでなく下位の打者もいい働きをします。

  先発投手も大崩れをせず、試合を作ってくれますし、中継ぎ陣もいい役割を果たしています。

  問題は抑えで、オスナが不調で戦列を離れている間をどうするかですが、今は松本が頑張ってくれています。



  ただ抑えは精神的なプレッシャーが大きいのでしょうか、昨日の松本投手はツーアウトをとるまではよかったのですが、ヒットでランナーを出すと人が変わったように弱気な投球になってしまい満塁にまで追い詰められてしまいました。

  最後は、杉本選手が打ち損じてくれ、セカンドフライでゲームセット。

  去年のホークスですと、逆転されていたかもしれません。



  試合後、鷹祭のイベントがこれまでになく大々的に行われました。

  一番の呼び物はモーニング娘のミニライブで、観客もほとんど残って試合以上に盛り上がっていました。

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  ミニライブは「LOVEマシーン」からスタートし、続けざまに「最KIYOU」をパフォーマンスし、ボルテージは最高潮になりました。

  そして「恋愛レボリューション21」「ザ☆ピ〜ス!」を連続で披露し、観客は大歓声でした。

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  この日は、ハッピードリームサーカスのサーカスも実施され、試合前、試合中、試合後に☆Taku Takahashi(m-flo, block.fm)のDJパフォーマンスもあるなど、野球だけでない『鷹祭 SUMMER BOOST』ならではの魅力たっぷりの1日となりました。  



  『鷹祭 SUMMER BOOST』は、約20年間にわたりファンと築き上げてきた『鷹の祭典』が進化したもので、野球イベントの枠を超え、チーム、ファン、そして福岡のまちが共に創り上げる新たな夏のエンターテインメントイベントになりました。
posted by 川上義幸 at 08:47| Comment(0) | TrackBack(0) | 日記

2024年07月26日

暑熱に強いアスリート育成法

  夏本番、パリ五輪が今日から開催となりました。

  コロナ前の今の時期にパリを訪れましたが、非常に暑かったという記憶があります。

  東京五輪は暑さに加えてコロナ対策もあって大変でしたが、パリでも暑さ対策に選手をはじめ関係者はご苦労されています。



  スポーツ科学の世界で、深刻さを増す酷暑への人間の適応力を効率よく高めようとする研究が注目を集めています。

  最前線では、涼しい高地でのトレーニングに暑熱環境での運動を組み合わせる手法が実践されています。



  アラブ首長国連邦でのトライアスロンの世界大会にどのような調整をして臨むか、香港のバプテスト大学などのグループが4月に論文発表した手法が注目を集めています。

  選手は2〜3週間前から暑さに体を慣らす必要がありますが、ただ既存のメニューから大幅練習を増やすと回復に支障が出ます。

  研究では、30〜60分間の混浴と高温多湿で強度の低い運動を併せて7回実施すると、心拍数が1分間で最大6回減り、汗に含まれるミネラルの濃度も下がり、熱に順化した状態になったようです。



