円安や短期滞在査証(ビザ)の発給要件の緩和を受け、2014年の訪日外国人は過去最高の1300万人超に達した模様です。
そして、昨年の10月には単価の低い食料品や化粧品も免税対象となり、訪日消費は今後一段と増えそうです。
訪日の条件が整い、割安感が出てきた日本製品などを大量に買う「爆買い」が注目されています。
東京都心の百貨店、「買い物のために来た」という香港の主婦は、元旦初売りに婦人服ブランドの福袋を求めて売り場に向かいました。
また、中国から訪れた女性は、マツモトキヨシを訪れ、目当ての化粧品売り場に立つと、中国で買う半額に近いということで、ためらいなく次々と資生堂やコーセーなどの商品を買い物籠に入れたといいます。
お陰で同店は、昨年10月に免税対応を始めてから売り上げを前年比5割強増やすことが出来ました。
昨年12月に免税対応を始めたセブンイレブンでも連日、免税手続きを利用し、セブンイレブン限定の化粧品「雪肌粋」が纏め買いされたといいます。
訪日消費の恩恵は、東京だけに限りません。
訪日客の裾野が広がり、地方に足を延ばす人も増えています。
中国からのクルーズ船が長崎港へ寄航した長崎でも、浜市商店街で化粧品や家電製品を求める中国人でごった返します。
東日本大震災の影響で一時は海外客が落ち込んだ北海道ニセコ地区でも、客足が戻り、円安で消費額が急増しています。
このように、消費増税後のもたつく消費を支える存在として注目される訪日客ですが、その一方で「あの礼儀知らずを何とかしてくれ」と常連客の苦情が出る「副作用」もあるようです。
しかし、経済効果を考えると、少し大目に見ないといけないかもしれません。
2015年01月14日
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私には、なかなか境地に達することすらできませんが鳥の目”でみることは大事なことですね。