福岡市・天神の大型複合ビル「ワン・福岡・ビルディング(ワンビル)」がほぼ完成し、開業まで約2か月となりました。
運営する西鉄は、多様な価値観がまじわる「創造交差点」をワンビルのコンセプトに掲げ、ビル内外を飾る126点の多様な現代アート作品をその象徴と位置づけしています。
ビル地下2階の外壁には、天神地区の歴史をたどる年表を掲示し、天神地区の歴史を400年さかのぼることができます。
地下2階から地上5階の商業エリアには、福岡ゆかりのアーティストの作品を集めました。
エスカレーター横の壁面を飾るのは、福岡市出身の陶芸家、鹿児島睦氏が制作した大型の象嵌タイル作品で、水中や陸上の多様な生き物が描かれているようです。
共用部には、美術家ソー・ソウエン氏やイラストレーターのトーヤメグ氏の作品が展示されることになっています。
商業フロアとオフィスフロアをつなぐ6階の「スカイロビー」には、若手の注目アーティストの立体作品が並ぶようです。
大小島真木氏が2017年から展開する代表作「鯨の目」シリーズの一つや、福岡在住のスミタキシロウ氏の絵画など、ダイナミックな作品が予定されています。
ビル18〜19階にはいるホテルには、国内外で活躍する現代美術家、舘鼻則孝氏の新作約80点が集結し、大川市の伝統工芸品「大川組子」の職人、志岐浩美さんの工芸品を展示するフロアもあります。
再開発でビルの新陳代謝が進む天神地区で、新たなランドマークとなるワンビルですが、西鉄は商業やオフィスといった機能にとどまらない文化発信拠点としての仕掛けづくりに力を入れているようです。
2025年02月28日
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