  人間にはもともと継続的に暑さに身体が慣れる「暑熱順化」の能力があります。

  暑い環境に身を置くと、まず汗の元となる血漿が増え、発汗量が増えて体内の熱を逃すことで、深部体温の上昇幅を抑えて心拍数も下がります。

  完全な暑熱順化には本来、約2週間かかるといわれ、暑熱を室温や入浴で再現することで、早く順化しようとしています。



  2021年、米国の研究チームがわずか3日で順化を実現したという研究成果を発表しました。

  セ氏40度の環境で40分間の自転車型トレーニングマシンの運動をすることで順化が進み、体温や心拍数、血漿量などが変わるといいます。



  限界もわかってきて、トレーニングした環境より涼しい場所に移ると、順化で得た効果は3週間ほどで消失するといいます。

  このため、大会から逆算して時期や量を慎重に検討し、最適な「暑熱順化トレーニング」をする必要があるわけです。



  近年、意外な訓練との組み合わせに効果があることが明らかになってきました。

  比較的涼しい場所で取り組む「高地トレーニング」で、酸素濃度の低い環境で練習を重ねることで、血中の酸素を運ぶヘモグロビンを増やし、持久力を高めることができます。

  低酸素による血管の拡張と、暑熱環境による血流の増加が相乗効果を生むことがわかってきました。

  2つの条件がそろうと、持久力だけでなく暑熱への体制も高まる可能性があるとみて世界で実践が始まっているようです。

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2024年07月25日

危機的状況にある漁業

  日本の漁業は危機的な状況です。

  サンマは直近5年間で8割減、スルメイカは6割減、さばき5割減、養殖のノリやワカメも過去最低水準となっています。



  一方、世界の需要は増えていて、1人当たりの年間消費量はここ20年間で2割増え、生産量も養殖中心に伸び続けています。

  そんな中、日本は波に乗れずに取り残されています。



  かつて資源枯渇に苦しんだにもかかわらず、高収益な水産業へ復活した国があり、それはノルウェーです。

  現在では150ヵ国以上に輸出し、2023年の輸出額は2兆6000億円と日本の約7倍となり、資源管理と経済的利益の向上では成功しています。

  違いは厳格な資源管理で、科学者が海の資源量を調査し、データに基づいて漁獲可能量(TAC)を設定します。



  さらに、TACを船ごとに枠として割り当て、漁師は猛反対しますが政府は沿岸に別の雇用も確保しながら改革を断行し、次第に海に魚が戻ってきたといいます。

  ノルウェーが施した改革は、量から質への転換にもつながり、漁獲上限があることで漁業者間の早い者勝ち競争がなくなり、同量なら脂がのるなど価値の高い魚を取るようになりました。

  漁獲量は1990年代後半から横ばいですが、単価高で漁獲金額は5倍に伸びたようです。




  日本も資源管理を強化しているといいますが、一部の魚種では漁獲量より漁獲枠が大きく設定され機能していません。

  日本は網に魚が入るのを待つ定置網魚が主流で、枠の範囲で魚を選んで取ることは難しいようです。

  また、回遊魚を守るには国際的な協調が必要ですが、中国など周辺国と海域を巡る問題を抱え、スルメイカなどでは議論すらできていません。



  ノルウェーでは、漁獲枠を若手や過疎地域に優先的に配分する制度もあり、漁獲枠を若手の新規参入や地域活性化など政策誘導にも活用していて、有益な学びになります。

  日本は担い手の減少も深刻で、従来は漁師の子が継いでいましたが、長引く不漁で他産業を選ぶ人が増えてはています。



  現役漁師の4割が65歳以上で、このままでは魚をとる人がいなくなりますが、新たに漁師になるのは難しいようです。

  技術習得や船・漁具の購入費用に加え、最難関が漁業権の取得があります。

  漁業権とは「一定の水面において特定の漁業を一定の期間排他的に営む権利」のことで、漁協の審査を受け、正組合員になる必要がありますが、新参者を受け入れていない浜もあって閉鎖的なところがあります。
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2024年07月24日

物価の優等生である卵

卵は、安定して安く消費者が買えることから「物価の優等生」とも呼ばれているようですが、店頭価格の水準が上がっています。



2年前に鳥インフルエンザの影響で供給が減って高騰した後の生産は回復していますが、優等生には戻っていないようです。

大手スーパーが販売する卵の6月の店頭平均価格は1パック(10個入)で245円で、新型コロナウィルス禍で消費行動が変化する前の2019年と比べると、2割高くなっています。



卵が店頭に並ぶまでのコストは現在、1個当たり28.2円ですが、最もコストを押し上げたのがエサ代で1個当たり13.4円とコスト全体のほぼ半分を占め、このエサ代の上昇率が49 %にのぼっています。

エサの原料になる穀物は輸入が多く、鶏卵大手の社長は「アジア圏をはじめとする需要増大を背景にした世界的な飼料原料の争奪戦などによって、ここ数年調達価格の水準が変わった」といいます。

当然、円安の影響も大きいわけですし、今は人件費も負担が増しているといいます。

これら生産者の段階のコストを試算すると計17円で、2019年に比べて4割上がっています。



鶏舎から出荷された卵は「GPセンター」と呼ばれる施設で、店頭に並べるためのパックへ封入し、パッキングした卵を搬送のための段ボールづめをします。

パックの素材も段ボールも製造工程で使用する燃料が高騰しています。

この中間流通の段階でコスト負担が最も重くなっているのが運賃で、2024年問題の働き方改革の影響もありそうです。



最後に卵の値段に乗るのが小売店コストで、やはり人件費が重いようです。

生産者、中間流通と小売店のコストを合計すると1戸あり28.2円、10個入りパックにした282円となりますが実際の店頭価格は245円と赤字販売となっています。



なぜ、赤字で卵を売るのか、それは卵はお客さんを呼び込める商品だからといいます。

物価の優等生は今は昔の話で、その残像のようにあり続けようとするほどに、卵は赤字を生んでいくようです。
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2024年07月23日

スウィフトフレーション

  世界的な人気歌手、テイラー・スウィフトさんのライブ開催がホテルの宿泊価格を引き上げ、英国の物価上昇を後押ししたとの見方が出ています。

  想定を上回る物価上昇を受け、イングランド銀行が利下げに踏み切りにくくなるとの観測も浮上しているようです。



  スウィフトさんとかけた「スウィフトフレーション」という言葉も広がり始めているようです。



  6月の英国の消費者物価指数は市場予想の1.9%から2.0%に上振れしました。

  分類別で上昇が目立ったのがレストラン・ホテルで、前年同月比で6.2%上昇しました。



  スウィフトさんは6月、ロンドンやリバプールなどでライブを開きましたが、宿泊費やチケット代など合わせて1人当たり平均848ポンド(約17万3000円)を支出し、8月を含めたライブで計約120万人が約10億ポンドを支出するといいます。

  市場では、参加者のホテル予約が集中したことで、宿泊料金が驚異的な伸びを示し、スウィフト効果が発揮された可能性が高いとみています。



  イングランド銀行の8月の利下げ開始が先送りになるとの思惑もでており、スウィフト効果が物価判断のノイズとなって金融政策委員がサービス価格のインフレ抑制基調について確信が持てなくなったという声が聞こえてきました。

  英国に限らず、スウィフトさんのライブ開催は各国経済に少なからぬ影響を及ぼしているようで、世界でインフレの波乱の芽となっているとの意味合いから、「スウィフト」と「インフレーション」を組み合わせ「スウィフトフレーション」という造語も生まれています。



  ただ、欧州中央銀行のラガルド総裁は、ユーロ圏のサービス価格の高止まりの要因について「テーラー・スウィフトだけではない」と発言しているようで、それが公式の見解です。
posted by 川上義幸 at 19:19| Comment(0) | TrackBack(0) | 日記

2024年07月22日

太陽光、迫る大量廃棄

  太陽光パネルの大量廃棄時代が近づいているといいます。

  東日本大震災後に急速に普及した反動で2035年前後に一斉に耐用年数を迎えます。

  「作ったものはいずれ捨てる」という当たり前の備えを先送りしたツケが回ってきているようです。



  太陽光パネルは、太陽の光エネルギーを電気に変える板状の機器で、ガラスやアルミ、プラスチックのほか、銀や銅といった電極材料などで構成され、化合物系や有機系といった複数のタイプがあり、現在の主流はシリコン系です。

  建物の屋根に置いたり、産地や森林に大規模なパネルを設置したりしますが、次世代の機器として薄くて曲がる「ペロブスカイト型太陽電池」が注目されています。

  薄さを生かし、都市部のビルの壁や窓にも設置でき、従来型の製造は中国が高いシェアをもちますが、次世代型を国産にできれば経済安全保障の観点でも利点があります。



  さて、使用済みパネルからガラスやプラスティック、アルミニウムといった資源を分離するには高度な技術を要し、カドミウムや鉛、ヒ素、セレンといった有害物質を含み、その扱いは難題となっています。

  日本に輸入するパネルの8割ほどは中国製で、有害物質の情報開示が不十分なことも処理を難しくしています。



  国内の太陽光発電が広がる契機となったのは、政府が始めた固定価格買取制度で高価格の買取を確約した結果、企業や家庭の新設が急増した経緯があります。

  普及が急ピッチだった分、廃棄量のピークも高くなり、年数十万トン単位で発生するようです。

  今は埋め立て処分するのが主流ですが、産業廃棄物の最終処分場はもともとひっ迫が見込まれ、すべて埋め立てるのは限界があるようです。



  環境への配慮だけでなく、経済安全保障の観点で重要なレアメタルを回収するためにもリサイクルの取り組みは欠かせません。

posted by 川上義幸 at 09:47| Comment(0) | TrackBack(0) | 日記

2024年07月20日

「少産多死」で人口減少

  1人生まれても2人が死亡する、日本では2040年ごろまで、こんなペースで人口の自然減が進むといわれています。

  例え出生率が上昇に転じても「少産多死」の構図はそう簡単に変わらないようです。



  国立社会保障・人口問題研究所の将来推計人口によると、日本の死亡者数は今後半世紀の間、毎年150万〜160万人の規模で推移し、寿命は延びる可能性はありますが大きな傾向は変わりそうにありません。

  一方、出生率は2020年の84万人が2070年に50万人まで減ると推計されています。

  実際の出生率は推計よりも下回って推移しており、さらに下振れ懸念があります。

  死亡者数が出生数の2倍を超えるのも2027年と推計されていましたが、実際は2022年に突破しています。



  これらの事実は1.20まで低下した出生率の反転上昇によって人口の自然増を実現する難しさを示しています。

  2021〜40年の自然減の累積は1600万人を超しますが、外国人の受け入れを増やして補うにも限界があります。



  人手不足対策は少子化対策とは切り分け、社会機能を維持する手立てを考えなければならないようです。

  人手不足は経済活動やインフラの維持、安全保障など社会の広範囲に深刻な影を落としますし、総合的な対策が必要となってきます。



  人手不足対策の最大の柱は省力化で、人工知能や各種センサーなどテクノロジーを活用し、少ない労働力で経済活動の維持を目指すことでしょう。

  移民の受け入れはというと、日本政府は人口減少を移民の受け入れで補う「補充移民政策」を否定しており、経済界にも慎重な意見が多いと聞きます。

  高度人材に限定するのか、一般労働者を広く受け入れるのか議論となりますが、いずれにせよ、外国人に選ばれる国になるよう努力が求められます。



  また、人手不足対策として「一人二役」や「ダブルワーク」といった言葉が聞こえ始めましたが、普及させるには、過度の労働を防ぐ対策や既存業務の効率化が欠かせません。



  人手不足対策は、これからの日本経済を維持していくうえで喫緊の課題となってきました。
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2024年07月19日

スローな鉄道旅

  佐賀、長崎利用券の在来線沿線を楽しめるJR九州の観光列車『ふたつ星4047』が2022年9月運行開始から乗車率が約70%と快走を続けているようです。



  この列車もJR九州で多くの車両デザインを担当した水戸岡鋭治さんが手がけ、壁や座席には木材をふんだんに使用し、大型ソファなどが備え付けられています。

  ラウンジが併設されている車両もあり、ここでしか味わえない嬉野茶屋、厳選した日本酒などを販売しています。

  ふたつ星4047が運行を始めたのは、西九州新幹線が開業したのに合わせて、並行在来線となった長崎線の江北〜諫早間や、その他の在来線の沿線にも新幹線効果を広げようと、武雄温泉〜長崎間にJR九州が投入しました。



  往路と復路でルートが異なり、長崎線を中心に走る往路は有明海、大村線などの復路では大村湾の景色を楽しめます。

  江北駅では、停車するとホームで地元の菓子店が手掛けるプリンやフルーツサンドなどの販売が待っており、即完売するほどの人気のようです。


  続く肥前浜駅では、地元日本酒の飲み比べセットが用意されていて、全国的に名が通る『鍋島』など酒造りが盛んな鹿島ならではのもてなしとなっています。


  次の多良駅では、鳴らすと幸せになるとされる「幸せの鐘」を鳴らします。


  進行方向左手に有明海を眺めながら列車は進み、県境を越えると小長井駅に到着し、一面に干潟が広がる感潮の有明海をバックに、写真を撮ります。


  昼食には佐賀牛や有明海産のりを使った『特製たつ星弁当』を満喫することができます。



  スローな鉄道旅に対する魅力、可能性について、新幹線を議論した当時でも考えられていました。

  新幹線推進と一体として提案がなされていたら、もっと地域の将来に対して夢が持てたのではないかと思います。
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2024年07月18日

スイスで感じたこと

  今回のスイス旅行でアルプスの山々ほか、河川や湖など豊かな自然に触れることができました。

  スイスは現在、車の排気ガスによる大気汚染や水資源の水質汚染が深刻となっていたり、生態系においては生物多様性の喪失に直面しているといった危機的状況が問題視されているようですが、まだまだ他国と比べればという感じがしますが。



  マッターホルンやモンテローザの登山拠点であるツェルマットですが、この町には、バスでは入れません。

  ツェルマットではガソリン車は走れず、すべて電気自動車のみとなっています。

  ですから、4.8km手前にあるテーシュの駅前駐車場に車を停めて、電車に乗り換えて向かう必要があります。

  我々もチェルマツトの間近になっているのにバスから電車に乗り換えることになり、その時は理解できませんでしたが説明を聞いて納得しました。



  電気自動車のみですから町が静かですし、環境に優しいことは一目瞭然でよくわかります。

  街並みも、建物に対して色彩や高さ制限をしているように思われ、ツェルマットは自然と同化した街を演出しているように感じます。

  街のあらゆるところから眺めることができるマッターホルンが街のシンボルとなっています。

  いずれにしても、街づくりに対してこだわりとそれを貫く頑固さのようなものが必要のように感じました。
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  ここは観光地ですから多くの登山者や観光客が押し寄せ、日本でも直面していますが人手不足でその対応に苦慮しているようです。

  夜はホテルに常駐するスタッフはいませんし、どうも朝食はホテルで作らず、出来合いのものをどこかまとめて作っていてそこから配送しているようで、日本でも人手不足対応として参考となるところがありそうです。

  もう一つ、人手不足に関して言えば、バスの運転手さんは勤務時間内(旅行の行程で調整?)を超えることができず、仮にスケジュールが押してホテルへの到着時間が遅れると朝の出発時間を遅らせないといけません。

  添乗員さんの行程管理は旅行客だけに重きを置くのではなく、運転手さんの働き方改革にも意を用いないといけないようです。



  観光産業はスイス経済にとって重要な分野のひとつであり、スイスが観光に力を入れていることはロープウェイや展望台、鉄道などの観光施設への投資を見てもよくわかります。



  スイスは有事の際は焦土作戦も辞さない毅然とした国家意思を表明しながら、永世中立を堅持してきた平和・重武装中立国家として知られています。



  また、スイス企業の産業分野は手広く、主なもので金融業(銀行、保険)、電力、観光業、精密機械工業
(時計、光学器械)、化学薬品工業が挙げられ、一人当たりのGDPは世界でもトップクラスの水準にあるようで
す。



  日本と異なり、スイスはまちづくりだけでなく、あらゆる面において国としての明確な方針を持っているようです。

  ある種こだわり、頑固な一面も感じますが、スイスを見ていると日本に欠けている点を示しているようにも感じました。
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2024年07月17日

スイス旅行

昨日、8泊10日のスイス旅行から帰ってきました。

時差ボケに少し戸惑いもしましたが、何らトラブルもなく楽しい旅行となりました。

今回はアルプスの自然を満喫するコースでしたので天候次第のところがありましたが、1日だけ午前中に小雨に遭ったものの展望台からの眺望を楽しむには何ら問題なく雄大なアルプスの山々を眺めることができました。

ディアボレッツア(2984m)、マッターホルン・グレイシャー・パラダイス(3883m)、ゴルナーグラート(3089m)、エギー・デュ・ミディ(3842m)、スフィンクス(3571m)の5つの展望台から、マッターホルンやモンブランなどのアルプスの4000m級の山々、そして氷河など絶景を見ることができました。

また、ハイキングも楽しむことができ、道中に高山植物のかわいらしい花が咲いていました。

とにかくスイスは、自然が豊かで水も豊富で美しい街でした。

朝日に映えたマッターホルン
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ゴルナーグラート展望台から見たアルプスの山々
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エギーユ・デュ・ミディ展望台から見た氷河
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フルカ峠で見た氷河
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ライン滝
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高山植物
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ベルンの街
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修道院附属図書館
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2024年07月06日

自動貨物レーン

国土交通省は高速道路の空きスペースなどに荷物用の専用レーンを設ける「自動物流通」を東京〜大阪間で導入することを検討するようです。

1日最大3.5万台ぶんのトラック交通量を削減が期待でき、技術や費用で課題はあるものの、今後10年程度での実現を目指すとしています。

自動物流道は小口の荷物を運ぶ専用レーンを設け、カートが無人で走行し、人出不足が先進国で問題となる中、スイスなど海外でも同様の計画が検討されています。



専用レーンは高速道路の中央分離帯、路肩、地価のいずれかに設置する案があり、国交省が有識者による検討会を立ち上げて検討を進めています。

荷動きが活発で、多くの需要が見込める東京〜大阪の設置が有力視されています。

試算では、1日にトラックおよそ1.2万〜3.5万台の交通量を削減でき、運転手に換算すると1万〜2.5万人に相当します。



仮に高速道路の地下40m程度に専用トンネルを建設する場合、70億〜800億円/10kmの工事費用が掛かり、単純計算すると東京〜大阪間の工事費は最大で4兆円程度になりそうです。

また地上部にレーンを整備する場合、工事費用を254億円/10kmと見積もっています。



レーンは完全に自動で、カートの動力はクリーンエネルギーを想定します。

物流業の人手不足解消と交通量削減による温暖化ガスの削減が同時に達成できます。

首都圏に点在する鉄道の貨物駅を結ぶといったアイデアも浮上しています。

今後検討する課題としてビジネスモデルの確立や官民連携の手法が挙げられています。



自動物流道で先行するのはスイスで、チューリヒやジュネーブといった主要都市を結ぶ総延長500kmを2045年までに整備する構想があります。

地下に3車線の自動物流カート専用のトンネルを設けて、カートが時速30kmで24時間走行します。

総工事費は5.7兆円かかりますが、事業者には小売業や郵便事業者などが出資する形を取るようです。

スイスでは移民や難民の受け入れで、今後も人口の増加が予測され、貨物の輸送量は2040年までに2010年比で約4割増えると見込んでいます。



明日から10日間、スイスに行ってきますので、ブログはしばらくお休みをします。


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2024年07月05日

日本は人気の移住先に

  移住コンサルティング会社のヘンリー・アンド・パートナーズは、富裕層の移住に関する予測をまとめています。

  まとめでは、純流出の規模が最大だったのが中国で1万5200人に達し、2年で4割増えています。

  政府の統制強化や景気回復の遅れで先行き不安が拭えないためです。



  100万ドル(約1億5900万円)以上の投資可能な資産を持つ個人を富裕層と定義しており、中国を離れる富裕層の移住先として日本が新たな目的地として関心を集めていると分析しています。

  従来はシンガポールや米国、カナダが人気の移住先でしたが、日本の株高や円安が中国人を引き付けていま
す。

  中国人の流入は日本における富裕層の動向に影響を与えているようで、同社は2023年時点で日本の富裕層は300人の純流出と見込んでいましたが、2024年には一転して400人の純流入になると予測しています。



  日本へ移住した中国人男性は「母国の先行き不安から日本に来て不動産を買う中国人富裕層は今後も増える」と語ります。

  中国政府が新型コロナウィルス対策で市民の行動を厳しく制限した「ゼロコロナ」政策など統制が強まり、将来への懸念を抱く富裕層が多いようです。

  不動産市場の低迷など内需不足で景気の回復力が弱いことも影を落としています。



  同社によると、中国に次いで純流出の規模が大きいのは英国、インドです。

  英国は前年の2.3倍となる9500人とはじいています。

  インドは4300人に上ると予想しましたが、急速な経済発展により国内で新たな富裕層が誕生しているため経済への影響は限定的と指摘しています。

posted by 川上義幸 at 16:24| Comment(0) | TrackBack(0) | 日記

2024年07月04日

スタートアップ福岡

福岡市が社会起業家の育成に力を入れていて、ふるさと納税制度を活用し、社会課題の解決を目指すスタートアップ向けに個人や企業から事業資金を集めています。

物流業界の「2024年問題」や教員の負担増に立ち向かうユニークな企業を育て、他都市にない価値を創出しようとしています。



例えば、マンションの1階の70m2の室内で「畑」を営む2021年に創業したGG.SUPPです。

水と肥料、LEDのみで野菜を栽培し、個人客のほかレストランやホテル向けに販売しています。

一般的に農家で収穫された野菜は、農協や卸売業者などで不特定多数の人の手に触れ、温度変化にさらされ、食卓へ届くまでに数日かかり、消費者の手に届いてから痛み始めるまでの期間が短くなっています。

「野菜の物流ロスをなくしたい」、これが起業した理由のようです。



ジージーサプライでは注文を受けた後に野菜を収穫し、最短30分で自宅まで届けます。

新鮮な野菜のおいしさを知ってもらうと同時に、温暖化ガス排出削減やドライバー不測の解消など多くの課題解決につながるということが資金支援にもつながっているようです。

資金集めのために活用するのがふるさと納税制度です。



福岡市では2024年度から、市内に本店を置く社会解決型のスタートアップ向けに寄付を募り、その全額を補助金として渡す事業をはじめました。

約30社から応募があり、5月末には福岡市の創業支援拠点FCNでジージーサプライを含む10社が認定を受け、各社は7月2日から9月末までの間、目標額に達するまで寄付を集めます。



認定を受けた10社はふるさと納税は大きなチャンスとして捉えているようで、例えば増え続ける小学校教員の業務量を削減するためプログラミングや企業か教育に詳しい外部講師を学校に派遣する事業を行っている共育パレッドはその一つです。

寄付金は講師の情報を集約して掲載し、それを見た教員が授業を依頼できるプラットフォームの開発委託費用の一部などに充てるといいます。



小規模ながらもビジネスを通して社会課題の解決に取り組む企業を育てることが、東京都は違った強みを持つ都市への成長につながるのかもしれません。


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2024年07月03日

港のスマート化

中国で港湾のスマート化が進んでいます。

スマートポート(Smart Port)、港のスマート化とは、港の競争力と魅力を高めること全般を意味しています。

IoT、AI、ビッグデータなどを生かしたデジタル技術によって効率化、最適化を図ることだけではなく、同時に環境の持続可能性を増し、背後圏の都市や住民に対してもスマートであることを意味しています。



天津港第2コンテナふ頭は世界初の「スマート・ゼロカーボン港湾」として、コンテナの輸送から船積みまでの作業の全面無人化が実現しています。

天津港を運営管理する天津港集団は、自動コンテナ管理技術や人工知能輸送ロボット(ART)などの導入により、独自のスマート港湾システムを構築するとともに、風力発電機や太陽光発電機を設置し、港湾作業にクリーンな電力を供給する体制を整えました。

ARTは、LiDAR(ライダー)、カメラ、超音波レーダー、ミリ波レーダーなどの多くのセンサーを搭載し、中国独自の衛星測位システム「北斗」を活用し、障害物を検知しながら自ら走行ルートを決めて進むことができます。

第5世代移動通信システム(5G)を使った遠隔操作も可能です。

天津港では、風力・太陽光発電設備によって発電される電力は年間9,000万キロワット時に達し、消費電力の100%をクリーン電力で賄え、二酸化炭素(CO2)排出削減効果は年間7万5,000トンと、21万本の植樹に相当すします。



天津港は、北京・天津・河北エリア、および「三北」(西北、華北、東北西部)エリアの海の玄関口であり、中国の広域経済圏構想「一帯一路」の海と陸の連結点でもある国際ハブ港です。

世界のコンテナ取扱量港湾ランキングで常に上位10位内に入り、144本のコンテナ路線が乗り入れており、世界180カ国・地域の500港湾と貿易の往来があります。

中国は天津のほかに、1位の上海をはじめ寧波、深圳、青島、広州の6港が10位以内に入っていて、すべての港でスマート化が進んでいます。



スマート化によって、輸出に要する日数が半分になっただけでなく、米国や日本で人気を集めるアパレルのシーイン、テグだとか中国が世界で展開する越境ECなどに対しても強力に下支えしていることになっています。

中国でも、好きなときに働いて稼げるフードデリバリー、ライドシェアドライバーという職に人気が集まりますが、港の仕事は3Kで不人気でした。

スマート化で港湾作業の効率が4〜5割改善して省人化につなげ、労働環境も向上しました。



スマート化が進んでいるのは中国やシンガポールで、その一方で米国、欧州、日本は後れを取っているようで、今頃2024年問題として社会問題になっている日本とは大違いです。

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2024年07月02日

本場の味を求めて行列

  博多ラーメンで知られる福岡市、インバウンドの行列が日常の風景となっています。



  「一蘭」や「一風堂」など世界的に有名な豚骨ラーメン店の本店が集積し、行政もラーメンが楽しめる屋台を観光資源として発信に力を入れています。

  「一蘭」は飲食店が集積する中洲地区に本店を置き、国内で80店近く、海外ではニューヨークや香港、台湾にも出店しています。

  力のホールディングスが世界15ヵ国・地域で展開する「一風堂」の本店は中洲と並ぶ繁華街の天神地区にあります。



  スーツケースを携えた家族連れや友人同士など、「元祖」の味を求めて来店する海外客が客全体の半数に上るといいます。

  世界のラーメン愛好家が本場の味を求めて「聖地巡礼」に押し寄せているといった感じです。



  「博多に来たらぜひ、豚骨ラーメンを食べたい」という人は多いです。

  市内には有名なラーメン店が一堂に会するスポットも充実しています。

  キャナルシティの「ラーメンスタジアム」、JR博多駅の駅ビルに入る「博多らーめん街道」、福岡空港の「ラーメン滑走路」などがあり、連日多くの観光客でにぎわっています。



  「海外の人には『へいいらっしゃい』『ハイ替え玉』と店内で飛び交う声など、ラーメンの雰囲気全てが楽しい体験となる」ようです。

  北米などラーメン1杯2000円以上の価格が当たり前の地域もある中、数百円で満腹になれる値打ち感も魅力を高める要因となっているといいます。



  海外への出店や発信を通じて世界でも名が通り始めた福岡の「TONKOTU」文化ですが、その一方で市内ではトマトベースや魚介スープなど非とんこつ系の出店も目立ってきました。

  ラーメン激戦区 独自の進化を遂げているようです。
posted by 川上義幸 at 17:25| Comment(0) | TrackBack(0) | 日記

2024年07月01日

パリ五輪

  パリオリンピックの開幕まで、あと1か月を切りました。

  日本選手団の選手数は海外で行われる大会では史上最多となる400人余りとなる見通しで、7月の結団式を経て17日間の戦いに臨みます。



  パリオリンピックは1か月後の7月26日に、セーヌ川で行われる予定の開会式で開幕します。

  100年ぶりにフランスの首都・パリを中心に開催される大会では、32の競技のあわせて329種目におよそ1万人の選手が参加する見込みで、日本選手団の選手数は海外で行われる大会では2008年の北京大会の339人を上回り、史上最多の400人余りとなる見通しです。



  日本勢は、“お家芸”と呼ばれる柔道やレスリングのほか、スケートボードや新競技のブレイキンといったアーバンスポーツなどでメダル獲得が期待されています。

  また、世界ランキングで上位につけ、52年ぶりのメダル獲得をねらうバレーボール男子やバスケットボールなど団体競技の活躍にも関心が高まっていて、コロナ禍を経て再び観客が戻る17日間の大会で日本勢がどのような戦いを見せるか注目されます。



  パリオリンピックでは開催にあたって多くの課題も指摘されていて、トライアスロンなどの競技が行われる
セーヌ川の水質の改善が課題の1つとなっています。

  セーヌ川は、パリオリンピックでトライアスロンやマラソンスイミングの競技会場となっています。

  しかし、パリ市によりますと、市内の下水施設が古いため、まとまった雨が降ると処理しきれない下水があふれて川に流れ込んでしまうということで、選手たちが泳ぐためには水質の改善が必要だと指摘されてきまし
た。

  今回のパリオリンピックの中心的な取り組みの1つである「泳げるセーヌ川」を実現し、無事、競技ができるのかその対応に注目が高まっています。



  フランスでも真夏にあたる時期に開催されるオリンピックで課題となるのが暑さへの対策です。

  パリ市内では訪れる観客などのために町なかに給水器やミストを設置して対策が進められています。

  ヨーロッパでは去年、各地で記録的な猛暑となって40度を超えることもありました。

  東京大会は新型コロナウイルスの影響で原則、無観客でしたが、今回のパリ大会は多くの観客が世界中から訪れる見通しで、暑さ対策の重要性が増しています。



  パリオリンピックではテロへの警戒が高まる中、警備が大きな課題となっています。

  このうち開会式は、およそ1万人の選手がおよそ90隻の船に乗ってセーヌ川の6キロほどの距離をパレードする予定で、川沿いには、32万人余りの観客が訪れる見込みだということです。

  大会の組織委員会によりますと、夏の大会の開会式が競技場以外で行われるのは初めてだということで、多くの人が訪れるため、警備の難しさが指摘されています。

  地元当局は、開会式の8日前にあたる7月18日から、川の周辺にテロ警戒区域を設け、立ち入りを厳しく制限する予定です。


  一方で、テロ警戒区域に指定された地域の飲食店などからは、厳しい警備が営業に影響しかねないとして懸念の声があがっています。

posted by 川上義幸 at 05:55| Comment(0) | TrackBack(0) | 日記